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写真のばらは、ティネケと言う栽培用の白ばらです。これは、環境の悪い場所に、土作りもしないで、無造作に植えたバラです。勿論、肥料や消毒などしたことがありません。水さえ自然のままで、わざわざあげた事もありません。ただ、冬の剪定と花が咲き終わったら葉っぱを残して切る事位は、しています。日当たりも家の陰になってしまって、けっして良いとはいえません。ただ、水はけだけは、申し分ありません。温室で栽培する品種なので、病害虫には弱いはずです。これを植えた理由は、なにもしないでバラはどうなるのか、それを、観察したかったからです。切りバラとして温室で栽培しているバラは、徹底的に管理をします。理想の空間で、バラの生育に合わせて出来る限り手間暇をかけて、高品質のバラを栽培します。それに対して、この写真の白バラは、ただただ自然のままです。勿論、春には、アブラムシも付いていたし、夏にはダニも付いていました。ウドンコ病も頻繁に付いていました。ここで分かった事は、バラに限らず植物には、当たり前のことですが、自然治癒力がかなりある、と言う事実です。特に外の地植えのバラの場合、あまり手をかけすぎると放蕩息子のような、我が儘な弱いバラに育ってしまうのかもしれません。また、植える場所は、日当たりよりも水はけの良い場所を優先するべきだ、と言う事です。外植えのバラは、自然のサイクルに合わせる事も大事な事です。
2005.11.15
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こんな奇麗にバラが咲いていました。このバラはピンクピース。さすがに銘花、ピースの枝変わり。ピースの良さを十分引き継いでいます。
2009.04.07
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