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うさぎ仙人

うさぎ仙人

2006年01月12日
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・・・冬のさむい夜には鍋をツツイテお酒を飲んで四方山話でオイルが回りゆるゆるとすくんでいたカラダと閉じていたココロがほぐれて、アタマが温かくなってくると、あ~でもない、コ~デモナイと花が咲きはじめる。

 酒を飲み酔うことでいつも違う境地へお酒という発火スイッチが入り、次元の移動が始まることになるが、ただ何処で飲むのか、酌み交わす酒と相手、目の前に並ぶ料理とゆるやかでマッタリな時間が必要条件なのかも。

 一番はこちらのココロの在り様が大切なことはあたりまえで、あとはおまけみたいなもので周りがどうあれ愉しむことはできる。すこし贅沢を言いたくなるのが人情だろうか。

 思うような現実は毎度現われてはくれないので、現実に合わす特技を獲得すればどんな飲み屋も銀座の高級クラブへ変身するのです。まず変心だ。

 いろいろ妄想の飛躍があってドンちゃん騒ぎが一段落すると、何故かいつもそばかラーメンかうどん、麺類が食べたくなる。太るのは承知しながらも飲み終わった後にススルことになるんだョ。

 寒くなると酒を飲んでいないときには好きな鍋焼きうどんが思い出す。鍋が熱いときに半熟の卵をお汁を滲みさせながらチュウチュウと食べるのがすきなのです。それなのに最近、卵を鍋に落とさないで、厚焼き卵入りという鍋焼きに出会うことが多く、ガッカリしてしまう。何度も遇う。

 もう、これは鍋焼きうどんの恐ろしいほどの堕落といわず何と言おうか。


 鍋焼きの中へ、すでに厚焼きにした玉子を落として、イッタイ何になるんだ。 ・・・鍋で焼かずに・・・鍋焼きの意味がないじゃないか・・・。

 あのガリレオ・ガリレイだってむかし法廷に呼び出されたとき“こんなものは食えるか!”と言ったんじゃないかと思ったが・・・。



 それにしても、鍋焼きの中に半熟卵が入って、ぐらぐら煮えたっておツユが半熟の卵にしみこんでいるのをチュウチュウすする。それだけで冬の晩の寒さも、ひきかけた風邪も飛んでいきそうな気がするもんだけれども、厚焼き卵にはそんな親身な熱さは浸透してこない。・・・ダメだ・・・堕落だ。

   ・・・誰があんなバカなものを出し始めたんだ。

 そんなお店に入ったなら、おごそかに抗議しようじゃないか、このままでは文化も伝統も民族の未来も憂えられる。・・・厳かに抗議だ・・・。

 ついこの間、酔ってそんなことが頭をヨギッタが、ツマラナイ事を針小棒大に膨らませやすいのがヨッパライの特技だが、でも、厚焼き卵はユルセナイな~と、酔いがさめても思う。・・・食べものの恨みはシブトイぞ~。





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最終更新日  2006年01月12日 13時15分33秒
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