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短編集私が、はじめて浅田次郎さんを読んだ物語。「懈(シエ)」」これが、正真正銘はじめての浅田次郎さん作品。もう、一気に読んだ。不思議な物語で、イメージとして持っていた浅田次郎さんが崩れていって、こんな夢のような話を書く人なんだと思った。”不幸の分だけ、ちゃんと幸せになれるよ。ほんとだよ。”死にゆくシエのことば…「姫椿」バブルがはじけて、こんな思いを抱えてる人がたくさんいることだろう。八方塞り…そんな主人公の前に、奇跡のように現れた過去の思い出の場所。そこには、変わらぬ人々がいて、主人公を昔と変わらず暖かく迎えてくれた。心底、ほっとする。「永遠のみどり」みどりは、競馬場の芝生であり、死んでしまった妻のなまえでもある。風変わりな大学教授とその娘の物語。心暖まり、泣けてしまう。
2004/07/31
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短編集。「スターダスト・レヴュー」 オーケストラのチェロリストだった主人公が、大学の同期、今ではオーケストラの指揮者のコンサートが行われていることを偶然見つけそこを訪れたことから始まる。胸がきゅっと痛む物語だった。「うたかた」夫婦の物語。せつないんだけど暖かい…「ファイナル・ラック」競馬の知識はひとつもないのだけど、印象的。主人公といっしょにおけら街道を歩いていたかのよう。「見知らぬ妻へ」泣ける、泣ける、泣ける。純粋で一途、そんな姿に泣ける…浅田次郎さんて、なんてロマンチスト…
2004/07/30
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1970年代、東京、今は地名がなくなってしまった青山、麻布、六本木の台地にはさまれた谷あいの町に住む若者たちの物語。そこには、どこか物悲しいような雰囲気が漂っていて、でも、今ではわすれさられてしまった”粋”が感じられた。写真館を営む主人公の自宅。そこには、頑固者のいまだ現役のおじいさんがいて、婿養子の主人公の父は、師でもあるおじいさんを尊敬している。もう、写真の腕はとうにどうしようもなくなっているのだが…「雛の花」というものがたりが、余韻があって好き。「青い花火」は、手に汗にぎり、「卒業写真」には、感動を…
2004/07/28
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短編集。「朱塗りの三段重」 お嫁さんがいい。こんな感じで、マイペースに生きていけたらいいな。「子供たちの晩餐」ヤッター!子供たちの反撃だ。胸がスカッとするかも?「晴れた空の下で」泣いてしまった。江國香織さんの物語ではじめて泣いたかもしれない。愛し合うというのは、こんなことなのかな?「さくらんぼパイ」考えさせられた。元妻の気持ち、元夫の気持ち。娘の気持ち。最後に元夫が、元妻に言った言葉が、素敵だった。「特別な早朝」クリスマスに孤独な同級生どうし。恋が始まりそうな予感のするかわいらしい物語。
2004/07/26
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人間が、アフリカで誕生してその後、大いなる旅をした。その最終地点は、南米。そこから、誕生の地アフリカまでの、逆コースをたどって、人力での旅の記録である。南米には、日本人と同じ顔をもった人たちがいて、その人たちはどこから?という疑問から始まった旅。10年の歳月をかけて、ゴールした関野吉晴さんは、すばらしい。そして、地球にはたくさんの人種。たくさんの暮らし方。たくさんの幸せの基準がある。そして、まだまだ地球には大自然が残っている。でも、開発のための破壊も随所に見られる。そんなことを教えられた。大切な物語でした。
2004/07/25
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京都霊長類研究所にいるチンパンジー”アイ”が、おかあさんになった。その育児記録。子供の名前は、アユム。ほかに、2人のチンパンジーがほぼ同時期に、子育てを始めいてそれぞれに、持って産まれた性格があったりでおもしろい。人類に最も近い遺伝子をもったチンパンジーを知ることによって、人類の進化の過程を知ることになる。昨日の日記の「GO」にどこか、通じるものがあるような・・アイの子育ては、寛容で、こどもになにも求めていない。純粋に子育てに励む姿は、とても感動を覚えた。本来の子供と母親の姿だと…
2004/07/23
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軽快な文章。好きな文体でした。でも、テーマは壮大。在日韓国人の少年と日本人の少女の恋物語。映画を先に観たのだけど、どちらもよかった。人間の差別する心はどこからきたのか?人類をどんどん、どんどんさかのぼっていくとアフリカで産まれたたった一人の女性にたどり着く。大きな眼で見れば、みんな人類はその女性の子供。だったら、どうして同じ人間なのに、差別をするんだろう?そんなことを教えられた物語でした。
2004/07/22
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謎を知りたくって、読み進んだ。でも、読み終えるまでずいぶん時間がかかってしまって…作者は何を言いたかったのだろう?私の頭では、理解不能だった。物語のなかにながれる静かで、ロマンチックな感じはととても、素敵だったけど…
2004/07/17
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短編集。なかでも「サマーブランケット」が、印象に残ってる。浜辺の家に住んでいる主人公。そこへ、若いカップルがやってくる。ブランケットは、とても大きく浜辺にそれをしいて、手を果汁にべたべたにしながら、果実を食べる。ブランケットは、何を象徴してるんだろう?つらつらと続く物語にひき込まれてしまった…
2004/07/14
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二人の女の人の友情というか、そんなものと彼女たちの恋愛の物語。果歩は、過去の恋を引きずってそのなかで暮らしてる。そんな果歩を歯がゆく思いながらも、自らは骨ごと溶けるような遠距離恋愛におちている静枝。果歩に手放しで恋をしている中野君。そんな3人の恋の行方は…ラストは、おもいっきりハッピー!
2004/07/12
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江國香織の小説に登場する女の人は、変わってる人が多い。なかでも、この小説に登場する華子は、ほんとうにつかみどころがない。でも、みんな華子が好き。8年もの同棲生活を華子に出会って3日目にピリオドをうってしまった健吾。取り残されてしまった梨果。健吾は一途に華子を想い。梨果は、一途に健吾を想う。そんな梨果と華子がいっしょに暮らす様になって…せつない気持ちが、どうしようもないまま過ぎてゆく。そうして、ラストは…
2004/07/09
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ある日、突然やってきた小鳥ちゃん。小鳥ちゃんは、とっても素直。主人公の恋人にやきもちを焼いてみたり、変なこだわりをもっていたり。とっても可愛らしい。恋するときこんなに素直ならいいのにって思えてしまう。主人公もとっても優しい。彼女も優しい。そんな小鳥ちゃんなんだけれども、主人公の知らない世界をもっていたのには、びっくり。小鳥ちゃんのように、こだわりを持って、素直で意地悪で可愛らしく生きていくのもいいものよね?
2004/07/06
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直木賞受賞作。12の短編の物語。「私は独身女のように自由で、既婚女のように孤独だ」という文章に、ドキッとする。独身女というのは、まぁそんなものだろうと思えて、既婚女というところで、ドキッ。『溝』という物語は、わっかる~ってかんじ。
2004/07/05
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へんてこな家族の物語。浮世離れしてる… 淡々とその人たちの日常が書かれていて、退屈しながらも何故だか読み進んでしまう。主人公の彼氏がとっても優しくって、素敵だなと思いながら。子供のまま大人になってしまった主人公。同じような私がそれを読んでるんで、なんだか惹かれるのかもしれないけど。
2004/07/03
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