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2013.02.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
尿が多い、あるいは少ない、と言って病院に来られる患者さんがいます。尿が多いと訴える患者さんの中には、トイレに行く回数が多くて、1回の尿の量は少ない場合もあります。ほんとうに1日の尿量が多いのを多尿と呼ぶのに対し(普通は1日1~1.5リットルですが、3リットル以上出る場合を多尿と呼んでいます)、1日の尿量は変わらなくても回数だけが多い場合を頻尿と呼んで区別しています。これは全く別の病気であることが多いからです。

尿が少ない、と言って来られる患者さんも多く、特に女性に多いのが特徴です。とにかく"おかしい"と思ったら我慢せずに受診されることを勧めます。この場合、1日にトイレに行く回数や、1回の尿量、1日合計の尿量などをチェックして、診察を受ける時に言って頂けると、我々医師は非常に参考になります。受診して"尿の出方がおかしい"などと言ったら、すぐに膀胱にカテ-テルなどを入れて検査されるのではないか、と心配される方も多いと思いますが、このような検査を必要とするのは稀です。 1日の尿量が3リットル以上出るような場合を多尿と呼んでいます。毎日3リットル以上も尿が出る方は、一度受診されることを勧めます。

原因は様々です。最も単純な原因は水分をたくさんとるから尿がたくさん出るということであり、毎日ビ-ルを3リットル飲めば、3リットル以上の尿が出るのは当然で、異常ではありません。神経質な方で非常にたくさんの水分をとられる場合もあります。

さらに異常にのどが乾く場合があります。最も多いのが糖尿病で、血液中の糖分の濃度が高くなると血液が濃くなり(浸透圧が上昇する)、喉が渇き水分をたくさんとります。また、尿に糖が下りると尿を濃くする働きが悪くなり、尿の量が増えるのも原因です。

一般に尿の量は脳の下垂体後葉と呼ばれる部分から分泌されるホルモン(抗利尿ホルモン;尿の量を調節する)と、腎臓がうまく調和して働くことにより調節されています。しかし、なんらかの病気でこのホルモンの出が悪くなったり、ホルモンの出方は正常でも、腎臓でのホルモンの作用が低下するような場合には尿の量は異常に多くなります。もちろん、尿がたくさん出るために、逆に喉が渇いてたくさんの水分をとるようになります。このような病気を尿崩症と呼びます。 尿が少ない、と言って来られる患者さんのほとんどは、体がむくむ(浮腫)などの別の症状も訴えることがほとんどです。詳しくは、「むくみ(浮腫)とは」の項を参照して下さい。逆にむくみ(浮腫)などの症状が無く、尿が少ない、という症状だけで来院される患者さんは非常に少ないのが実情です。

ほんとうに尿の量が少ない場合を乏尿と呼びます。これは1日0.4リットル(400ml)以下の場合です。尿の量がこれ以下になれば、体の中で生じた老廃物、すなわち《ゴミ》を完全に尿に排泄することが出来なくなり、体の中に蓄積することになるからです。これは腎不全などの特殊な病気で起こります。尿が全く出ない場合を無尿(1日50ml以下)と呼びます。なぜ乏尿と無尿を区別するかと言うと、その原因が異なることが多いからです。尿意があるにもかかわらず、全く尿が出ない場合を尿閉と呼び、前立腺が腫れたりして起こります。
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最終更新日  2013.02.01 12:37:59
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