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hamuoさん

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2002年09月14日
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 最近ドラムブームが僕の中で巻き起こっているという話は以前にしたと思うが、そんな僕の心を乱しまくりのドラマーが参加しているアルバムがまたまた発売。ブランフォード・マルサリスの新作である。
 ブランフォードのバンドのドラムはおそらくこの15年くらいずっとジェフ・ティン・ワッツが勤めているが、このアルバムを聴いても、ブランフォードが彼を手放さない理由はわかる気がする。その音に対するレスポンスといい、音楽全体にアクセントをつけるセンスといい、まさに抜群である。

 ブランフォードは最近長らく契約していたソニーをやめて、地元ニューオリンズに帰って自分のレーベルを立ち上げた。このアルバムはそのレーベルの第1弾として発売されたものだけれど、大手レーベルの呪縛から解き放たれて、本当にやりたかったコテコテのジャズをやっている。アルバムのタイトルを見てもわかる通り、コンセプトは歴史上のジャズの巨人たちの足跡をたどっていくというものであるが、そのやり方はウィントンのように堅苦しいものではなく(僕はいまのウィントンの音楽を全然面白いとおもわない)、偉大な巨人達の功績をたたえつつも、今のジャズを作り上げようという意欲がひしひしと伝わってくる。

 このアルバムの目玉は2つでともにテナーの歴史を語る上では欠かすことのできないソニー・ロリンズとジョン・コルトレーンという2人に真っ向から挑んでいるという点である。2人の作った組曲を演奏しているが、それぞれの曲で二人の特徴をうまく捉えながらも、自分の音楽として消化しているので、全くお勉強くささがなく、格好いい。
 特にコルトレーンにささげた『至上の愛』は最高で、聴いていて本当に興奮した。ちょうど昨年彼がBuleNoteにきた時、生でこのバンドの至上の愛を聴いたのだけれど、このアルバムを聴いているとあの時の興奮がよみがえり、嬉しくなってしまった。
 至上の愛という曲は本家のコルトレーンの思想的なバックグラウンドとかをいろいろ語られて、堅苦しいという人が結構いるけれども、純粋に音楽として聴いても、こんなに格好いい曲はないと僕は信じているので、そんなスタンスでこの曲をここまで正面から取り上げるブランフォードの勇気とその実力を心から称えたいと思う。

本当にすばらしい!!ワッツのドラムも最高だし、カルデラッツォのピアノもスピード感抜群で最高である。
多分このバンドは今のジャズ界でも最高クラスのバンドなので、いまさら褒め称える必要もないかも知れないけれども、とてもいいので、多くの人に聴いてもらいたい。

ブランフォード





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最終更新日  2002年09月15日 04時28分42秒
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