君の世界が終わるまで

君の世界が終わるまで

2006.12.27
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テーマ: 『BLEACH』(618)
カテゴリ: BLEACH-妄想-
今日も特に日記としては書く事がないので仕事中に書き上げたSSをば。
実は随分前に口内炎で悩まされてたとき考えてたお話なんですけどね、
今やあの頃考えてた結末は忘れたので結局在り来たりなお話になりました。
白一だけど一護アイドル化ですので興味のある方のみご覧下さい♪

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【口内炎】



っという事実が早くも瀞霊廷内に伝わった。
こんなどうでもいい情報が早く伝わるのだからソウルソサエティは至って平和ということだろう。
この事実を聞きつけた護廷十三隊の隊長、副隊長たちは一護の元へ即座にやってきた。
「口内炎になったってのは本当か?!」
まず口を開いたのは九番隊の副隊長の修兵。
一護に飛び掛る勢いでやってきては一護の肩をガッシリ掴んで後ずさりしたくなるほど物凄い形相で問うてきた。
「うぉっ・・あ、ああ。この辺にな。てか何で知ってンだ?」
左頬の奥歯がある辺りの口内炎があるとこを指しながら「飯が食いづらくて仕方ねぇ」と言った。
「それは大変やねぇ、僕が口移で食べさせてあげてもえぇよ?」
ニヤリと口の端を高く持ち上げて笑う狐目男、三番隊の隊長ギンがその独特の訛りからか、からかいとも取れる口調で言った。
「いらねーよ気色悪ィな。」
だがそれもアッサリと跳ね除けられてしまった。
「口内炎には蜂蜜が良いと聞く。特別に私の蜂蜜をやろう。」
二番隊隊長の砕蜂が小瓶に入った高級そうな蜂蜜を差し出してくれた。
しかし蜂蜜を口内炎に塗ると飛び上がってしまうほど染みる。
一護はそれを痛いほど・・それこそ身に染みて知っていた。
「あー・・どもッス。」
それでも砕蜂の心遣いを無碍には出来ず有難く戴いておいた。
「口内炎が出来ただなんて、体調でも崩したのかい?」
万年体調不良の男、十三番隊の隊長浮竹がヤケに元気そうな顔で言った。
「あ、浮竹さん。今日は体調良さそうだな。俺も別に体調悪いわけじゃねーンだけど。」
「それなら何か悩み事とかあるンじゃないのかい?」
女物の着物を羽織った奇天烈な男、八番隊隊長の京楽がニヤけ顔で問う。
「ストレスとかかもしれないよ。疲れてるンじゃない?黒崎君。」
三番隊副官のイヅルが京楽に続いて言う。
何だか同士を求めているような言い方だ。
「ストレスねぇ・・」
「ストレスってンならあれだろ、原因は・・・」
面白刺青眉毛の赤い髪をした男、六番隊副隊長の恋次が腕を組んで偉そうに一護を見下ろす。
「原因は朽木隊長、かな。」
恋次の言葉尻を横から攫って続けたのは五番隊隊長の藍染。
眼鏡が胡散臭い・・・もとい優しそうな印象を与え、親しみ易い口調で告げた。
「何で白哉がストレスの原因になるンだよ。」
「だってアンタいっつも朽木隊長に振り回されてるじゃない。」
答えたのは豊満で魅力的な肢体を持つ十番隊副隊長の乱菊だ。
振り回されていると言うのなら彼女の上司である日番谷には一体どれ程口内炎が出来ているのだろうか。
「一護も一護よ。何であんな冷徹で人を見下したような俺様男が良いのよ。」
「な、何言ってっっ!!」
「冷徹な男とは、私のことか。」
一気にその場の温度が氷点下にまで下がったように思えた。
まるで日番谷が斬魄刀を解放させたのではと思う程に空気は凍りついた。
「白哉。」
その場に居た死神全員が凍りついたというのに一護は平然と空気を凍らせた男に声をかけた。
やってきたのは氷雪系の斬魄刀を持つ日番谷ではなく六番隊隊長の白哉。
ちなみに斬魄刀は春の温かさを思わせる千本桜という名なのだが本人は全く小春日和など感じさせない冷たい空気を纏っている。
「こんな所で何をしている一護。」
「ん?あー何か口内炎出来てるってこと皆知っててストレスが原因じゃねぇかって言われて・・・」
「口内炎?痛むのか。」
「んーまぁちょっとはな。飯食いづらいってくらい。」
「それで、そのストレスの原因が私だと言う事か。」
「何か、そう言われた。」
これには一護も気まずそうに答えた。
白哉が原因だと言われる心当たりがないわけではない、むしろあり過ぎるくらいだと思った。
「そうか、それならば責任を持って治してやらねばならぬな。」
「え?治せるのか?」
「鬼道を使えば容易いことだ。」
「へぇ~鬼道って便利なんだ―――んっ!?」
流れるような所作で顎を捕まれたかと思うと上を向かされ白哉は一護の唇を奪った。
ちょうど口を開いた状態で口付けたために舌はすんなりと口内へ侵入することが出来、白哉の舌は何かを探るように縦横無尽に一護の口内を舐め回した。
「んっ・・んっ!ふ、ぅ・・・」
白哉の舌に翻弄され一護の瞳は次第に濡れていった。
その様を見ていた死神たちは目をパチクリさせて魅入ってしまった。
一護の切ない表情にゴクリと生唾を飲む不埒な輩もいる。
乱菊に至ってはカメラ持ってくれば良かったなどと思っていた。
白哉の舌はある一点を探り当て、そこに舌先を当てておきながら霊力を集中させた。
一護の内側の頬は徐々に心地良いほど熱くなり、一護の表情も恍惚としたものに変わっていく。
「ふっ・・はぁ・・・」
漸く離れた唇にツと透明な糸が流れた。
「っ・・・てめっ、何すんだよ!口内炎が痛ぇっつってンだろうがっ!!」
「痛むか?」
「は?だからっ・・・」
「まだ痛むか?」
「え?あー・・・痛く、ねぇ?」
「そうか、それは良かった。」
「・・・アリガトな。」
「礼には及ばぬ。」
「・・・・・・・ってそーじゃねぇよ!人前で変なことすンなっつってンだろ!!」
「変なこととは何だ?」
「っ・・っからキスだよ!」
「"きす"とは何だ?」
「だ、だか・・・あーもうっ!!」
真顔で一護の怒声を聞きながらも悪いとも思っていない白哉。
それに更に声を張り上げる一護を見て周りで見ていた死神たちは皆一様に、
「やっぱりストレスの原因は朽木隊長だな。」
と納得したのであった。



完。
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何か中途半端ですみません(>_<)でもこれでいいのwww
さて明日で仕事納めで29日から1月3日まで冬休みです♪

明日は午前中だけ仕事で午後からは大掃除、15時から16時まで納会です。
お酒とかジュースとかおつまみが出るらしいw
その後は母と横浜でお買い物です♪29日に着て行く服を探しに行くぞー!!
ていうか結局大掃除らしい大掃除が出来なかった・・(-_-;)
とりあえずうず高く積みあがってた洗濯物はきちんと仕舞った、掃除機もかけた。
あ。来月のサイトデザイン&TOP絵がない。どーしよう・・TOP絵は年賀状使いまわすか(;_;)





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Last updated  2006.12.28 00:04:19
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