2011年03月30日
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テーマ: 地震情報(636)
カテゴリ: カテゴリ未分類

福島市土湯温泉観光協会職員のブログに「東北人は負けん!」の書を見つけました。

ご覧ください。 http://blogs.yahoo.co.jp/spa_tsuchiyu/64190724.html

昨夜のNHKニュース。おどろきました。

福島県二本松市の岳(だけ)温泉にある老舗の温泉旅館「松渓園(しょうけいえん)」が事業を停止し、任意整理に入ったとのこと。

東日本大震災:老舗・佐藤旅館、震災被害で廃業--二本松・岳温泉 /福島

毎日新聞

 民間信用調査会社の帝国データバンク福島支店によると、二本松市の岳温泉で「庭園の宿松渓苑」を営む佐藤旅館(佐藤俊夫社長)が23日、事業を停止し、任意整理に入った。負債総額は約7億2800万円。
 同旅館は1906(明治39)年創業の老舗。85年に約5億円を投じて改築し、松渓苑と改称した。92年3月期には約5億円の売り上げを計上したが、温泉街の低迷に加え、設備投資に伴う借り入れの増加で債務超過に陥った。10年3月期の売上高は約3億1600万円。
 東日本大震災で露天風呂や客室に被害を受け、休業。新たな設備投資は不可能と判断し、廃業を決めたという。【関雄輔】

私は、一、二度日帰り温泉でお邪魔させていただいただけですが、その趣のあるたたずまいは、岳温泉のなかでも際立っていました。105年の歴史を自分の代で絶やすことを決断せざるを得ない方々の思い、いかほどにつらいものでしょうか。

NHKニュースによると、若女将は、地震で旅館自体にも被害は出たものの再建を考えられていたそうです。それが一転、廃業に追い込まれたのは、5月のGWにまで及んだキャンセルだったそうです。キャンセルの×が並ぶ、予約台帳が映し出されました。

「あたりまえにあったものが、突然なくなってしまいました。明日から自分もどこに行けばいいのかわかりません」。85年には、大きな改装も行い、女将のブログからは、新しいステップに向けた意欲が伝わってきました。

「わかば女将の奮闘ブログ・わかば日記」 http://wakaba.shokeien.com/2010/06/post-72.html

地震、津波、物資の不足。三重苦、四重苦のなかでも、将来の営業再開に生きる夢をかけて、ささやかな歩みを進めようとする福島県の被災地の経営者や農民に、さらに将来に夢をかけることすら奪ってしまう原発の影響。

福島労働局は30日、「福島第1原発事故の影響で、半径30キロ圏内の事業所で働く約5万8000人の大半が失業する可能性がある」との見方を示しています。 http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011032901025

地震や津波は天災です。

しかし、すこしづつでも復興をめざす人々の歩みを、国や自治体、企業が支えきれないのであれば、それは人災に他なりません。

東京電力の勝俣会長が、今日、謝罪の記者会見をしたそうです。そうです、3月30日になってです。「ご心配と、ご迷惑をおかけして・・・。福島第一原発1-4号機は廃炉とします」

そんなことは、だれからみても明らかです。5,6号基、第二原発の4基の合計6基は残したい、そういう会見に私には聞こえました。全国に54基ある原発のうち、10基をたった一県で引き受けてきた福島です。この事態に及んでも6基を継続したいという言葉に、市民の不安と怒り、空気と水、土をけがされた悲しみが、みえているのでしょうか。

勝俣会長は、補償について「今は算定する余裕がない」と述べた。「余裕がない」のは被災者の方だ。

東京電力の内部留保は4兆円です。福島第一原発の建設を請け負った、東芝、日立、アメリカのGE。内部留保の総額はゆうに10兆円を超えます。それだけの資金があれば、被災地で明日の夢をとざされた人たちに、いますぐ、具体的な希望を与えることができるはずです。

故・木川田一隆(きかわだ かずたか)氏。ごぞんじですか?東京電力の社長・会長を歴任し、経済同友会の代表幹事も務めた方です。氏は生前、企業の社会的責任を説き続けたと聞きました。東京電力はいま先人の哲学に学ぶべきです。

国と福島県には、県浜通り(沿海部)を中心として被災した方々の避難先として、岳温泉、飯坂、土湯、高湯、会津の温泉観光協会などと連携し、温泉旅館を活用してほしい。そうすれば、被災者は暖かい温泉でひと時を過ごし、旅館はこの危機を乗り切れる。岩手県ではこの取り組みは始まっているそうです。

佐藤福島県政は、35年たった老朽機、第一原発3号基でのプルサーマルに「安全」のお墨付きを与え、国とともに推進してきた。これは世界に例がない。前県政の慎重姿勢を転換し、国とともに原発推進を担ってきた佐藤県政は、東電と同じく重大な責任があることを自覚すべきです。

松渓園さん。今は何もできませんが、福島県人はみんな応援しています。時間をかけてもなんとか再建をめざしていただきたい。福島の豊かな自然と観光の復興のシンボルとして。みんな、みんな、心から応援しています。






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最終更新日  2011年03月30日 19時10分51秒
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