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2007.01.04
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カテゴリ: Other League
あけましておめでとうございます。
今年もサッカーについて色々と書いていきたいと思います。
多少コアになったり、長文になる場合もありますが、よろしくお願いします。


さて今年1発目の話題はシュラウドラッフの移籍である。
冬の移籍市場も開き、戦力補強を考えるクラブや、余剰人員を整理しようとするクラブが、1ヶ月という短い期間を利用して、いかに戦力アップを成し遂げられるか動き出している。

バイエルンが早速動き、同じブンデスリーガのアーヘンに所属するFWシュラウドラッフと来シーズンからの3年契約で獲得した。移籍金は1億6千万円。昨年後半は代表にも召集され、ドイツ杯ではバイエルンを敗退に導いた殊勲者として注目されていた。クラブはFWの一角に食い込むほどの活躍と、未だ埋められずにいるバラックの後継者として期待を寄せているらしい。


それにしても、やはりバイエルンというクラブはドイツ人にとって魅力があるのだろう。ダイスラーやシュバインシュタイガーは元から在籍していたが、昨シーズンまでの中心であったバラックやポドルスキーは移籍組であり、ドイツ人でなくともルシオやイスマエルなども他のブンデスリーガのクラブから移籍した選手である。

どうも1つのクラブが独占しようとする光景が某球団と重なって、ぼくはバイエルンがイマイチ好きにはなれない。だからこのニュースを知ったときも「お前もか」と感じたことは否定できない。しかしシュラウドラッフのコメントをよく読んでみると、コメントに嘘偽りがなければ、この選手(あるいは代理人)はなかなかの策士なのではないかと思う。

「自分にとってはサッカー面での将来性が重要だった。ブレーメンであろうとドルトムントであろうと、競争があるのはどこでも同じだ。前進できるという確信がなかったら、バイエルン移籍という一歩は踏み出さなかった。バイエルンに決めたのは、自分に合っていると感じたからだ。バイエルンなら背番号10のポジションでプレーできると思ったことも一因だ。ブレーメンでは、そのポジションでジエゴがプレーしていて非常にうまくいっている。それだけでなく、クローゼの去就についてもまだ明らかになっていない。また、ブレーメンにはハントとジダンという自分によく似たタイプのプレーヤーが2人いる。」



もちろんどんなスポーツ選手でも試合に出たいと考える。出場機会が少なくなれば出番を求めて移籍を考えるだろうから、シュラウドラッフの本心は当然といえば当然である。しかしそれをそのままコメントしてしまえば、悪い印象を周囲に与えることになり、イメージダウンにつながる。そこで先に体裁良いコメントを出すことで、年齢が若いことも相成って、出来るだけイメージを保ったまま移籍を合意させようとした。


シュラウドラッフは何て汚い男なんだ、と思うかもしれない。しかしよく考えると、先に否定した「将来を考えて」発言は本心かもしれない。

先にも書いたように、バイエルンにはドイツ代表の常連や各国の代表クラスが揃っている。ブレーメンよりも競争が少ないかもしれないが、競争に負けたところで、よく言われる代表クラスの練習を肌で毎日感じることで必ず何かが学べるだろうし、自分にとってマイナスになることは決してない。

またチャンピオンズリーグの出場権もバイエルンを選んだ理由の1つだろう。
今シーズンのチャンピオンズリーグの予選を突破したドイツ勢は、ブレーメンの不運はあったものの、バイエルンのみ。また世界中で名前が広く知られているのもブレーメンではなくバイエルンである。ということはバイエルンに移籍したほうがチャンピオンズリーグで出場できるチャンスがあり、1回戦の相手であるレアル戦で活躍しようものなら、バイエルン同様にシュラウドラッフの名も世界中に知れ渡ることになる。そうなれば海外のビッグクラブへの移籍や代表の常連に名を連ねることも不可能ではない。


もしこれらの考えが理由なら、今回の移籍はやはり必然である。そして能力はもちろんのこと、本人も代理人もかなりの策士である。策士が策に溺れるか、それは現時点では分からない。



ほな、また。





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Last updated  2007.01.05 00:05:59
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