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2007.02.20
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カテゴリ: Other League
現在オランダのAZで指揮を執るルイス・ファンハール監督がコメントしていた。

 だから私はスペイン代表の監督になりたい。
 スペインは勝つための信念と今まで以上の信念が必要だ。
 だからこそ、スペインにはファンハールが必要である。」

スペイン代表は先日、イングランドと親善試合を戦い勝利は収めたものの、メディアの評判はあまり芳しくない。それというのも現在進行中の、2008年EUROの予選での不振が最大の理由であり、アラゴネス監督の進退問題が絶えず議論の的になっている。国によって試合数にばらつきはあるものの勝点3のグループ5位。1試合消化の多い首位スウェーデンに勝点で7も離されている。次回3月に行われる予選では2位デンマーク(スペインと同試合数の勝点7)と戦うが、ここで敗れるようなことがあれば解任は必至の状況であり、そうなれば後任候補に注目が集まるわけだが、ファンハールは自分こそが最適だと考えているようだ。


ファンハールはバルセロナについてもコメントしている。
「ライカールトは2度のリーガとチャンピオンズリーグを獲得し、
 素晴らしい仕事をしている。

 ただ、バルセロナが約310億円もの予算を持っているのに対し、
 AZは約8億円しかない。
 それ以外には小さな差しかない。」
「私がバルセロナにいた時はロナウジーニョを獲得するようなお金がなかった。
 ライカールトは10人から15人もの選手を獲得することができた。
 今のバルサはお金がたくさんあり、
 在籍する選手がダメならほかの選手を買うことができる。
 私が率いてきた時代には下部組織に多くの注意が払われていたが今はそれがない。」

ファンハールは監督としてのキャリアをオランダのアヤックスでスタートさせ、95年にはチャンピオンズリーグを制覇。97年から2000年と2002年の2度に渡りバルセロナの監督に就任し、2004年から現在のAZで指揮を執っている。

このコメントだけを見れば、そして彼がどんな監督かを知らなければ、ファンハールは偉大な監督であり、監督としての資質を十分に備えた名監督だと思うだろう。
確かに1度でもチャンピオンズリーグを制したことのある監督である。それなりに有能な監督であろう。しかしそんなに持ち上げるほどの監督でもないことは、揚げ足を取るには十分すぎるほどの実績やデータが裏付けてある。



続いてスペイン、バルセロナ時代。ライカールト同様、2度に渡る3年半の間にリーガを2度制覇しているが、チャンピオンズリーグ制覇はなかった。
現在世界中から羨望の眼差しで注目を集めているライカールト率いるバルセロナだが、ファンハールのコメントは、そんなライカールトと自身を同列に見ており、そしてクラブの予算を比較することで、さも自身の方が名監督であるとアピールしているようにしか感じ取れない。

また2つ目のコメントを見れば「現在のようにお金もなく、下部の選手を使うしかなかった」と言うが、ファンハールガバルセロナ時代に獲得した選手はレイツィハー、リバウド、デュガリー、デブール兄弟、コクー、ゼンデン、リトマネン、メンディエタ、リケルメ等々、確かにロナウジーニョクラスの選手はいないもののリバウドやリケルメなど確かな実力を持った選手ばかりであり、さらに言えばその2人を除いてほぼ全ての選手が自分の望んだ選手なのである。しかもアヤックス時代の愛弟子たちを呼び集めているのである。リケルメのように、不要な選手なのにクラブが勝手に獲得したというような選手たちではないのである。なのにバルセロナではチャンピオンズリーグを獲得できなかったのは、やはりそれなりの資質しかなかったといわざるをえない。


バルセロナを退団した理由として結果が出なかったことと、もう1つ上記のように自身の教え子たちを集めて、下部の選手を冷遇したことでファンとの確執があった。これは言動とは正反対の行動であり、それでも辞任の際には「私がこのクラブの最高の監督であったと確信している」とコメントしている。

これだけの自意識過剰っぷりには呆れる以外の何物でもなく、予算がどうだとかクラブがどうだとか言う前に、その大きく開いた口と態度を改めてもらいたいものだ。スペイン代表監督の件についてもそうである。

 この素晴らしい私が代表監督になるのがふさわしい。
 それにこれだけの選手が揃っていれば、私が何もしなくても普通に戦えば勝てるでしょ。
 そうすれば私の株も上がるというものだ。」



ほな、また。 





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Last updated  2007.02.21 02:18:23
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