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2007.11.23
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カテゴリ: National Team
イングランドがユーロ本選に進めなかったのは1984年以来、28年ぶりのことである。

聖地ウェンブリーでクロアチアと最終戦を行ったイングランドは、引き分け以上で本選出場を決めることが出来る状況だったが、結果はご存知の通り2対3で敗れてしまった。マクラーレン監督は翌朝に解任を言い渡され、メディアの批判を浴びてしまっている。

もちろん予感がなかったわけではない。
クロアチア、ロシア、イスラエルとの同居が決まった段階で一抹の不安は覚えていた。彼国に共通する個人的イメージは「粘り」「巧み」「難敵」だった。そして最大の敵はロシアとも思った。ヒディングが監督に就任したのだから、それも当然だった。

アウェイでのクロアチア戦。
相手に合わせてフォーメーションを変更して臨んだイングランドだったが、クロアチアのほうが一枚上で彼らもまた変更を施してきた。成功したのはクロアチアであり、バックパスをロビンソンがミスして失点するという場面もあった。

その後は下位国相手に順調に白星を積み重ね、2位を堅持したまま迎えたアウェイでのロシア戦。
勝てば本選出場が決まる試合で、慣れない人工芝に戸惑いながらもルーニーのゴールで先制。だが逆転を許し3位に転落。

残すはイングランド1試合、ロシア2試合。


イングランドの最終戦はクロアチア。ロシアはアンドラとの試合。
だがイングランドはリオとテリーのCBコンビと、オーウェンとルーニーの2トップが出場できない異常事態。さらにはベッカムを先発で使わず、ミスの経験があるロビンソンもベンチからスタートさせるギャンブルにマクラーレンは出る。

ロビンソンに代わって先発のカーソンのキャッチミスから失点を許し、CBの裏のスペースを突かれて追加点を奪われる苦しい展開。後半に入り途中出場のベッカムのアシストなどで一時は同点に追いついたが、最終的に勝ち越され万事休す。


思えばエリクソン前監督のアシスタントだったマクラーレン。監督就任と同時に行ったことは、昇格というネガティブなイメージを払拭させるべく独自の色を鮮明に打ち出すことだった。それがベッカム外しだった。しかし最後に頼りになったのも、またベッカムだった。

ジェラードとランパードとの共存も当初は批判を浴びながらも意志を曲げることはなかった。怪我の功名と言えば聞こえは悪いが、ランパードの離脱で意志を曲げざるを得なかった。これを境に結果・内容とも上向いてきたのだから。だが最後には同時起用せざるを得ない状況になってしまった。

見る限り、マクラーレンは決して策士ではない。だがエリクソンの幻影を振り払おうとするあまりに動きすぎた結果、それがことごとく裏目に出てしまう「策士、策に溺れる」ことになってしまった。さらに否応無しに原点に立ち返ったベッカム外しが、予選敗退という屈辱を招いてしまうことになった。

未来は僕等の手の中

日本代表と偶然にも同じ経路を辿っていたイングランド代表。
だが日本代表が北京へと駒を進めたのとは対照的に、イングランド代表が手の中にあった未来を掴めなかったのは必然だった。



ほな、また。





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Last updated  2007.11.23 21:39:00
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