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2008.08.03
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カテゴリ: Premier League
「問題はない」


「戦術が選手の名前で決まるとは思っていない。
 クラブには優秀な若い選手がいる」

確かに昨シーズンの開幕前もアンリが抜けたことで得点力不足が懸念され、優勝争いには割り込んではこないだろうといわれていたアーセナルだったが、いざシーズンが始まれば周囲の予想を大きく裏切りシーズン後半まで首位を快走した。アンリが抜けたことによりアデバイヨールの独り立ちが大きかったが、エドゥアルドの怪我が単純に戦力面だけでなく他選手への精神的な影響がシーズン終盤の失速の大きな要因となった。

だが失速の要因はそれだけではない。やはり若い選手が多いことによる経験不足もその1つであった。そして今シーズン、その中でも経験豊富な部類に入るフラミニ(ミラン)、フレブ(バルセロナ)、Gシウバ(パナシナイコス)がクラブを離れた。さすがにヴェンゲルもその辺りは心配しているようで、

「経験豊富な中盤の選手が獲得できるのであれば、それは必要だ」

と語っている。これまでにアーセナルが獲得した主な選手はマルセイユからのナスリのみ。監督の言葉を借りれば「選手の名前では決まらない」がナスリもまだまだ若手の部類であり、経験豊富な選手ではない。それでもヴェンゲルの頭にチームに対するネガティブな印象はない。実現間近な移籍選手の存在があるのだろうか。それとも選手を信頼し自身の戦術・采配に絶対の自信があるのか。

今シーズンの目標を問われたヴェンゲルはこう話した。

 昨シーズンより勝点14の上積みを狙っている」

昨シーズンのアーセナルの勝点は83だった。優勝したユナイテッドが87だったので、仮に昨シーズンを例に挙げると、勝点14の上積みは独走での優勝を意味する。またこれまでのプレミアにおける最高勝点はモウリーニョ政権1年目におけるチェルシーの95。この数字を越えるのであれば13の上積みで十分である。ならば14という数字は一体どこから来るのか。

おそらくは昨シーズンから今シーズンにかけての選手のプラスマイナスに自身の戦術の浸透度を考慮すればこれだけの勝点が稼げるという、やはりヴェンゲルの自信から来るものであろう。フラミニが去り、フレブが去った。去就が注目されていたアデバイヨールが契約延長にサインした一方で、ギャラスには移籍の噂が後を絶たない。それでもヴェンゲルには自信がある。周囲の心配をよそに昨シーズン、ヴェンゲルは見事に良い意味で予想を裏切った。その前例があるだけに、今シーズンのアーセナルも決して侮れないチームである。



ほな、また。





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Last updated  2008.08.04 00:40:06
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