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2008.09.19
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カテゴリ: Champions League
いよいよ始まったチャンピオンズリーグ。
カルチョ・スキャンダルによってセリエBに降格したことで3シーズン振りの出場となったユベントスは、ホームに昨シーズンのUEFA杯王者ゼニトを迎えた。

先月末のスーパーカップでマンチェスター・ユナイテッドを下し、ユーロで大活躍したアルシャビンも残留するなど勢いのあるゼニトは序盤から優位に立ち、試合を通しても多くの時間で主導権を握り続けた。一方でユベントスはカモラネージが前半の間に怪我により負傷交代するなど、なかなか自分達のリズムで試合が運べない。

その嫌な流れを、そして試合結果さえも引き寄せたのはデルピエロだった。
後半31分、ゴールから35mという地点で得たFK。デルピエロの右足から放たれた無回転のキックは相手GKをあざ笑うかのように揺れ、ちょうどGKの頭を超えて沈みネットに吸い込まれていった。

ユベントスとチャンピオンズリーグの関係性において、どうしてもまずはネドベドの悔し涙が思い出されてしまう。02-03シーズンの準決勝第2戦、対レアル・マドリー戦での累積による決勝への出場停止が確定したイエローカードの場面である。しかしよく考えればデルピエロもまた同じ頃は不遇の時代が続いていた。

ローマから招聘したカペッロとの軋轢は半ば公然の事実であり、出場機会もままならいまま闇雲に時間だけが過ぎていった。チームを思って優等生的な発言に終始していた態度も、いつの頃からマスコミに対して不満を口に出し始め、「この状況が続くならチームを去る」と言わざるを得ない状況まで追い詰められていた。

風向きが変わったのは、奇しくも先に書いたカルチョ・スキャンダルだった。
おそらく事件がなければ続投だったカペッロが下部での指揮を拒否しレアルへ移籍。厄介者がいなくなったデルピエロは後任のデシャン、ラニエリ両監督によって信頼感を取り戻し、昨シーズンはセリエAでの得点王にも輝いた。ちなみにセリエB降格が決まった際、最も早くに残留を表明したのがデルピエロであり、チームを去りたいと公言した事実がどれだけ切羽詰まっていたかが分かる。


3シーズン振りの出場となったチャンピオンズリーグは、劣勢こそ強いられたもののまずは順調な滑り出しとなった。同じグループにはレアル・マドリーも同居し、勝利を挙げたもののアウェーでのゼニト戦は今回以上の劣勢を余儀なくされるだろう。

ゼニト戦後、デルピエロはこんなコメントをしている。
「良いゴールを決めることが出来たし、調子も良い。
 満足しているよ」
続けて、
「クラブには4人のFWがいるけれど、誰が出場するかは監督が決めることだ。
 ベンチになったとしても悩んだりはしないよ」

精神面の充実がプレーに余裕を生み昨シーズンの得点王につながった。そして今シーズンはチャンピオンズリーグという新たなモチベーションがデルピエロを突き動かしている。今の彼にとってはグループリーグ突破だけでは決して満足しないだろう。



ほな、また。





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Last updated  2008.09.19 20:10:13
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