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固まったままの晶を残し、俺は有栖に腕に抱き着かれ街中を引き回された。 アクセサリーショップにコスメ。カワイイ服があるからとこの店、素敵な靴だとかこの間みたセンスの良い帽子があるかを確かめたいとあの店・・・ 男の視線からは目に入らない世界の数々。色んな物を一度に見たのと、こんなにカワイイ子とデートに浮ついた俺はちょっと酔ってしまった。 そんな俺を見兼ねたアリスは、『疲れたちゃったね。お茶でもしようか』と喫茶店に誘った。 チロル風の外観。 看板には『純喫茶 仮面貴族』と描いてあった。 中に入るとアステカ風の民族衣装の店員が『いらっしゃいませ、コミッショナー様』と迎えてくれた。 何か巷の感性とはズレた店だ。 店員がメニューを持ってきたので見ると ・トペ・スイシーダー ・トペ・コン・ヒーロー だとか ・マスカラ・コントラや ・ルードや・リンピオ 分かるか!!!こんなメニュー!!! 分かるのはアレナメヒコが1番高いメニューであると言うことだけ・・・ 取りあえず、トペ・コン・ヒーローを俺は選びアリスはアレナメヒコを頼むのであった。 ブツがくるまでの間、アリスと今日一日の事を話した。 クラスの事、週末のオリエンテーションや何を買ったなんて事を・・・ そういえばランジェリーショップで何を買ったのだろう? と不思議がる俺をアリスが『何を買ったのか見たい?』と聞いてきた。 ここで『見たい!』って素直に言ってみようか・・・ 否!男子のコケンが株券がコカンがマタンキで春は遠そうです。 っとボォーっと自分の世界に没頭していると遠くから 『でね、これが帽子でこれがブーツで』とアリスがテーブルいっぱいに買った物が並べられていて溢れんばかりだった。 そこに覆面店員が頼んだ物を持って来た。 『コミッショナー様、こちらがトペ・コン・ヒーローになります。こちらが・・・』と店員がテーブルを見て慌てて俺達は広げた物を片付けた。 テーブルを片付け終えた後にトペ・コン・ヒーローが俺の前に置かれた・・・ 梅コブ茶と羊羹だった。でアリスはと言うと紅茶とケーキのセットでポットには冷えない様にカバーが掛けられていた。 普通、コーヒーだよな。それが、梅コブ茶・・・・・ショッパイ試合しやがってっと俺は思わず呟いた。
2006/12/25
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晶と有栖。 二人の美少女。(片方は美少年なのだけど) 涼やかな笑顔と挑戦的な笑顔。 龍と虎。 謙信と信玄。 セナとプロスト アリと猪木 おすぎとピーコ ふんずけてやる!! と対立の構図を勝手に想像しちゃう俺・・・ でも、何で晶が有栖に対抗心を燃やしているんだ? もしかして、晶は俺の事を・・・・ 赤ん坊の頃から一緒だった。そう、ものごころ着く前からの付き合い。 オヤツを取られなんてザラで、ケーキの上のイチゴだけとだとかプリンのカラメル部分のみだけとか。 テレビゲームで晶との勝負に勝った時なんてコントローラーをヌンチャクよろしく俺の眉間に叩きつけるわ・・・・ 空き地で晶に呼び付けられて行ってみると火の点いた爆竹が刺さった犬のフンが・・・ あぁ、思い出すだけで血尿と血涙が・・・・ 違う!絶対に違う!!! この女だけは危険だ・・・ そう。マーク・ロコの様に ふと一触即発の二人を見ると有栖が晶の耳元で何かを囁いている。 その途端、晶の顔がひきつったまま固まった。 有栖は颯爽と華麗に俺の元に歩いてきて『行きましょ。まだ、行きたい店もあるし』と俺の腕に細い腕を絡めて戸惑う俺を引いて行った。 俺はあの荒くれ者の晶をどうやって戦意喪失させたのか不思議だった。 有栖に堪らず聞いてみた。 『晶に何を言ったんだ?』 『ん?』有栖は考え込みそぶりをみせて俺に言った。 『だから晶にだよ。何を言ったらあのブレーキの壊れたダンプカーを止められるんだよ。お前はキングコングか!?』 『内緒。』小さい声で 『えっ!?』聞き返す俺 『女の子には秘密がいっぱいなの。それは無理に知っちゃいけないのよ。』と妙に大人びた表情で言った。 それ以上は聞けなかった・・・
2006/12/17
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店の外で一人取り残された俺。なんだか雨の中段ボールに子犬が一匹って感じかも。そんな可愛そうな子犬(俺) を拾い上げる天使の様な美少女。 家に子犬を連れて帰ると『ワンちゃん、一緒にお風呂に入ろうか?』とタオル一枚で微笑む美少女が俺を抱き抱えたところで俺の脇腹に激痛が!!! まるでリック・フレアの様に正確で虚を突く巧みさ!! 呻きながら攻撃相手を見ると一人の小柄な女の子が立っていた。 編んだ髪を巻いている。ちょっと垂れ目が愛らしい。 『シゲちゃん、こんな所で何してるの?』とイヂワルそうに微笑む。 晶だ。隣に住む一つ下の幼なじみだった。 『何してるってこれから果たし合いだよ。お互いに背を向け合図で3歩、歩いてから振り向き撃ち合いんだ。これがお前と交わす最後の会話かもな・・・』 『で、どんなオチなの?』 『夢オチだと突然、打ち切られた感じがするよな。ウン。最終回だからサクッとさ。みたいに無責任な編集に喫茶店で簡単に言われそうだ』 『面白くない。』と晶は魔太郎の様な目で俺を見据える。 答に窮する俺。やっぱりCM撮影と答えておくべきだったか・・・ そこに『お待たせ。待ちくたびれちゃったかな?』とランジェリ-ショップの紙袋をもった有栖が来た。 上品と言うか気品が漂う。有栖がいるだけで周り空気が変わる。これがプレッシャーなのか!?と俺は思った。 『長石クンの彼女?』と有栖は俺達に天使の様な笑顔で問い掛けて来た。 『そうなんです。いつもウチのシゲがぉ世話になっていますわぁ。』と晶はストロング小林の顔にビンタを入れる前の猪木の様な笑顔だった。 俺はと言うとビンタを喰らった後のストロング小林みたいな顔をしていたと関係者は語るのであった・・・
2006/12/05
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