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今日はCFP ®
の話。
よく新聞や雑誌の家計等に関するFP記事で見かける「CFP ®
」の文字。なんとなく「難しいFP資格」とか「国際的なFP」とかのイメージをお持ちの方も多いでしょうし、「AFPとどう違うの?」「1級2級FPとどっちが上?」などの疑問をお持ちの方もいるでしょう。
今日はそんなCFPについて知って、あわよくば目指してみましょう!。
CFP ®
とは?
CFPは日本FP協会が認定するFPの民間資格。
国家資格である1~3級FP技能士とは全く別ラインのFP資格です。
よく国際的なライセンスと言われるゆえんは、CFPが世界24カ国・地域の組織で構成される国際組織FPSB(Financial Planning Standards Board Ltd.)によって認定される資格だからであって、日本においては日本FP協会が所属し認定作業を行っています。
CFPの文字の右上に小さく®のマークがついているのが、その国際資格の証なんですね(このブログでは基本的に®は略しています)。
ちょっと余談ですが、同じ日本FP協会が認定するAFPはFPSBの認定資格、つまりは国際ライセンスではないので®の文字は付きません。AFPはFP協会が独自に認定する完全な民間資格なんですね。
「国際的な資格!」とFP協会や認定者等は盛んにアピールしますし、一般もよく誤解していますが、別に世界のファイナンスを知っているというわけではありません。
認定の基準は4E(教育=Education、試験=Examination、経験=Experience、倫理=Ethics)と、実務プロセス指針を満たすか否かであって、Eの内容を見ての通り別に知識水準等を証明するものではないのです。また実務プロセス指針も当然のことばかりであり、難しい話ではありません(※1)。
(※1) 4Eと実務プロセス指針って?~日本FP協会HPより
後述しますが試験の水準も1級FP技能士ほど難関ではなく、資格維持のための教育受講も高額かかるだけで特別に難しいわけではありませんので、安心して大丈夫です。
いわば「相応の規模の(国際的団体にも所属する)業界団体の指針の元活動するFP」であるというFP活動を行うにあたってのガバナンス面での箔付け。
ネットなど嫌味な人の言い方では「高額のお金と引き換えにした肩書」「国際的というけど別に世界で通用するわけではない」みたいな書き方も見かけます。
確かに維持には高額の費用が掛かりますし、しょせん世界24か国というマイナーな国際組織で認定者も17万人。うち6割はアメリカと日本(最少はコロンビアの10人!)という偏在ですので、ネガティブな言い方をされるのもわかります。
サッカーの国際S級監督ライセンスみたいに世界どこでも通じるわけではないですものね。
実態を考えると確かに過大評価な気もするのですが、それでも私はFP業務を「業務」とする人は是非あったほうがいいと思います。
そもそもFPは業務独占資格ではありませんし、専門分野もありません。いわば誰でもある日突然名乗ることができる資格。
そんな肩書でお金を得ようと思ったら「○級FP技能士」「CFP」といった名称独占できる肩書は、信用を得るためにも一つでも多く欲しいです。
FP業務で対価を得る(「業」とする)つもりで信用を得たいという観点で言えば、1級&CFPは必須です。
何人くらいいるの?
日本には2017年末現在CFP認定者は21,151人います。
1級FP技能士合格者累計が19,572名であり、うち特例講習による無試験合格者が5,071名いるので、試験による合格者は14,501名。
1級FPよりは取得しやすいこともあり多くなっています。
難易度・合格率は?
[難易度]
一般に言われる難易度としては以下でしょう。
1級≒CFP
↑ ↑
2級≒AFP
↑ ↑
3級FP技能士
でも実態としては、以下と言われます。
1級FP技能士(最高峰!)
↑ ↑
↑ CFP
↑ ↑
2級FP技能士=AFP
↑
3級FP技能士
まずAFPは2級FP技能士がないと取得できません。ただ2級を取得した後にAFPを取得するために受講する認定研修は2級FP技能士の能力で十分クリア可能な範囲ですので、2級FP技能士とAFPの難易度は「=」となります。
そしてCFPはAFP認定が取得要件であり、AFP取得者が試験を受けて合格できますが、この試験は1級FP技能士ほど難しくはありませんので、上記のような難易度表記となるのです。
にもかかわらず、実はCFPを取得すると1級FP技能士検定の学科試験が免除されます!。
ゆえに「難関の1級学科試験回避ルート」としてCFPがもてはやされているところもあります。
いずれにせよCFP試験は2級の知識では足りませんので、CFPを取得するにはまずAFPを取得して、追加で勉強もしなければなりません。
[合格率]
後述しますがCFPは科目ごとの合格が認められているので、1科目集中者が発生するせいか、1級FP技能士に比べ発表される合格率は若干高くなっています。
合格率は毎回科目ごとに発表され、例えば最新の平成29年第2回(2017年11月実施)の合格率は、受験者8,513名に対して
各科目37.4%~40.0%
となっています。
全科目一括受験者はこの試験の場合176名(うち8名が全科目合格)ということであり、全受験者数の2%でしかないことからもわかるように、ほとんどの人がバラバラに受験しているということがわかりますね。
1級FP技能士は一発で全科目受験ですから、難易度を比較するのは受験形式が違いすぎるためナンセンスですが、まあCFPが取得しやすいと言われるゆえんはココですね。
試験対策はまた別の記事で触れることにして、先に進みましょう。
CFP試験の内容は?
<①まずはAFPを取ろう>
CFP受験にはまずAFP認定が必要。AFP認定の手続は別記事(※2)に詳しく書いていますので参照してもらうとして、AFPは2級に合格したら認定研修受講で取得できます。
まずはスパッとAFP認定を受けましょう。
(※2) 2級に合格したらAFPも取ろう!~2級合格者は無試験でとれる!!
<②資格審査試験6科目に合格!>
ここでCFP取得の最大の難関、試験があります。
[試験科目]
CFPの試験科目は以下の6つです。
1 金融資産運用設計
2 不動産運用設計
3 ライフプランニング・リタイアメントプランニング
4 リスクと保険
5 タックスプランニング
6 相続・事業承継設計
試験対策のポイントや使うべき参考書情報は別記事を参照してもらうとして、とりあえず特徴を伝えると「設計」「提案」に重きをおいた出題となっています。
知識としては1級FP技能士試験より軽いので、もし1級FP技能士を取得してから受けるのであれば、かなり楽に勉強できるかもしれません。
[試験日]
試験は毎年6月と11月の年2回。
2日に分けて6科目が行われており、各試験時間は120分の長丁場です。
[法令基準日]
試験の法令基準日は以下のとおり。
6月の試験→当年1月1日法令基準
11月試験→当年4月1日法令基準
1月1日基準は技能士検定ではなじみが薄いですが、まあ1月1日で変わることはほとんどないので、さほど気にせず最新テキストで勉強すれば大丈夫ですね。
[方式]
すべてマルチプルチョイス方式(四肢択一式)。
楽そうに見えますが、4択が必ずしも楽とは限らないのは承知のとおり。ガッツリ計算しないと答えにならない問題もありますし、ひっかけ問題も作りやすいので勉強が必要なのは同じです。
[特徴]
最大のポイントは 科目ごとの合格が認められていること
。
AFP登録を続けている限り科目合格はずっと有効であり、毎回1科目ずつなんて受験の仕方も可能です。
CFPに批判的な人はこの特徴を糾弾しますね。「高額のお金さえ払い続ければダラダラ勉強できる」「瞬間的な能力がない」とかいう人がいますが、私はなんにせよ合格すればすごいことだと思います。
<③CFPエントリー研修の受講・修了>
6科目合格したら、年2回開かれるCFPエントリー研修を受講・修了して、晴れてCFP認定者となります!。
なおCFP登録には3年の実務経験が必要ですが、これはけっこう幅広く経験認定してくれるようですので、年数に不安がある場合は協会に相談してみるといいですね。
エントリー研修は通信教育とスクーリングの2本立てであり、スクーリングがちょっと大変ですが、もうここまできたら意地でも受講して認定を受けますよね(笑)。
CFP登録の費用は?
取得までの流れは上記のとおりですが、費用はどのくらいかかるのでしょう?。
まず大前提としてCFP受験にはAFP認定が必要なので、AFPの資格保持費用として
入会金 10,000円
年会費 12,000円
がかかります。
そして資格試験の受験料が、
1科目あたり5,400円。
6科目だと×6して最低32,400円かかります。
だたしまとめて受験申請すると低減措置があるようで、たとえば6科目一括受験すると27,000円で済みます。
2017年第2回で8,513名中の一括受験者は126名でしたので、この人たちは27,000円で済んだわけです。
ただし全科目合格者は8名とのことなので、それ以外の方は必要な科目を今後追加で受けていくことになるのですね。
受験戦略次第になりますが、まあ3万円くらいはかかると考えるべきですね。
なお資格審査試験合格後のエントリー研修は無料になっていますので、そこに費用はかかりません。
あとは全体として注意すべきは、資格審査試験は全国15か所の実施であり、エントリー研修は全国10か所での実施。
つまりは皆さんのお住まい等により宿泊費用や交通費がかかる難点があります。これ遠方の方が受験を逡巡する大きな理由になりますよね。
まあ、受験者も少ない試験なので仕方ないのですが、改善してほしいところですよね~。
まとめ
CFPはなぜか国家資格である1~3級FP技能士に比べると、批判的な意見も多い資格試験。
興味がある人はそのへんのワードで検索してみるといいですが、要は金儲け主義(受験・維持が高額、テキストも協会でしか買えないようにしており、しかも高いなど)だったり、認定に抜け道的な要素が多くアピールと中身・能力が一致しないといった話が主流のようです。
果たしてどうなんでしょうね。
ちょっとだけ私見を言うと、確かに1級FP技能士の難易度や試験要領を考えれば、同一扱いはどうかと思います。
1級が開かれた試験という雰囲気だけに、いろいろな面で協会の利権目的に見える気持ちはわからなくはありません。
ただ、独占分野の無いFPが顧客から対価をえるための資格として、資格の認知度・地位向上を図っていこうと思うと、FP協会の存在意義はわかるし、そのための活動のためにはお金も必要ということはわかるんですよね。
なんせある日突然「ファイナンシャルプランナー」と名乗れちゃう世界なんですから。
全く知らない人に対しての訴求力は悩ましいですが、「国家資格1級FP技能士」「日本FP協会認定酷さ資格CFP」という二枚看板は、この道で食っていこうと思うと欲しいですよね。
そういう方に是非おすすめの資格です。
2級FP技能士の方やAFPの方。半端感もあるところですし、是非チャレンジしてみてはいかがですか?。
1級FP技能士の方は、もうさほど労力をかけることなく取得できます(費用はかかるけど)。FP界の完全制覇のためにも、チャレンジしてはいかがかと思います!。
次回は、学習参考書等に触れてみようと思います。
がんばりましょう!!。
♪♪きょうのおまけ♪♪
次回触れるCFP学習法に向けたちょっと先取情報。実はCFPの学習に利用するテキスト&問題集は下のシリーズ一択となってきます。
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