Dパパのコレクション・ケース

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たまに行くならこんな場所




レオマワールド

ディズニーバカにならないように、たまには他のところものぞいてみましょうよ。ヒ゜○ーロは二度と行かないけど。1月12・13日に上司(彼もディズニーが大好き)と二人で岡山市に打合せに出掛けたのですが、その日のうちにかたずいてしまい、次の日の予定が空いてしまったのです。飛行機ならば朝一の便で文字どおり飛んで帰ってTDLで遊ぶ手もあるのですが、あいにく夕方の「のぞみ」を予約してある。しかも宿泊場所は瀬戸大橋の本州側のたもと、橋を渡ればそこは四国。こりゃもう、行くっきゃないですよねえ。さて、こんぴらへ行こうか、でも階段がきついぞなどと話してるうちに、頭に浮かんだのが、レオマワールド!開園当時の様子がテレビの特番で放映されたので、覚えていたのです。(何年前かは忘れましたが。)ホテルのフロントでパンフレットを入手、瀬戸大橋を渡った坂出という駅からシャトルバスが出ており、近いっ!上司は存在すら知らなかったものの、もちろん賛成。翌朝9時前の電車でGO!

バスは9:15ですが、なかなかこない。ハデな専用塗装の車体をあらわしたのは、発車時刻でした。乗客は私たち二人。直通だから、途中からは乗ってきません。いくら火曜日といっても、これでは・・・いや、地方だからみんな車で行くに違いない。考えるうち、35分程で到着。小高い丘の上という感じで市街が見渡せ、なかなかです。料金表示がないので運転手に訪ねると、「770円だと思うけど。」とアバウトなお答え。確認して、「やっぱり770円です。今日はあんたら二人だ。まあ10人も乗ってりゃいいほうだけどね。ところで今日は、視察かなにか?」「いいえ、遊びに来たんです。」「へえー、男の人二人はめずらしい。背広着てるし。」そりゃあそうだ。TDLだって背広にネクタイだと、思いっきり浮いちゃいますもん。窓口では懐かしいビッグ10のようなピア8を購入。ここでガイドブックをもらい、入場ゲートにあったのが、トゥデイズ・インフォメーション。そのまんまだ。きれいな植え込みが印象的です。キャストの笑顔も爽やかだ。でも、でも・・・何かが足りない、ちょっとヘンだ。そう、ゲストの姿がどこにもない!アトラクションの入り口にはキャストがいるし、カストーディアル(そう呼んでいるかどうか知らないが)はテキパキと掃除をしている。でも見渡す限り、二人の貸し切りだ!結局、午前中は他のゲストとすれ違うこともありませんでした。 

アトラクションもなかなか考えているなあってなもんで、ひとしきり遊んでからトゥデイズを見ると、10:30からショーがある。と、思う間もなく、聞こえてくる音楽。「しまった~始まっちまった!でも次回は3:00で、新幹線に間に合わない、急ぎましょう!」背広にコートで走る二人。(ここのとこ、まるで太陽に吠えろのロケみたい。)ステージに着いた私はカルチャーショックを受け、その場に立ちすくんでしまいました。ぬわんと!一人もいないのに、ショーをやっている!誰も見ていないのに、悪びれもせず、笑顔で踊るダンサーたち・・・。この感じ、うまく表現できないけど強いて言うなら、直径10cm位のウロコが目からメリメリッと出て、ボスッと地面に突き刺さったような感じ・・・わかりにくいですか?とにかく、驚いたわけです。最後まで二人でした。これって、すごい贅沢。ちょっと他では味わえないですよねー。フィナーレではせいいっぱいの拍手しか出来なかった私ですが、ひとりひとり、抱きしめてあげたい気持ちでいっぱいでした。(もちろん、女性だけね。) 別の場所でやったもう一つのショーは、先客がひとりいて観客三人でスタート、フィナーレでは八人になってました。パレードはきちんとロープを張って始めたものの、写真のとうりのありさまで、カワイソウと言うよりも、もったいない!午後になってチラホラと他のゲストを見かけるようになったものの、この日の来園者はせいぜい2~300人がいいとこだったのでは。キャストのみんな、めげずにがんばってくれよー!

 レオマワールドは、開園時の番組を見た方なら覚えているかもしれませんが、大西専務(当時)というやたらワンマンな人物がTDLをライバルにみたてて計画したリゾート施設です。当時のキャッチコピーは、「東のディズニー、西のレオマ」。どうです、自信たっぷりですねえ。現在は少し控えめに、「四国の異国」となっていました。レオマというのは、「レジャーは大西にまかせろ」から付けた名前だそうで、このアイデアを出した社員は重役に抜擢したと得意げに語っていました。園内には大西ミュージアムという美術館があってコレクションを展示したりの、資産家のようです。これらのことから、金持ちが趣味の延長で気まぐれではじめたテーマパークだとばかり思っていたのですが、前述したように素晴らしいところでした。ただ場所の不利さはいかんともしがたく、いかに集客出来るかが今後の唯一最大の課題かと思われます。とにかく、パーク全体をキッチリ運営しているその姿勢に脱帽させられ、ぜひもう一度ゆっくり来てみたいと思いました。でも家族で行くとなると、金かかるしなあ。やっぱTDLに行こうかな。

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