Dパパのコレクション・ケース

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ミレニアムの憂鬱 (03.04.22)




PNディズニーパパこと、額賀です。 去る9月23日、東京ディズニーランドでは2,000年まであと100日とのことで、「カウントダウン・トゥ・ディズニー・ミレニアム・スペクタキュラー」を開催しました。たまたま祭日と重なったこともあり、大変な混雑を予想していたのですが、想像を絶する混乱ぶりを当日の体験から、またさまざまな方の報告から、まとめてレポートします。

 FEやDFやらで事前告知されていたこの一大イベント、ディズニーフリークが見逃すはずもない。私は過去の来園者記録を更新するのでは、との予測をたて、インターネットの某掲示板にも書き込みをした。しかし反応はいまいちで、現役のキャストさんあたりは「翌日の方が混みそう」とのことであった。このことから、オリエンタルランドの読みが甘かったことが伺われ、当日の混乱に拍車をかけることになったようだ。つまり、手薄であったということである。さて当日は9時の開園であったが、パークまで2時間かかる私は、どうしても8時半になってしまう。モノレール駅の工事の影響もあって既に大混雑、先が思いやられる。しかし幸いにも同行者が7時半に並んでいてくれたので前の方、とはいってもチケットブースよりうしろである。ゲートオープン、なだれ込むという表現がふさわしい。やっとゲートが目前に迫るが、左右の列の流れがあきらかに違う。私達は左で、遅い。右のキャストに注目するとパスポートを受取るやいなや、モギリの機械に突っ込むと同時に次のパスポートを受取るべく手が伸びる。プロの仕事は、こうでなければならない。丁寧なのと遅いのとは違うのだ。「おせえぞー!」とヤジのひとつも飛ばしたくなるが、大人の私はじっと耐える。なぜならそんなことをすれば、とたんに手が空回りしてよけい遅くなるのが目に見えているからである。

 やっとのことでゲートをくぐり、ディズニーコレクションへと急ぐ。この日のゲストの狙いはいくつかに分散していた。その1、ショーベースに於いて来年のアンバサダー候補の発表セレモニー。その2、エントランス広場でのカウントダウンクロックの除幕式。その3、園内チケットブース及びディズニーコレクション、当日のみエンポーリアムで販売される、ミレニアム記念パスポート。その4、ミレニアムグッズの販売。その5、ピンバッチの配布、である。ピンバッチはすぐに受取り、グッズは後回し。セレモニーは嫌い(後日記事化予定)なので、私達の狙いはミレニアム記念パスポート、むろん専用フレーム入りに決まってる。必死になって走ったものの、列は十字路を左折して、イーストサイドカフェの前まで伸びている。ここについてたキャストから、エンポーリアムの方がすいてるとの案内。当日エンポでも販売する旨はトゥデイズの記載で初めてわかるので、多くの人は知らないのだ。しかし、エンポがすいてると言われても、どんどん伸びる行列を見れば、今更ここを離れる勇気はない。だいいちフレームも販売するのかがわからないし、売ったとしても数量はこちらの方が多いはずだ。そのまま並んだが、列はいっこうに進まない。しばらくするとかなり年配のキャストがあたふたと列をまわり、フレームが足りないかもしれないと言う。問いただすと、まとめ買いが凄くて、と。ひとり一枚に制限したらどうかと提案したが、パスポートだから制限出来ないと言う。しかし、これはおかしい。ものがパスポートでも通常販売ではなく、枚数限定である。10,000枚というのは極端に少なく、山崎パンが景品用に1,000枚確保していたから、実際には9,000枚に満たない。フレームにいたっては、たったの1,000枚である。この事実もトゥデイズで初めて知ったが、あまりの少なさに完全に諦めた。どうもそれまでの記念パスが限定ではなかったので、大量に売れ残ってしまったようだ。そのうち、エンポでは売り切れてしまい、買えなかった人が暴動を起こすらしい、コレクションでも売り切れた等といった噂が聞こえてきた。実際このあたりに店を出て来る人は、薄っぺらい紙袋を持っていた。12時になってやっと順番が廻り、フレームだけはひとり一枚に制限されたが、無事購入出来た。並んでいるあいだにカウントダウンクロックの除幕式があったが、これが終わったあとの人の波は凄かった。まるで人間土石流。

 さて、こうしてミレパス購入に3時間を費やし、もう園内はどこへ行っても混雑している。ワンスを見ていないので行ってみたが、2時の回が満員。4時10分が並びはじめている。4時間も待って見たくはない。やめてフィエスタへ。外から見るも、途中システム故障で中止。なにかおかしい。結局花火が終わるまではぶらぶらしてただけ。その後ビッグサンダー、クルーズに乗り、帰路についた。

 以上が体験談。ここからは聞いた話だ。ネタもとは園内で逢った友人、インターネットの各種掲示板である。どうやら途中でフレームが売り切れたとの噂は事実らしい。3人手前でダメだった、エンポは9時34分に売り切れた、コレクションでは11時頃といった報告が相次いだ。それならば私達は、なぜ買えたのか?真相はおそらくこうだ。TDLではこんなに爆発的に売れるとは思っていなかった。だから枚数制限もなかったのだ。最初の40名で300枚出たという。ここで列のうしろから偵察に来た連中からまとめ買いに対してのクレームがついた。目撃してないので良くはわからないが、相当緊迫した状況だったらしい。この点についてある人は、「TDL側のあわてぶりは、目を覆わんばかりだった。」と表現している。内部協議をしたものの、いったんは売り切れてしまい、その直後に並んでいた数十人は、買うことが出来なかった。やがてTDLはトップの判断で、翌日以降分のストックを放出した。この判断は正しかったと思う。なぜならいこじに翌日分を確保しても、同じ混乱を繰り返すのは目に見えている。売り切れしだい終了となっているので、次の日に無くても申し開きはたつ。ただし、再発売のタイミングは難しかったに違いない。売り切れと言われて買えなかったゲストがこのことを知れば、激怒するのは当たり前だからだ。そうした事態を恐れてか、レジ周辺は異常にピリピリした独特の雰囲気が漂っていた。もっとも、専用フレームなんぞといっても、たいしたものではない。ハンドペイントとなってはいるが、金と銀をスプレーしたもので、ちょっと見1,000円位。裏に限定1,000のプレートが貼ってあるので、これが4,000円と考える。 それでもアフターマーケットではとんでもない値が付くのだろう。 結局はミレパス自体も当日完売だったようで「買えなかった」「ショックだ」という声が多いが、その一方で「買い続けるのをやめる、良いキッカケになった」とする人もいて、なるほどな、と思う。

 ピンバッチも昼過ぎにはなくなってしまい、混乱したようだ。こちらは「もれなく」の前宣伝なので、なくなりましたでは済まない。後日郵送の案内で急場をしのいだものの、あわてて紙を用意したので知らずにもらわなかった人もいたようだ。用紙に住所・氏名等書いてキャストに渡すのだが、ご丁寧にも同行者数の欄もあったというから、追加発注されたピンの数も凄かったろう。郵送費や手間賃も莫大と思われ、計算外の出費に違いない。ゲストにしても手元に届くまでは落ち着かない。そのためだけにインパークした人がほとんどだろうから。

 「TDLは学習をしない」「読みが甘い」といった批判が相次ぐが、そんなことはないだろう。TDLも一日にして成ったのではなく、紆余曲折しながら、現在に至っている。昔のトゥデイズを見ると、良くわかる。当時はクリスマスや正月は、家族そろって家庭で過ごすというのがあたりまえであったから、集客には苦労したようだ。おおみそかなど、歌手を呼んだりしていて面白い。その都度改善はしているはずだが、むしろ問題なのは過熱しすぎるゲストではないか?

 ミッキーマニアあたりから、おかしくなったように思う。最後に打ち出されるポンポンボールに群がり、小競り合いになった。今年はじめのカリエンテでは、配布されるカリエンテハットが奪い合いになり、けが人が出る騒ぎになったことで配布が中止された。初日の一回目のことである。TDLもいろいろ考えてはいるが、ゲストのやることはわからない。今年のカウントダウンは、どうなってしまうのか、さらにはディズニーシーのグランドオープン・・・ミレニアムの憂鬱である。

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