アゲハのひとりごと

アゲハのひとりごと

Feb 24, 2006
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テーマ: お勧めの本(8050)
カテゴリ: きょうの一冊
最近良く噂を耳にする<重松清>さん。

読ませて頂くうちに...機会があったら読みたいな、とは思っていました。
本当は評判の良い『流星ワゴン』の方を先に読みたかったのですが、
ブックオフの通販で手に入ったのがこの『ビタミンF』でした。

なのでそんなに気負いもなく読みはじめたのですが...泣いちゃいましたねー。
短編集で泣くなんて...なかなかないです。
医者に旦那の胃薬をもらいに行った、電車の中と、待ち合い室で読んでいたのですが...
ウルウルきてしまって大変でしたよ(^-^;


ゲンコツ、はずれくじ、パンドラ、セッちゃん、なぎさホテルにて、かさぶたまぶた、母帰る、の7編。
短編なので、感想だけ書きますが...、
どれも40歳ちょっと前の若いお父さんのお話ばかり。
子供もある程度大きくなり、子供の気持ちがわからなくなってしまっている、
または持て余している父親のリアルな悩みや現実が詰まっています。
妻との関係も昔のようではなく、家族の中で孤立ぎみ...アイデンティティが揺らぎかかっている年代なのでしょうか...?

前回の『秘密』といい、連続して微妙な年齢の男性の話が続いていますねー(^^ゞ
でもこの話の方が温かいと思いました。

私はこの中でも<セッちゃん>と<かさぶたまぶた>が泣けました。。
<セッちゃん>は明るく無邪気だった娘が、いじめられっ子のセッちゃんの話をするようになった。
娘の話に違和感を感じるようになるのだが...。という話。


心に突っかえ棒をしながら、なるべく正しくみっともなく生きようとする父親と、
真面目すぎるために、自分を追い込んでしまった娘の話。

どのお父さんも、何がいけないのか、どうしてこうなってしまったのか、
迷い悩んでいます。。
端から見ると、身勝手だったり無神経だったり不器用だったりして、

母親とは違う、父親のあり方...難しいですね。。

ささやかなことで近づいたり離れたりする家族の気持ち。。
家族とちゃんと向き合うことの大切さ。
けっしてハッピーエンドでないところがリアルですが、希望が底に流れている感じでした。

とても良かったので、他の作品も期待できそうです♪





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Last updated  Feb 24, 2006 11:12:56 AM


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