タイトルを見て、『涙のロンリー・ブルー』という歌が存在すると思ったあなた、・・・いくらボビー・ヴィントンでもねえ、そこまですごいタイトルの曲はありませんよ。 でも、この前 Amazon で CD 買おうと思ったときに、今回手に入れたのとは別のベスト盤の曲目が、日本語で出ていてね。それがおもしろくて、コピペしておいたんですよ(原題はあとから付け足しました)。とくとご覧あれ。
1. ミスター・ロンリー Mr. Lonely 2. 涙の紅バラ Roses Are Red (My Love) 3. 涙の太陽 Rain Rain Go Away 4. 僕はトラブル・メイカー Trouble Is My Middle Name 5. オーヴァー・ザ・マウンテン Over The Mountain (Across The Sea) 6. ブルー・オン・ブルー Blue On Blue
8. ブルー・ファイアー There! I've Said It Again 9. ブルー・ハート My Heart Belongs To Only You 10. テル・ミー・ホワイ Tell Me Why 11. 君待つ心 Clinging Vine 12. ロング・ロンリー・ナイト Long Lonely Nights 13. ロンリー L-O-N-E-L-Y 14. 涙のサテン・ピロウ Satin Pillows 15. 悲しき兵士 Coming Home Soldier 16. いつまでも愛して Please Love Me Forever 17. こんなに愛しているのに I Love How You Love Me 18. 愛はいつまでも Ev'ry Day Of My Life
20. ミスター・ブルー Mr. Blue
邦題に「涙の」「ロンリー」「ブルー」がはいっているものが、全20曲中、実に12曲!5分の3。6割。すなわち60パーセントですよ。これはもう「街角」シリーズや一連の「悲しき」ものを思い起こさせます。もちろん、これが特に日本におけるレコードの販売戦略がなせる技だと、わかってはいますが、なかなか笑えます。 本国でも、"Blue Velvet" がヒットして、「"blue" で "lonely" な路線で行こう」とした形跡が伺えますね。 でも、"There! I've Said It Again" が『ブルー・ファイアー』になったり、"My Heart Belongs To Only You" が『ブルー・ハート』 になったりするのは、英語に対して英語で迎え撃つところが、見上げたもんだ。"Go-Kart Twist" が『サンライト・ツイスト』になったみたいなもんでしょうか。 ・・・などと遊んでいる場合じゃありませんよ。
いやあ、知りませんでした。僕は、この曲はモコ・ビーバー・オリーブが歌ったときに『わすれたいのに』というタイトルだったので、そのままボビー・ヴィントンも同じだと思い込んでいたんですよ。 あの頃時々ラジオで聴くぐらいでしたから、ある程度は流行ったんだろうと思ってこのタイトルで調べたら、キャッシュ・ボックス誌年間ヒットチャートの46位にいるじゃありませんか! 46位ったって、年間チャートですから、たいしたもんですよ。 ちなみに、前後の曲を見てみましょうか。 ・・・ 43. サスピシャス・マインド(エルヴィス・プレスリー) 44. ベイビー、アイ・ラブ・ユー(アンディー・キム) 45. グッド・モーニング・スターシャイン(オリヴァー) 46. こんなに愛しているのに(ボビー・ヴィントン) 47. ユーブ・メイド・ミー・ソー・ベリー・ハピー(ブラッド、スエット&ティアーズ) 48. フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ(スティーヴィー・ワンダー) 49. 君に愛されたい(シュプリームス&テンプテイションズ) ・・・ ね、凄い曲が並んでいるでしょ。この中では、46. のほかには 49. の "I'm Gonna Make You Love Me" も僕の大好きな曲です。47. や 48. もいい曲ですね。しかし、どれも懐かしいです。45. はあの「ヘアー」の中の曲ですしね。「ヘアー」といえば、フィフス・ディメンションの『輝く星座ーアクエリアス』が同じ年の年間チャートを見ると、3位ですよ。 みなさんは、この中ではどの曲が好きですか? 前にも書いたように、僕は68年には予備生、翌69年の春は大学1年生になり、すでにヒットチャートなどには全く関心を無くしてだいぶ経っていましたが、68~69年というのは、世界中でいろんなことがあって、ものすごい年でしたから、こういうチャートなどを見ていても思い出すことは多いです。
1968年にボビー・ヴィントンがカヴァーして出したレコード "I Love How You Love Me (邦題:『こんなに愛しているのに』)" は、翌69年にかけて全米でヒットした。日本ではモコ・ビーバー・オリーブが、このヒットをきっかけにカヴァーしたが、そのときの邦題は日本語訳に合わせて『わすれたいのに』だった。同時期、クローディーヌ・ロンジェが出したレコードのタイトルも、同じく『わすれたいのに』だった。原曲は、あのフィル・スペクターのプロデュースでパリス・シスターズが1961年歌った。そのときの邦題は『貴方っていい感じ』。名曲である。