PR
Calendar
Comments
“Il Neige” by France Gall 1967
1月7日は今年最初のラジオでしたが、この日命日の3人の歌を中心に特集を組んだ形になってしまいました。つまりは「命日特集」っていう感じです。
このところ、誕生日特集よりも命日特集の方が圧倒的に多くなってきて、なんだか考えさせられています。
U.S.Wikipedia(ウィキペディア) の日付のページを出すと、Events(出来事) の下に、Births(誕生)、Deaths(死亡) と続いていますが、この Births から調べてゆきます。
原則として僕の場合物故者は、たとえば生誕100年のような余程のことがない限り、誕生日にはラジオで取り上げていません。だから、誕生日をオールディーズに関連した音楽関係者で見てゆくと、せいぜいが1930年ぐらいから1960年ぐらいまでに集中いているので、あまり時間もかかりません。
しかし、命日の人を調べてゆくのはちょっと時間がかかることが多いですね。だいたい1940年代から去年までをずっと見て行かないといけないので。
73歳になった自分の年齢と、自分が聴いてきた音楽をやっていた人たちの間の年齢の関係を冷静に考えれば、自分より上の年齢の人が多いわけだから、亡くなった人たちの方が多くて当たり前なので、納得するしかないですけど、Births の欄の “1901-present (1901年から現在)” の1960年以降の人数のなんと多いことか。
こうして世代は交代して行くのかと、今日もまた溜息が出ます。それにしてもWikipediaさんには大変お世話になっています。以前は各種調べ物には非常に苦労しましたからね。ありがたいことです。
2018年の1月7日に亡くなったのがフランス・ギャル。享年70。
なんだか、いつまでもお人形のように可愛いお嬢さんみたいに思っていたけれど、そんなはずはない。ちゃんと年をとっていつかは死んで行くということですわ。
僕の場合、中学生でいきなり真打みたいなシルビー・バルタンに出会ってしまったので、翌年高校生になった年に『夢見るシャンソン人形』で日本で売れたフランス・ギャルには特に衝撃は受けなかった。
しかし、その後いろいろ聴き直してみると、実に発見は多かった。好きな曲は60年代に多いけれど、70年代以降の実力派歌手としての活躍振りは何枚かのライブアルバムで確認できる。
90年代以降はいろいろ大変だったようだけど、素敵な歌をたくさん残してくれてありがとう。
今日は季節柄これ↓を聴きましょう。「雪が降っている」と訳せばいいのかな。
“Il Neige” by France Gall 1967
ミュージック・ライフ1965年12月号の表紙を飾ったフランス・ギャル(ずいぶん汚れてしまってすみません)
**********
1月7日放送の「穴沢ジョージの “Good Old Music”」のオンエア曲です。
1 . 夢見るシャンソン人形 (フランス・ギャル) 2 . Slow Down 3 . Dizzy Miss Lizzy (以上、Larry Williams) 4 . Bad Boy (ビートルズ) 5 . I’m Beginning to See the Light 6. Little Things Mean a Lot (以上、Kitty Kallen) 7 . Good Luck Charm (エルビス・プレスリー) 8. Hush-a-Bye (Peter, Paul and Mary) 9. Hushabye (The Mystics) 10. Tu N’as Pas Le Droit 11. Il Neige (以上、フランス・ギャル) 12. Skiing in the Snow (The Beach Girls) 13. Snow Time (Neil Sedaka)
リクエスト曲は、7.座波ソーメンさん。8. 酋長Koba さん。以上、 ありがとうございました。
上記以外は穴沢選曲です
以上です。次回もよろしく。
ジリオラ・チンクエッティの鉄道の歌 2022.12.02
ゴダール逝く~サガンの命日 2022.09.30
フランス語カヴァーポップスの駄洒落タイ… 2022.06.09