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2009.02.01
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カテゴリ: ヨタ話
ドラマ化されたジョージ秋山の漫画 「銭ゲバ」 を読んだ。大阪から新居浜に移動する電車の中で読んだ。

銭ゲバ

ジョージ秋山というと「はぐれ雲」他の作品をちらっと読んだ程度だが、この「銭ゲバ」は初期の作品にもかかわらず傑作の感が強い。

映画的であったり、小説的であったりするけど、例えば1コマで登場人物の心理を表現したり、数年の流れを一瞬で表したりと、小説でも映画でも難しいような表現手法を多様・工夫していて、漫画という媒体だからこそ成立する作品を構築しているのはさすがだなと感じる。

内容は幼いころに貧困のさなかで母を失った主人公、蒲郡風太郎が「銭こそが全て」という屈折した感情を持つに至り、利己的に守銭奴への道を突き進む中で、財産保全と拡大のために殺人をはじめとする様々な犯罪を重ねていくという物語。

「銭が全て」と言いながらも、醜い姿を持った自分に真実の無垢な愛を与えてくれる相手を潜在的には探し求めている主人公の心理が哀しい。

「ラブリンモンロー」という同氏の連載漫画にも「人間が考えているのは、結局は食べ物とセックスのことだけだ」という表現があったが、このことを実証するかのように、ことさら露悪的な表現がとられている。

非常にどぎつい暴力表現と性表現が繰り返され差別的表現もストレートに描かれるという、非常に陰惨な物語であるが、これを1970年に少年サンデーで連載していたことが驚きで、そういえば昔の少年漫画は「漂流教室」とか「ブラックジャック」とか、重い内容の作品を普通に掲載していたなと思う。

今の子供にはあまりにも激しい内容かも知れないが「毒にも薬にもならぬ」という言葉が暗示するように、時には毒もまた薬になるので、中学生くらいなら読ませても良いと思う。





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Last updated  2009.02.01 13:30:13コメント(0) | コメントを書く
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田穂@ Re:GMご乱心の 2009 タホ・ハイブリッド(11/16) 向こうではでかいなんて意識ないし、今の…
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