愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

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2026.08.13
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  ^-^◆ 考え方は人それぞれ(良し悪しはその人が決める)[30]



先輩「ところで……日本国政府の専用機があるのは知ってるよな?」

天崎「ハイ、その名の通り、日本国政府が所有し、
   運航を行っているモノですね……」

安村「皇室や政府要人の輸送、外国に居る日本国民保護などのために、
   使用される航空機の事ですよね……知っていますよ」

先輩「じゃー、あの航空機の管理運用は、どこでやってるか、
   知ってるか?」

天崎「知ってまーす。いつかテレビで見ました。
   航空自衛隊が、管理・運用しているんですよね」

先輩「おっ、知ってるじゃないか?その通り防衛省の管轄だな」

安村「あれって、昔からあるんでしょう……?」







先輩「うん、昔と言ったって、20年ちょっと前からだな。
   1992年(平成4年)に『747-400』を、2機導入して、
   運用が開始された。その後、2019年(平成31年)4月1日からは、
   『777-300ER』2機に変更して運用しているということだ」

天崎「同じものが2機あるんですね。
   使用中の機に不都合が生じたら、予備機が、
   すぐに代替任務を行う訳ですね」

安村「……でも、何時・何処で不都合が発生するか分からないから、
   大変と云えば、大変ですね……先輩」

先輩「ウン、良い所に気が付いた……だから、通常は主務機と副務機が、
   共に飛行して、主務機に支障が生じた場合は、
   直ちに副務機が代替するというシステムになっている」

安村「えっ、常に2機で共に飛んでいるんですか?」

天崎「ひゃーーー、経費も馬鹿にならないですね。
   まあ、それなりの重要任務だろうけど……」

先輩「あのな、こんなことも実際にあったらしいぞ。
   皇室と政府要人の使用予定が重複してしまってな……」







安村「あるでしょうね。相手国の都合もありましょうから……。
   そんな場合は、どうするんですか?」

先輩「こんな場合は、多くの場合は皇室が優先して使用するらしい。
   実際に、2012年5月に天皇・皇后の英国訪問と、
   野田佳彦首相のキャンプ・デービッドサミット出席が重複した。
   天皇と皇后が政府専用機を、野田首相が全日本空輸(ANA)の
   特別機を使用した……ということだ」

天崎「……何となく、記憶にありますよ。その件……。
   2機持っているけど、あくまでも、1機は影武者みたいな
   もんですからね……」

先輩「うん、現在も2機体制だがな……、本来は、要人輸送機は
   最低でも
   「正(要人搭乗・主務機)」、
   「副(随行・副務機)」、
   「予備(正・副が出発したあと基地で待機・非常時の代替機)」
   といった、3機以上の体制で運用されるのが望ましいと、
   いわれているんだ……」







安村「そうですね。もし1機が故障していると、使用できるのが
   1機のみになって、予備機がなくなってしまうし、
   国外寄港地で正・副の2機とも故障した場合は、
   代替機がなくなり、危機管理上の問題を起こしかねませんね」

先輩「実は以前、かなり問題になった事が実際にあってな……。
   1999年2月にヨルダン国王が死去された際、国王が、
   行政府の長を兼ねておられたことから、
   国葬は天皇・美智子皇后と、小渕恵三首相夫妻が共に、
   参列することになって、両者が2機に分乗したため、
   双方が主務機扱いとなった訳だ。
   このため両機は予備機なしで0泊3日の往復飛行を
   こなすこととなったらしい……」

天崎「もう一機、増やすとか……考えられないんですかね?」

先輩「うん、実は、当初の2機購入の数年後に防衛庁が
   諸々の理由で3機目の予算も原案に組み込んだところ、
   大蔵省の査定で却下された……ということだ。
   確かに、半端な費用ではないからな……」



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天崎「先輩、この凄い航空機2機は、普段はどこで、
   待機してるんですか?」

安村「都内のしかるべききちんとした場所じゃないかな?」

先輩「ははははっ、そう簡単にはいかんぞ…………。
   まず、知っての通り専用機の乗務員は航空会社の社員ではなく、
   全員航空自衛隊員であるということ。
   航空自衛隊特別航空輸送隊(専用機専門の部隊)の司令部が
   北海道の千歳にあるということ。
   この自衛隊飛行場は大型機が離着陸可能な滑走路を保有している。
   加えて、常時2機を駐機させる大規模な格納庫があるという事から、
   北海道の千歳市の新千歳空港に格納されている。
   ……と、まあ、こういう事だ」

天崎「へぇー、知りませんでした……」

安村「色々と事情があるんですね―――」

先輩「どうも……今日は、ちょっと長くなったな……。
   まさに、常識問題だった……。
   しかし、大分、時間を使ったなぁ……、
   今日は、設問は無しとするか?……なっ」

天崎「そうですねー、今日は設問をパスしましょう。
   で……先輩!! 言いたいことがあります。

   前回の話で、私、安村に腹が立っているんですよ」







先輩「えっ!何だなんだ?」

天崎「先輩、こいつ不届きにも優秀な社員も私の所に来ると
   ダメになってしまうって言ったんですよ(ーー゛)」

安村「そうは言ってないよ……。
   ……しかし、自主性や改善の意欲などが低くなる……、
   ……そんな気はしている……」

天崎「自主性……? アホか?……お前は。
   だからダメなんだ。

   会社は同好会じゃないんだぞ!!!
   上司が指示命令を下してそれを部下がきちんと処理して
   結果を出す。それが筋だ……。
   自主性なんて要らない。
   改善なんて、課長の俺が考える事だ……。
   全て俺の責任なんだ!!」

先輩「ほうーー、面白い話になってきたな……。じゃー天崎は、
   優秀な社員とはどういう社員と思っているんだ……?」

天崎「(^-^)ハイ!! それは極めて単純明快です。
   会社の方針や上司からの指示命令を素早く理解して、
   期待に沿った原価、納期、品質で仕上げる社員が、
   優秀な
社員です。
   ……あくまでも会社と言う現場での話ですよ。
   一般論の『優秀』には、まだ色々な考え方が
   あるでしょうけどね……」







先輩「フム、なるほどな……。安村はどうだ。同じ考えか?」

安村「はい、同じです。それが優秀な『社員』です。
   しかし……」

先輩「……うん?……しかし、……何だ?」

安村「『社員』つまり担当者はそれで良いのですが、
   我々は、同時に管理職候補者を育てなければなりません。
   そう考えますと、天崎が言った事に加えて、
   自分の自主的な意見を勇気をもって上申できる能力、
   常に仕事の改善を考える社員が大切になって来ます……」

天崎「そんな社員は、俺は要らない。
   現場が混乱するだけだ。
   管理職になれるかどうかは俺が良く観察して抜擢する。
   お前の言っている様な奴等は、
   ウチの職場では優秀とは呼ばない!!」

先輩「……ほう、じゃー何て呼ぶんだ?」

天崎「『厄介者』『変わり者』『うるさい奴』ですかね。
   ははははははっ…………)^o^(」



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安村「天崎……お前が知らないだけだよ。
   その少数の彼らは陰で『切れ者』とか、
   『器が大きい』とか……囁かれているよ。
   しかし、お前からの評価は低いがな……ははははっ……。
   (^ー^)」

先輩「うーーん、毎度のことながら、
   お前らが、どうして仲が良いのか分からなく
なってきたよ。
   ふふふふふふっ………………(^。^)」


           <続く>









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最終更新日  2026.08.13 07:00:06
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