ラジオ、ときどきラーメン2

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2015.08.15
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カテゴリ: 無線機
直列共振回路のQ.jpg


たとえば、このような共振周波数からCの値を求める問題の場合、共振周波数の公式(f=1/(2π√(LC))から、

C=1/(4*π^2*f^2*L)

上の例では、
C=1/(4*3.14*3.14*7050*7050*10^6*2*10^(-6))

を計算しなければならず、計算負荷が大きくて面倒な計算になるので、計算間違いの危険性がおおきい。
それ以前に、計算が煩雑なので根性いれてやらないと計算できない。
計算が面倒でいやだ。

なので、楽に計算する方法について工夫が必要だ。

                =>以下の様にすると、結構楽に計算できる。

まず、

すると、

1/(4*π^2)≒0.25*0.1=0.025 

となる。これを最後に割り算の結果に掛ける。


上の例で計算すると、

C=1/(4*3.14*3.14*7050*7050*10^6*2*10^(-6))
 ≒0.025*1/(7050*7050*10^6*2*10^(-6))
 ≒0.025*1/(7*7*2*10^6)
 ≒0.025*1/(100*10^6)
 =250*10^(-12)
 =250(pf)

よって、



となる。ほとんど計算の負荷がかからなくてすむ。

別の例で検証すると、

Cの可変範囲と最高周波数からLのインダクタンスを計算.jpg

(3が正解)

この問題で計算すると、
最高受信周波数とする場合、同調用可変コンデンサの値はC=Cmin+浮遊容量=30+20=50(pf)なので、


L=1/(4*π^2*7.1^2*10^12*50*10^(-12))
 ≒0.025/(7^2*50)=0.025/(49*50)
 ≒0.025/(50*50)
 =10^(-5)
 =10*10^(-6)
 =10(μF)

となり、小数点の煩雑な掛け算割り算をやらなくてすむ。 






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最終更新日  2015.08.17 16:09:33
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