ラジオ、ときどきラーメン2

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2015.09.19
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カテゴリ: 海外市販ラジオ
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DC 1.5V Mini Portable AM/FM 2 Band Pocket Radio Receiver Earphone

Banggood.comから結構前に購入したポケットラジオです。なぜかカタカタで書いてあるんですが、FMの受信周波数は88~108MHzで日本国内の放送はほとんど聞けません。
なので、受信周波数を国内対応にしようと思ったわけです。

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FMは海外(中華)周波数ですが、AMは日本国内と変わりません。

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単4電池1本で聞けるのがこのラジオのメリットです。ただ、スピーカーは無いので、イヤホンのみ。アンテナも無いので、たぶんイヤホンのリードがアンテナ代わりでしょう。

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パッカン。バーアンテナはラジオの幅未満しかありません。かなり短い。それでもAMローカルは十分に聞けます。どっちかというと、人体アンテナで感度増幅しているようなタイプのラジオです。

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ラジオICはTA7792F。東芝の石です。自作ラジオマニアの定番のラジオICですね。

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基板表面。これを見てびっくりしました。なんとIFTが黄色(初段)と黒(終段)との2個使いです。
通常のTA7792のデータシートでもサンプル回路でIFT1段しかありません。それを2段にするということは中間周波数増幅がもう一段増えているので、AM選択度、感度がかなり高い性能を期待できるのではないか?と言うことです。


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たぶんRF部ですが、チップ部品が満載です。こんなに部品使うなんて、かなり怪しいです。それにトランジスタらしきものも3個ありますし、。。。。
AFのアンプかもしれませんが、RFのアンプかも知れません。中間周波数増幅用かもしれませんが。。。。。。

こんな安物のポケットラジオにこれだけの点数の部品を奢っているところを見ると、かなりの性能を期待したいですね。実際、FMの感度、音質は結構良いです。ただ、よく調整して、ですが。AMも感度良いです。

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AMのセラミックフィルタとFMのセラミックフィルター。FMのディスクリミネータは見当たりません。なので、黒のIFTは中間周波数増幅ではなく、クワドラチャ検波用、のようですね。。。

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最後に、FMの周波数変更改造、PCBを見ると、OSCの同調回路にチップコンデンサを取り付けることのできるパットがあります。たぶん、ココにコンデンサを搭載して仕向けに応じて同調周波数を変えられる仕様なのでしょう。
パッドは2箇所あるんですが、周波数が変わるのはここの場所だけだったので、ここに8pf~22pfあたりのコンデンサを取りつけてみましたが、結局15pFになりました。
FMの感度は反対側のFMのトリマーコンデンサを回して一番感度の良いところで設定しました。

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87.5MHzのトランスミッターでのスターデジオの宅内送信周波数受信中。

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84.0MHzのNHKFM受信中。

FM長野(79.7MHz)はどうしても受信できませんでした。まったく感度がありません。たぶん、PCBのチップ部品の中にRFのBPFのようなものもあって、FMlowバンドは受信できない仕様なのではないか?と思います。
これはSGからの入力が復調できるかで確認ができると 思います。が、現状、先日買ったテストオシレータを使うことの出来る環境が整備できていないので、まだ試して見れません。


とりあえず、84MHzのNHKFMがかなり良く受信できるようになったので、良しとしましょう。





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最終更新日  2015.09.20 01:24:56
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