ドクターイワタの認知症ブログ~東海エリア最高の治療実績~

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Feb 7, 2014
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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト​

認知症治療研究会、入会者募集開始

20140207認知症治療研究会発足
2月1日品川ホテルパシフィックで医師向けに認知症治療研究会発足を告げる群馬大学の山口晴保先生と名古屋フォレストクリニック河野和彦先生の講演会が行われた。その際に、認知症治療研究会の趣意書が配布され、研究会への入会希望者を募り始めた。当日は、交通費等すべて自己負担で参加費用1000円にも関わらず全国から130名の医師が集まった。

認知症治療研究会は代表世話人の堀智勝先生と副代表世話人河野和彦先生が中心となって、コウノメソッドによる認知症治療を実践する会である。アメリカと比較して人口比4倍もいる脳神経外科専門医、第1世代~第2世代の脳神経外科専門医がコウノメソッドによる認知症治療を実践して頂くことが日本の認知症治療の底上げに繋がる。私はコウノメソッド実践医第1号であると共に、脳神経外科専門医がコウノメソッド実践医となった第1号でもある。私の経験が他の脳神経外科専門医の認知症治療参加に役に立てば本望である。

研究会の参加資格は、医師だけではないのでグロービアに資料請求することになっている。医療従事者、介護従事者が研究会の趣意書を読み、賛同してグロービアにFAXし、世話人会の承認を得て入会となる。入会金は無料、年会費は無料、発表会参加ごとに1000円が必要となるだけである。ドクターコウノによれば次回の勉強会は8月3日前後、最初の研究会は来年3月1日ということである。開催地は永年、品川となるようである。

20130207#4738#62
障害者用グループホームからの紹介である。0歳の時に麻疹後脳炎となり、後遺症として前頭葉症状(暴言、暴力、妄想、感情失禁)および記銘力障害が残った。作業所でもいらいらのため集中力がなく、暴言および暴力のため治療が必要であると判断されたため来院された。頭部CT上は、年齢の割に大脳半球裂がややはっきりしている以外は特に病変を認めなかった。対応も礼儀正しく、前頭葉症状があるとは想像できなかった。本人も同伴した母親も暴言や暴力を認めており、前頭葉症状に対してピックセット、ウインタミン朝4mg夕6mgおよびフェルガード100M3包を開始した。すぐに穏やかになったものの、1年2ヶ月の間、中核症状の改善は見られなかった。諦めずに1年8ヶ月治療を続けた結果、中核症状が改善し始めて、作業のスピードもアップしてきたという。54歳にして念願だった就職も決まった。諦めずに外来に通ってくださった御本人と母親に心からおめでとうと言いたい。

20140207#1023#63
ケアマネから紹介され、開業前から定期往診していた数少ない患者さんの一人である。往診の問診だけでピック病と診断して、治療を開始した。前頭葉症状が酷く、介護している奥さんは困り果てていた。5年9ヶ月前、ピック病にはフェルガード100(当時は100Mはなかった)が聞くことは他の患者さんの経験から知っていたので、この方にもフェルガード100 2包を開始した。当初はセロクエル12.5mgも併用したが、フェルガード100M2包開始後2週間で非常に穏やかになり、ほとんど興奮しなくなった。H19年11月開院後すぐに頭部CTを施行したところ、まさしくピック病の所見だった。フェルガード100M3包およびメマリー5mgで中核症状も著明に改善して、5年8ヶ月もの間、在宅療養を続けることが出来ている。奥さんは「入所させるのは可哀想だし、私が寂しい」と老老介護を続けている。奥さんにエールを送りたい。

20140207#3062#64
グループホームからの紹介である。N大学病院老年科でレビー小体型認知症と診断されているのにアリセプト3-5mgで薬物過敏となり中止されていた。幻視や幻聴には抑肝散が処方されていたが、グラマリールとデパスでぼーとしてる状態だった。フェルガードを希望されず、アリセプト1mgを開始して、グラマリール中止、デパスをリーゼに、マイスリーをレンドルミンに変更した。この方には、これで充分だった。認知機能は著明に改善して、グラマリールを中止したおかげで歩行もスムーズになった。3年5ヶ月経過しているがもう普通の人である。御本人はグループホームを大変気に入っており、退所させられないかが一番の心配である。

20140207#亜鉛欠乏症#65
味覚低下および食欲低下が見られた。舌炎や舌苔が見られたため亜鉛欠乏症を疑い、食欲セット(プロマック150mgおよびドグマチール錠50mg)および口腔ケア(ネオステリングリーン)を開始した。次の外来の時にはすっかり味覚や食欲は改善していた。食欲セットは有効率80%と言われているが、最近では3例中3例共に改善が見られている。

今までのGCS(グルタチオン-シチコリン-ソルコセリル)点滴の成績
2014年1月20日「ドクターコウノの認知症ブログ」でグルタチオンがパーキンソン症状に良いのではないか、ソルコセリルが認知症に良いのではないかと発表された。グルタチオンglutathioneのG、シチコリンcitikolineのC、ソルコセリルSolcoserylのSの頭文字をとってGCSセットと呼ぶことにした。今までにレビー小体型認知症DLB8名、進行性核上性麻痺PSP3名、前頭側頭葉変性症(第3期)1名に点滴を行った。DLBでは著効4名、効果あり3名、不変1名であった。進行性核上性麻痺は著効1名、効果あり1名、不変1名であった。前頭側頭葉変性症(第3期)は不変1名であった。全体では著効5名、効果あり4名、不変3名となり、有効率75%である。客観的評価を行うために点滴前後の動画を集積している。





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Last updated  Jun 18, 2023 05:27:37 PM
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