ドクターイワタの認知症ブログ~東海エリア最高の治療実績~

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Feb 21, 2016
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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト​

東山動植物園

20160221@福寿草
20160221@ソシンロウバイ
20160221@八重寒紅
20160221@梅園
20160221@ルイビタキ(♀)

症例報告

220160221@5971@628
インターネット検索で来院された。物忘れ、易転倒、甘い物好き、膝組み、使用行動、肘付き、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮先端部軽度、4.左海馬萎縮軽度、5.脳梗塞なし、6.その他 脳室拡大。 以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:6、前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶2/6 と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+1)、近時記憶3/6(+1) と軽度改善、足とんとん以外上記周辺症状はすべて消失した。7か月後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+2)、近時記憶3/6(+-) と更に軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。

220160221@6088@629
知り合いからの紹介である。物忘れ、鬱状態、真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮、4.左海馬萎縮軽度、5.脳梗塞なし、6.その他 左>右大脳半球萎縮、左>右ピック切痕。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:2ではあるが、若年性であることおよび頭部CT所見から前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:26/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+2)、近時記憶6/6(+4)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+1)、近時記憶6/6(+-)と更に軽度改善して、治癒状態になった。

220160221@6215@630
インターネット検索で来院された。物忘れ、アパシー、夜間不眠、甘い物好き、生真面目、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮、歩行不安定、身だしなみ低下を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮先端部、4.左海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:3.5、ピックスコア:3、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:18/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgとサアミオン10mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(+3)、近時記憶5/6(+3) と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。

220160221@6217@631
ケアマネからの紹介である。物忘れ、暴言、暴力、易興奮、物とられ妄想、被害妄想、介護抵抗、病識欠如、語義失語、甘い物好き、収集癖、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮高度、4.左海馬萎縮高度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化、左側頭葉先端部ヘルペス脳炎。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:5、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:6/9、改訂長谷川式:10/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。物とられ妄想にセレネース0.4mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:15.5/30(+5.5)、近時記憶2/6(+1)と中等度改善、いらいら偶に、語義失語以外上記周辺症状すべて消失した。プロルベインDRを希望されなかった。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgからウインタミン朝6mg夕9mgへ増量した。

220160221@6218@632
ケアマネからの紹介である。物忘れ、易興奮、暴言、物とられ妄想、介護拒否、感情失禁、語義失語、甘い物好き、収集癖を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮なし、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:7、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:11/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝4mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。物とられ妄想にセレネース0.2mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:16/30(+5)、近時記憶2/6(+-) と中等度改善、いらいら偶に、語義失語以外上記周辺症状はすべて消失した。

認知症治療って、本当にやり甲斐がある楽しい仕事です

医療は経験学であり、教科書を読めば出来るようになる訳ではありません。医学部を卒業して医師国家試験に受かれば医師になることは出来ますが、医学的知識が詰め込まれただけの1年目の医師は頭でっかちで実際の医療には太刀打ちできません。指導医がやることを見せて貰い、直接、教えを請いながら、出来ることが増えてきて一人前の医師になっていきます。ここで一番大切なことは、指導医の上に患者という先生が居ることに気づくことです。

認知症医療も全く同じことが言えます。教科書を読んでも治療が出来るようになる訳ではありません。如何に認知症患者さんをたくさん診せて貰うか、すなわち、認知症患者さんにどれだけ教えを請うことができるかが、認知症治療を学ぶためには一番大切なことです。謙虚に認知症患者さんや御家族から問診と言う形で症状を学び、頭部CT(頭部MRIでは脳萎縮や脳内石灰化を把握できず認知症診断には不可)を撮らせて貰い、問診から得た症状を画像で確認することで診断し、直ちに治療を開始します。ここで言う診断というのは初診時の診断であり、経過中に新たな症状が加わってくることで診断さえも変わってきます。当然、治療方法も変わってきます。一人の患者さんを発症当時からずっと診させて貰うことで、患者さんの症状の変化と共に、頭部CT画像の変化も併せて学ぶことが出来るのです。そして、患者さんの症状の変化に応じて治療方法をどう変えるべきなのかも学ぶこと出来ます。認知症患者さんが通院できなくなったら、往診に移行して一生診させて頂けることは本当に有り難いことなのです。

8年前に診療所を開設して以来、日々、目の前の認知症患者に全力を尽くし、認知症専門診療を続けてきました。5000名以上の認知症患者さんから学んできたことは、現在の診療に生かされています。そして現在学んでいることは将来の診療に生かされるのです。日々、自分が進歩することが分かるから、毎日の診療に打ち込めます。認知症患者さんや御家族の症状が改善して笑顔が戻ることが仕事の活力になります。認知症治療って本当にやり甲斐がある楽しい仕事です。

20160221@イワトビペンギン





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Last updated  Jun 18, 2023 04:43:26 PM
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