ドクターイワタの認知症ブログ~東海エリア最高の治療実績~

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Oct 16, 2016
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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト​

ハロウィーンの季節です

20161016@HALLOWEEN
ハロウィーン@土岐プレミアムアウトレット
20161016@HALLOWEEN2
ハロウィーン@土岐プレミアムアウトレット
20161016@ユニホーム1
筆者は外来でも往診でも白衣を着ない。ユニホームは2年前に購入したTimberlandの赤のチェックシャツ。同じシャツが7枚。
20161016@ユニホーム2
Timberlandで新しい赤のチェックシャツ4枚購入。3枚オーダー。

症例報告

20161016@6606@801
ケアマネからの紹介である。物忘れ、幻視、幻聴、被害妄想、暴言、易興奮、帰宅願望、介護抵抗、昼間傾眠、夜間不眠、ふらつき、鬱状態、デイケアでトラブル、収集癖、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮中等度、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:6、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:14/30、近時記憶0/6と中等度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。幻視に抑肝散5gを開始、妄想にセレネース0.2mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:17/30(+3)、近時記憶5/6(+5)と中等度改善、いらいら偶に以外上記周辺症状はすべて消失した。

20161016@6610@802
ケアマネからの紹介である。既往歴:アリセプト3-5mg、医科大学神経内科 1.アリセプト5mg 2.ドパコール50mgなど。物忘れ、幻視、悪夢、夜間大声、易興奮、暴言、易転倒、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮、REM睡眠行動障害を呈していた。頭部CT: 1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:7.5、ピックスコア:3、レビー小体型認知症(DLB)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:6.5/9、改訂長谷川式:15/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。前頭葉症状/易転倒にアリセプト中止、認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。易転倒にドパコール50mg/グルタチオン2000mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:17/30(+2)、近時記憶1/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。

20161016@6611@803
訪問看護からの紹介である。既往歴:H19/11アリセプト3-5mg。H27/11徐脈のためアリセプト5mg中止。老年内科 1.シンメトレル50mg 2.ドパコール100mg 3.バイアスピリン100mgなど。物忘れ、悪夢、夜間大声、暴言、易興奮、昼間傾眠、尿便失禁、易転倒、嚥下困難、甘い物好き、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮軽度、4.左>右海馬萎縮中等度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化、左>右脳室拡大。以上から、レビースコア:5、ピックスコア:4、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:10.5/30、近時記憶0/6と中等度低下していた。前頭葉症状にシンメトレル50mg中止、グラマリール25mgを開始、フェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始、プロルベインDR2Capを勧めた。易転倒にドパコール100mgを継承した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:11.5/30(+1)、近時記憶2/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状は不変だった。前頭葉症状にグラマリール25mgからコントミン12.5mgへ変更した。

20161016@6612@804
ケアマネからの紹介である。既往歴:アリセプト3-5mg、神経内科~内科開業医 1.アリセプト5mg 2.抑肝散7.5 3.セロクエル25mg 4.リスパダール0.5mg頓。物忘れ、幻視、悪夢、夜間大声、暴言、暴力、易興奮、介護抵抗、鬱状態、夜間不眠、夜間せん妄、尿便失禁、REM睡眠行動障害、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮中等度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、6.その他 両側淡蒼球石灰化、左>右ピック切痕。以上から、レビースコア:7、ピックスコア:6、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:1/9、改訂長谷川式:6/30、近時記憶1/6と高度低下していた。前頭葉症状に対してアリセプト5mg中止した。認知機能低下にリバスタッチパッチ2.25mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始、REM睡眠行動障害にリボトリール0.25mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:7/30(+1)、近時記憶2/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状は不変だった。前頭葉症状にリバスタッチパッチ2.25mg/プレタール50mg中止、ウインタミン朝4mg夕6mg(家族天秤法)を開始した。夜間不眠にロゼレム8mg/ベンザリン2.5mgを開始した。

20161016@6621@805
ケアマネからの紹介である。既往歴:循環器内科 1.フルイトラン2mg 2.アダラートCR40mg 3.メインテート5mg 4.アジルバ40mg 5.アムロジピン5mg。物忘れ、悪夢、夜間大声、甘い物好き、収集癖、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.右前頭葉萎縮軽度、3.右側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア2:、ピックスコア:2、アルツハイマー型認知症(ATD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:28/30、近時記憶6/6、軽度認知障害(MCI)の症状を呈していた。。軽度認知障害(MCI)にフェルガード100M粒4錠を勧めた。多発性脳梗塞および重症高血圧症にプロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+1)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善、頭がすっきりして上記周辺症状はすべて消失した。プロルベインDR4Cap開始後、BP134/67からBP97/54まで降下しており、アジルバ40mgから20mgへ減量、アムロジピン5mgから2.5mgへ減量するように指示した。


脳血管性認知症、最新の治療法は?



脳血管性認知症の診断は、頭部CT上、広汎深部白質梗塞(ビンスワンガー型脳梗塞)、または境界領域梗塞(脳内血管、頸動脈および椎骨動脈の狭窄のため脳血流が不足した状態) を認めます。

脳血管性認知症の場合、境界領域梗塞を伴う脳血流低下があるため降圧剤で血圧を下げ過ぎると認知機能低下だけでなく、妄想の原因になります。春先から夏にかけて、生理的に血圧が下がるため妄想が増えます。65歳以上の方は、収縮期血圧を130~150mmHgに保持する必要があります。

故広瀬滋之先生(広瀬クリニック前院長/愛知県刈谷市)が、「プロルベインDR(乾燥ミミズ粉末食品)」の投与前と投与4ヵ月後の頸部エコー400例で、「乾燥ミミズ粉末食品」は、プラークスコア(血管壁のヘドロ)を有意に改善したと報告されました。

「プロルベインDR(乾燥ミミズ粉末食品)」は、バイオ技術で清潔に飼育されたアメリカ赤乾燥ミミズの粉末です。200種類以上の酵素を含み、血管内皮細胞から内因性t‐PA(組織プラスミノーゲンアクチベーター)を出します。そのことで、プラークを徐々に減らします。t‐PAは、血栓を溶かす作用があります。2015年、日本東洋医学雑誌(66(4),278-281)に頸動脈エコー19名で投与前と3か月後、3か月後と6か月後の比較共に、有意なプラーク(内膜肥厚)の減少を認めたと報告されました。

その効果について最初は疑心暗鬼で、まず自分で飲んでみました。やや太り気味で血圧が150~90mmHg程度あったため、1日6カプセルで開始してみました。すると、10日間で、血圧が130~70mmHgまで下がったのです。10日間で、最大血圧(収縮期圧)、および最小血圧(拡張期圧)ともに20mmHgの降圧効果です。河野和彦先生からも、同様の効果があったと報告を受けています。

高齢者800名以上に「プロルベインDR(乾燥ミミズ粉末食品)」を推奨した経験から、1か月で収縮期血圧が30~60mmHg程度下げる効果が得られることが分かりました。降圧剤を内服している場合は、収縮期血圧が130~150mmHgになるように降圧剤を減量する必要があります。糖尿病の改善作用も見られ、脳血流低下にともなう妄想の改善も認められました。副作用としては口の渇き、蕁麻疹(数名)が認められました。

「プロルベインDR(乾燥ミミズ粉末食品)」の適量は、1日6~7カプセルとされています。実際には、1日4カプセル(朝・夕2カプセルずつ)程度が妥当な投与量と言えます。1カプセル60円と比較的高価であることも、1日4カプセルを選択する理由です。経済的に困難な場合は、1日1-2カプセルでも効果のあることが実証されています。

頭部CTで境界領域梗塞や白質梗塞と呼ばれる脳深部の神経線維に沿った脳梗塞が見つかった場合、「プロルベインDR(乾燥ミミズ粉末食品)」が最適な治療法です。





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Last updated  Jun 18, 2023 04:36:33 PM
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