詩と映画と日記

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嵐が丘

「嵐が丘」

監督名
ピーター・コズミンスキー

原作
エミリー・ブロンテ 

音楽
坂本 龍一

キャスト
ジュリエット・ビノシュ (キャシーとキャサリンの二役)
ラルフ・ファインズ   (ヒイスクリフ)




『嵐が丘』

エミリー・ブロンテの傑作の映画化です

荒れ野の風にヒイスが揺れる
嵐が丘の住人アンショーが
旅先のリバプールで
ひとりの孤児を拾ってきました

この男の子は
黒い髪に暗い眼をした
きかん気な子でした

活発な娘のキャシーとは
すぐ仲良しになり
よい遊び友達として育って行きましたが

情け深い主が死に息子の代になると
ヒイスクリフは使用人として
こき使われるようになりました

下男としての労働の日々が
彼を薄汚く無口で片意地な男にと
変化させていきました

一方キャシーは美しいお嬢様として
花開きます

そしてハンサムでお金持ちの
リントンに求婚されます

キャシーとヒイスクリフのふたりは
お互いにたいへん良く似た
熱い激しさを持っていたので

ふたりの魂は
ほとんど溶け合っているかのように
理解しあっていたのに

若いキャシーは
名門の奥様として迎えられる誇らしさを
選びました

棄てられ絶望したヒイスクリフは
出奔します



そして数年の後に再会の日が訪れ

成人したふたりに断ち切ることの出来ない
激しい愛の絆がよみがえります

何度もその時々の名優によって
映画化され名作を残していますが

この映画のヒイスクリフは
すこしハンサム過ぎるかなと思いますが
その分嫌味がありません

キャシーももっと個性的なはずとは思いますが
同感できる演技です

本物のの恋を味わってみたい方に
お勧めです





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