★アカネのアノネα

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February 23, 2004
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岩井志麻子はこんなLOVE小説も得意。

 サイゴン川の流れのようなゆったりとしたアンニュイが全編に漂って・・・。
 ていうか、ほとんどが官能シーンだけどね。

 恋人と二人で行くはずのベトナム旅行が相手の不慮の怪我で一人旅になった私(志麻子姐さんデス)は、その地ホーチミンのレストランでボーイに一目惚れしてしまう。
 勿論そのボーイはベトナム青年。

【見た瞬間に私はセックスの欲情に炙(あぶ)られたのだ。一目惚れは何度かあったけれど、この彼は違う。この男とやりたい】

 そう決めた私(志麻子デス)はそのボーイを愛人と心に決めて妄想につぐ妄想。
 日本に戻って怪我をした恋人と会っていてもベトナムの「愛人」を思い浮かべる。



 欲情は募り、再度単身ベトナムに乗り込む。
 そしてお目当てのベトナム青年に積極的にアタック。
 サイゴン川ほとりのクラシカルなホテルで目出度くベトナム青年を自分のものにするわけです。

【一度やれば気が済むのではないかと、どこかで恐れも期待もしていたけれど】

 期待は見事にはずれ翌日も翌々日も、私が(志麻子デス)帰国するその日まで【求め求められるか】の壮絶な日々・・。

 題名のチャイ・コイはベトナム語「trái cây 」果物の意。
 この小説は志麻子姐さんがベトナムのホテルで一気に書き上げ、第2回婦人公論文藝賞まで受賞してしまった作品。
 一石二鳥というか怪我の巧妙というか、いや志麻子さんの才能あってこそ生まれた傑作です。

 その後、ベトナム青年にはオートバイを買ってプレゼントしたとか、韓国にも新しい愛人ができたとかの新情報もあり、志麻子姐さんのオヤジ化はとどまるところを知りません。
 岡山弁のオドロオドロの『ぼっけえ、きょうてえ』よりは私(アカネです)は結構こういう小説が好き、というか楽しく読んじゃいましたぁ(笑)





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Last updated  February 23, 2004 10:30:04 PM
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り_ょ_う @ Re:★『生存者ゼロ』安生 正/著(07/18) こんにちは 昔、ブログでお世話になった …
り_ょ_う @ Re:★『生存者ゼロ』安生 正/著(07/18) こんにちは 昔、ブログでお世話になった …
キラキラ星@ Re:★『微笑む人』貫井徳郎/著(03/14) ノンフィクション専門で読んでます。が、この中途…
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カツラ―@ Re:★「恋するカツラ」小林信也/著(02/28) 小林氏賞賛の声に不快感を覚えます。 数…

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