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2019.03.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今月、僕は、5人の卒塾生に会った。

正確には、4人に会って、

1人は電話での会話。

この5人。

全員、性格も違えば、働く職種も違うし、

4月から新社会人の子だっている。

ホント、何もかもがバラバラで、

共通点は、ただ、松江塾卒という事だけ。

ある1人の男の子は、



『介護業界で働きます』

と告げに来てくれた。

この子は、約1年ほど前に、就活の相談に乗った子で、

先週、メールをくれて、今週、塾に来た。

就職先の報告に来てくれたのだ。


また、ある男の子は、

塾の歓送迎会に顔を出してくれた。

『借金800万以上を抱える、ギャンブラー』

大学の奨学金から始まり、

ギャンブルやブランドにお金を使い、

気付いたら限度額いっぱいにまでなっていたようだ。



フリーのエンジニアとして働いている。

この子は、話せば長い。

また、ある男の子は、就職とほぼ同時に、

パパになった子だ。

何度も、恋愛や就職で相談に乗った事があった。



やはり、濃い人生を歩んでいるため、

話せば長い。

ここでは、割愛させて頂く。

そして、4人目は、女の子。

木曜日に生徒達をディズニーへ連れて行った帰りに、

川越駅で偶然、見つけた。

2年ほど前、その子が塾に相談に来た時には、

まだ学生で、

今では、社会人として働いている。

現在は、商社でOLとして働いているようだけど、

聞く限り、かなりの激務。

毎日、4、5時間の残業で、

定時の午後5時に帰るのは、

夢のまた夢。

午前6時起床の午後11時帰宅。

睡眠時間は、4、5時間だそうだ。

結局、川越駅からその子の家の方まで一緒に歩きながら、

ずっと、仕事や恋愛の話を聞いていた。

この時、既に12時過ぎ。

僕は、終電の一本前の電車に乗って帰宅した。

この子も、話せば長いし、

ここには、書けないような仕事や恋愛の話が多い。

そして、5人目。

今日、書こうと思っている子は、

この5人目の子。

中学生の時は、常にトップ層にいて、

偏差値70の高校に進学。

浪人か進学かで相談に乗ったり、

就職活動でも、12時過ぎまで、

話を聞いた事があった。

木曜日のディズニーにいる時に、ラインがあり、

『明日、電話しても大丈夫ですか?』

と、連絡があった。

『電話』という事から、

重大な事なのだろうと、想像はしていた。

昨日の授業後、電話で話を聞けば、

『今月末で、会社をクビになります』

という事だった。

売り上げ目標が達成されなければ、クビ。

そもそも、その目標も、自分で定めた目標ではなく、

会社側の都合なのだそうだ。

そして、もし、あと少しで目標金額に届かなかった時に、

僕に、『何十万円かの契約をして欲しい』との事だった。

その会社の事を聞くと、

ブラック企業の代表格と思えるような会社だった。

その子の同期は、既にいなく、

20代中盤の女性がバリバリ働くには、

肉体的にも、精神的にも、

かなりキツイと想像できた。

会社が、社員を守る気は無いんだな!

そんな印象だった。

それで、現状としては、

あと1週間ちょっとで、

売り上げ目標の3000万には、程遠いようなのだ。

だから、このままクビになる可能性の方が大きいみたいなのだ。

しかし、

『もし仮に、あと数十万で届かなかった時には、

先生にお願いしたい。

契約後、その金額のお金は、後でお返しします』

との事だった。

僕は、話の内容もそうだけど、

その子の会社の事も、

仮に、クビになった先の事もふまえて、

話を聞いた。

そして、答えを出した。

もし、

『売り上げが、あと数十万円で足りなかったら、連絡してね』と。

僕は、その子の話から、

考えさせられた。

僕が困った時。

『お金を貸してくれる友人は、

何人いるだろうか』

僕の友人が困っている時。

『お金を貸そうと思える友人は、

何人いるだろうか』

僕は、小、中学生からの友人や大学の時の友達など、

5人の顔が浮かんだ。

きっと、その5人なら、

僕が、頼んだ時に、

数十万円を貸してくれるだろうし、

僕も、頼られたら、貸すだろう。

この5人が、多いのか、少ないのかは、

僕には、分からない。

でも、きっと、多い数字ではないと思う。

ただ、僕の中で、気付いた事がある。

僕の友人でお金を貸せるのは、5人ぐらいだけど、

卒塾生なら、もっと多いと。

パッと思いつく顔だけだ、

10人以上の顔が浮かんだ。

卒塾生と言っても、

高校生になって、殆ど塾に顔を出さなくなった子と、

高校生になっても塾に来て、

大学生になってからはバイトに来て、

社会人になってからも繋がっている子では、違う。

やはり、貸せるのは、

この子なら、お金を貸して戻って来なくていいかな。

裏切られても、騙されてもいいかな。

その子の苦しみや悲しみが、

一瞬でも消えるならと思える卒塾生だけね。


僕らのところに、相談に来る子は多い。

メールやライン、電話。

直接、会いに来てくれる子もいる。

12時過ぎに、突然、塾に来る人もいる。

僕らの仕事は、成績を上げる事だけじゃない。

人の悩みを解決するお手伝いをしているんだ。



これを読んでいるあなたには、

数十万のお金を貸せる友達はいますか?

または、それだけのお金を貸してくれそうな友人は、いますか?

もしいるとしたら、

何人いますか?

それが、あなたの信用度なのかもしれません。


僕の事を信用してくれる人は、

まだ、そう多くはない。

でも、僕は、多くの卒塾生を信用している。

困ったら、いつでも塾に来てね。

君達の力になるよ。





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Last updated  2019.03.24 02:48:51
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