言 い た い 放 題 ! アッキー 28 号
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重度の療育手帳を持つ息子、高校受験に挑戦しました! (その2)「みんなが行くような高校に行きたい!」自閉症で重度の療育手帳(知的障害)を持つ息子が、この春高校受験に挑戦! 結果、「まさか」の定員割れで全日制の公立高校普通科・N高校に入学することができました。遠足、中間考査、球技大会を経験し、現在、朝は時々遅刻しながらも自力で登校、下校の自立を模索中です。障害を持たない生徒と共に過ごす学校生活は、課題も多いけれど、学びも豊かだと感じるこの頃……。さて、今号では、障害を持つ生徒の中卒後の進路について、どのような選択肢があるのかということについて書いてみたいと思います。*探せば、ある! 障害を持つ子の中卒後進路の選択肢*「支援学校以外に行きたいなら、私学がお薦めよ~♪」周囲の先輩母に聞くと、こういうことをよく聞きました。私立の高等学校の中には、障害を持つ生徒を受け入れているところがあります。高校説明会で一つ一つ話を聞いてみると、受け入れてくれる学校がみつかるよ、ということ。また、高等専修学校といって、高等課程を設置している専修学校の中には、きめ細かい対応で発達障害や知的障害を持つ生徒を受け入れているところがいくつもあります。受け入れの状況は年々変わっていくから新しい情報を調べた方がいい、実際そこで学んでいるお子さんの保護者から話を聞くのが一番だ、ということ。少子化ということもあり、障害を持つ生徒を受け入れていく方向にあるから、「うちの子は重度だから無理」とあきらめない、年に何度も開かれるオープンスクールや見学会に参加して、学校から詳しく話を聞き、感触を探ることが大切だ、と聞きました。*府立高校には、特別の制度も*一方、府立高校の中には、「知的障がい生徒自立支援コース」といって、一般生徒と共に同じクラスで学びながら、知的障害を持つ生徒のための独自の課程が設けられているところがあります。また、「共生推進教室」といって、東大阪にあるたまがわ高等支援学校に籍を置いて、府立高校で他の生徒達と同じクラスで学ぶ制度もあります。以上二つの選抜方法は、調査書、推薦書と面接で、筆記試験はありません。たまがわ高等支援学校というのは、知的障害を持つ生徒のための高等部だけの支援学校で、職業に関する専門教科を主に学ぶ、とされています。選抜方法は、調査書、推薦書、面接、検査。検査として、生活に必要な基礎的な知識を、筆記試験の形で問われます。それ以外の府立高校を受験する場合、前もって「配慮事項」を申請して、問題用紙の拡大、別室での受検、中学校教員の付き添い等、入試の際に必要な配慮を得ることが可能です。大阪府では、過去約十年間「定員内不合格」は出していないそうです。すなわち、生徒募集の人数より受験生徒の数が少ない「定員割れ」であれば、たとえ零点でも府立高校に入学できる可能性が大いにあります。ついでにいうと、「自立支援コース」や「共生推進教室」は府立高校の前期日程です。それらのコースや、またそれ以外の高校を受験する場合、支援学校との併願が可能です。それ以外の選択肢として、通信制や単位制の高校があります。いろんなオプションをつけて毎日学校に通うこともできるのだそうです。更に、身体づくりや生活習慣を身につけるためのしっかりしたシステムを持つ全寮制の四国の支援学校への入学を選んだお友達もいます。*「零点でも、定期テストは受けさせて!」入学時から、「高校受験」を宣言*息子の進路については、直感的に府立高校が合っている気がしました。きめ細やかな配慮というより、むしろ、みんなの中に多少の配慮を得ながら一緒にいるということ。そこから多くのことを学べるだろうと感じたのです。「公立高校受験には内申書が大きな意味を持っている。内申書の数字を出してもらうために、みんなと同じ定期テストは、たとえ零点でも受けさせてもらわなければ。入学時から、『公立高校を普通に受験するつもりです』と言って、定期テストを受けておくことが大事よ!」先輩母にそう教えてもらい、中学入学後の懇談では、まず、そのことを言いました。 (『LIP』2011年7月号)
2011.06.25
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