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子の忘れ物、注意力欠如... 高次脳機能障害 家族会が本出版
忘れ物が多かったり、友達との約束を守れなかったり。
こうした症状がある高次脳機能障害は、発達途上の子どもの場合、
症状が分かりにくく、支援も不十分とされる。
周囲への理解を広めようと各地で生まれた家族会八団体で昨年、
結成した全国ネットワークが、
子どもの発達に応じた障害の特徴と支援法など、
体験に基づいた情報を持ち寄り、このほど本にまとめた。
高次脳機能障害は、事故や病気で脳が損傷を受けて、
記憶障害などが起きる。
小学生の場合、親や先生は、
子ども同士の約束事を確認するなどの工夫をしている。
高学年になったら、
本人に約束事をメモをさせたりといった配慮もするという。
「脳の損傷部位や年齢によって障害の症状や程度はさまざまなんです」。
自身の体験を基に、東京都北区の中村千穂さん(44)がそう説明する。
中学二年の長男太一君(14)は三歳の時の食中毒が原因でこの障害がある。
厚生労働省の調査では、
高次脳機能障害の人は全国に三十万人いると推計されている。
ただ、子どもの場合、
診断基準も明確でない部分があり、診断が付かない例も多い。
東京の家族会「ハイリハキッズ」代表でもある中村さんは昨年九月、
全国の八団体でキッズネットワークを結成。
首都圏ではほかに
「後天性脳損傷の子どもをもつ家族の会 アトムの会」(神奈川)
や「ハイリハジュニア」(東京)、
首都圏以外では愛知や富山の家族会などが参加する。
同ネットでは、全国の親たちが体験を持ち寄った。
それらをまとめて、このほど出版されたのが、
「わかってくれるかな、子どもの高次脳機能障害 発達からみた支援」
と題した本だ。
障害による問題行動や対処法について、
母や支援スタッフが助言する体裁で紹介。
幼児期、小学校低学年、高学年、中高生、青年期に分けてまとめている。
編著者で、子どもの高次脳機能障害に詳しい千葉リハビリテーションセンター
高次脳機能障害支援アドバイザーの太田令子さん(65)は
「実際に悪戦苦闘した家族のアイデアを伝えたかった」
と語る。
中村さんは
「困った時の具体的な対処法をできるだけ多く載せたかった。
交通事故や脳炎、脳症などの病気で誰でもなり得る障害。
本をきっかけに理解が進み、救われる家族が増えれば」
と話している。
A5判、百三十六ページ。千六百二十円。
問い合わせは出版元のクリエイツかもがわ=電075(661)5741=へ。
<高次脳機能障害> けがや病気による脳の損傷で起きる後天的な障害。
記憶や注意力が欠如したり、計画的に物事を進めることや
感情のコントロールができなくなったりして日常生活に支障が出る。
外見では分かりにくく、主に先天性の脳機能障害が原因とされる発達障害と、
区別しにくい場合もある。
磁気共鳴画像装置(MRI)による脳画像などを基に診断。
東京都の2008年調査では、
寝たきりに近い重度の人も含め都内は約5万人と推定されている。 【東京新聞】

【送料無料選択可!】わかってくれるかな、子どもの高次脳機能障害 発達からみた支援[本/雑誌] / 太田令子/編著
珍しく東京新聞の独占記事です。
高次脳機能障害、怪我や病気で起きる後天性の障害ですが、
食中毒からも発症するとは、いかに脳がデリケートかが窺えますし、
日々の何気ない生活の奇跡を改めて実感させられます。
自閉症もある意味、生後に起きる障害なので、
後天性とも言える訳で、障害も種分けをすると逆に分かりにくくもなりますが、
障害別の適切な対応が今後も益々必要となって来ますね。
楽天でも扱っている図書なので求めやすくなっています。 🌠
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