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栃木県日光市の日光東照宮近くに、
折り紙作品を取り扱う自動販売機が登場した。
作品は福祉施設に通う障害者の手作り。
観光客らが旅の思い出に買い求め、売れ行きも好調だ。
設置した会社は
「障害のある人にやりがいのある仕事をしてもらうモデルケースになれば」
と意気込んでいる。
2月初旬、
最寄り駅から東照宮まで観光客が向かう日光街道(国道119号)。
道ばたに、
カラフルな和柄のデザインを施した中古のたばこ自販機があり
「折紙」の文字が躍る。
友人と一緒に観光に来た
会社員の猪瀬奏恵さん(21)=さいたま市=は、
たばこ箱大のパッケージから折り鶴を取り出し
「日光のイメージにぴったり」
と声を上げた。
自販機は
宇都宮市のIT関連企業「アクシス」が昨年10月に設置した。
「日光に折り紙の自販機を置くと面白そう」
「障害者の就労支援に」。
社員との雑談から生まれたアイデアを社長の和気悟志さん(41)が採用。
「つるのはねプロジェクト」と銘打ち、
日光市の就労支援事業所「すかい」の協力を得て実現した。
手掛けるのは知的障害のある女性3人だ。
鶴やかぶと、まりなどの5作品1組で200円。
種類は一応決まっているが
「楽しんで取り組むのが大事。その時々で作品が変わることも」。
中身は箱を開けてのお楽しみだ。
設置当初、50組超を販売したところ、2日ほどで完売した。
3カ月で約700組が売れ、制作が追いつかないこともある。
これまで仕事が困難だったという3人。
事業所長の郷間優子さん(34)は
「みんな生き生きと作業している」
と手応えを感じている。
箱に入っているQRコードがフェイスブックにつながっており、
写真で作り手の様子などを紹介している。
郷間さんは
「買った人が障害者を身近に感じるきっかけになれば」
と期待する。
今後はフェイスブックから観光情報も発信する予定だ。
和気さんは
「日光の新しい観光資源として定着させ、就労支援として他の事業所にも広げたい」
と話している。
【日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26722590Z00C18A2000000/ 】
自販機とは面白い発想でも、
販売も手掛けられたら社会との接点も増えますね。 🌠
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