ぐるまんかーこのもぐもぐ日記。

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かーこ♪

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2006年07月14日
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・・・でも・・・昨夜はとても悲しい声で、すごく心配そうに


「S(Buの同僚×友人)が明日、急遽下船することになったんだ。
ドクターの紹介で都内の病院に検査入院するはずだから
下船後かーこちんが病院へ付き添ってくれると安心なんだけどナ・・・」


と、せつない本音を打ち明けてくれたBu。。。


近年、私達はSくんとプライベートも大変親しくしていて
休暇中は何度も我が家へ泊まりに来ているし
彼の田舎の実家へも遊びに行ったことがある仲。


彼は大学時代、個人競技で国体出場や海外遠征もしていた名選手★
優秀な成績を修め卒業後、客船前職はスポーツクラブのインストラクター。
休暇中はモルディヴや沖縄でダイビングを楽しみ、冬はスノーボード・・・
「入院どころか病院なんて行ったことないよ」と笑い飛ばしていた
日焼けして真っ黒な笑顔が懐かしく思い出される。


私達と同世代で独身の彼。3人で一緒に温泉へ行ったり
ワイワイ朝までカラオケ×飲み明かしたり…楽しい想い出がいっぱい☆


彼が病気だなんて信じられない・・・。
そういえば、 昨日 横浜港でちらりと会ったときも
(超忙しそうで会話は出来なかったけど)本当に顔色が悪くて驚いた。


検査だけ、とは言え・・初めての入院、独りぼっちじゃ寂しいだろうし、心配だぁ・・
明日はSくんをお迎えに神戸へ行こう!!
「大丈夫、私がちゃんと一緒に病院へ行くから・・安心してネ」
と、Buに約束して「おやすみなさい☆」





**********************************





翌日お昼頃、猛暑の中・・人ゴミでごった返す東京駅へ・・
15時入港の神戸を目指して新幹線のぞみに飛び乗る。


いつもなら、即もぐもぐ駅弁タイムを楽しむところだけど
今日はそんな気分にもなれず考えごとをしながらウトウト・・していたら
あっという間に神戸駅到着☆


タクシーで神戸港(中突堤客船ターミナル)へ急いで向かう。
ターミナルは飛鳥II入港直後で下船したお客様と
荷物を運搬する作業員の方々でゴチャゴチャてんやわんや状態。
Buに電話すると「S、今まだ働いているんだ」・・・?!?


体調悪化の緊急下船だというのに…
下船直前まで働いていると知り驚愕。。。



2006.7.14.飛鳥II@神戸 飛鳥II@神戸港・・・・最高気温35℃



ターミナルで待っている間Buが一瞬、船から降りてきた。
Bu「かーこちん、Sのこと宜しく頼むね」
Ka-ko「うん、大丈夫!任せてちょ★」


色々な人が行き交う慌しいターミナル内・・・
キャプテン、その他クルーの皆様と「お久しぶりです~!」とご挨拶。
飛鳥の歌姫タミちゃんが笑顔で「カ~コチャ~ン!!」嬉しい再会×ハグハグ☆
Buと仲良しで私と道産子仲間でもあるCP(チーフパーサー)Y君と偶然会って
「かーこちん!お茶でもしようよ」ということになり・・
隣接する メリケンパーク・オリエンタルホテル 3Fのティーラウンジへ。



その後、仕事を終えてやっと下船したSくんと仕事を抜けてきたBuも合流。
アイスコーヒー・アイスティーで喉を潤し束の間ティータイム。。。
他愛無い会話をしながらも、顔色が優れないSくんを心配する私たち。



Sくんと神戸駅へ急ぎ、新横浜駅まで
ワールドC中、船上でトラブル続きだった航海裏話を聞く。
とても静かに・・ゆっくりと語る彼は別人みたい。
屈託ない笑顔でおやぢギャグを連発するSくんが恋しいよぉ…


ねっとりと蒸し暑い夜・・電車を乗り継ぎ、都内某所の病院に
やっと辿り着いた時は既に夜9時半をまわっていた。


直ぐに着替えをいただき入院手続きをするSくん。
実家も遠く、独り身の彼を勝手に心配して付き添う私は当然
「奥様ですか?」と、夜勤の看護婦さんに聞かれ…(苦笑)
別にそのままにしておいてもいいのに~~真面目な彼は
「同僚の奥さんですっ」としっかり訂正☆


優しい看護婦さんは付き添いの私にもベッドを用意して下さり
汗まみれの私たちは順番にシャワータイム。(ありがたや~)
検査準備の薬を飲むSくんと少しだけ語らい
深夜12時をまわってから、就寝☆



「明朝の検査結果が果てしなく異常ナシでありますように…」と、
Buの分もお祈りしながら眠りに就いた・・・
真っ白で、真っ暗な病室は・・・奇妙な位静かだった。





**********************************





翌朝、結局・・・
大腸スコープ検査では数個のポリープが見つかり即オペ(切除)
胃腸内も粘膜が爛れ、かなり荒れていることが発覚・・・ストレス性の急性胃潰瘍。
当分の禁止食品等諸注意×説明を受け、もう1泊していくことに。



以前はめちゃくちゃ元気だったのに…微熱が下がらず顔色も声も別人のよう。。。
私は面会時間ぎりぎりまで(看守り×話し相手しか出来ないけれど)付き添うことに。
彼がウトウト眠っているときはSくんの様子と経過をBuにメールで伝えた。
何もしてあげられないことがせつなくもどかしく感じられたけど
彼の表情が昨日より一昨日よりも少しづつ微妙にやわらかくなっていることが
単純に嬉しかった。



「静かだなぁ」・・・そう呟いた彼の横顔が印象的・・・
そうだよね、ずぅーっと真の“静寂”は有り得ない日々だったものね。



通常当たり前だと思いがちなことが非日常的な長期洋上生活で
心身いっぱいいっぱいだったSくん。



(勿論、本当はもっと早く降りることが出来れば良かったけど…)
このタイミングで下船して、無事検査×治療が出来たこと、
本当にホントによかった。。。手遅れにならなくて本当に良かった。
これ以上、無理をして働き続けていたら・・・
身体が悲鳴をあげて取り返しがつかないことになっていたかもしれない。



船上生活が長いBuに、いつもいつも言い続けていること。
「身体だけは大切に・・・ねっ。ムリしちゃ駄目だよ」
改めて心身健康であることの大切さを実感。
ココロとカラダが健康でなければ、何の意味もない。何も始まらない。





**********************************





後日・・・田舎の実家へ帰ったSくんとメールのやりとりで
ココロの病気を治す為、診療内科へ通院していること・・・
もう船には戻らないかもしれない?という悲しい報せを受け
一瞬、返すコトバがみつからなかった。涙がぽろり。。。
複雑な想いで彼への連絡を躊躇うBuも電話の向こうで声を殺し泣いていた。



BuもSくんも船が好き。海が好き。人が好き。
それは私が誰よりも充分解っている。
休暇中も、仕事について熱く語り合う二人を何年も見てきた。



しかし、尋常じゃない勤務体制×ストレスフルな船上生活は
華やかな表舞台とは裏腹・・・実に過酷である現状も熟知している。



数年経てば、クルーの顔ぶれはガラリと変わっていることも屡。
そんな中、10年以上Buと共に頑張ってきたSくん。






Sくん・・・
メルボルンのイタリアンレストランでお腹いっぱいご馳走してくれてありがとう!
初代飛鳥船上@小笠原で一緒に見たザトウクジラの群れ、忘れられないよ
スノーボード初心者の私に優しく教えてくれてありがとね♪
クルーショーでのなんちゃってマジシャン、最高だったよ~!!



また、一緒に遊ぼうね!!いつでも泊まりに来てね、大歓迎だぞっ
オヤジギャグでうちらを凍りつかせてちょ(笑)約束だよ!



とにかく今は身体×心をリセットしてね・・・
急がず慌てず、ゆっくりのんびり、ね。
貴方の笑顔をみんなが楽しみに待ってるよ☆
















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Last updated  2006年09月18日 08時26分14秒
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