あめりの小部屋

糖尿病予備軍！？

その病棟は糖尿病の教育入院の方が大変多く、グループメンバー5人とも糖尿病関連の方を受け持っていました。

糖尿病の患者様のほとんどは、毎日血糖値を測定します。

人によって一日3回だったり、6回だった、り回数は違う事もあります。

この実習では「血糖測定の技術を習得する」という目標があったので、まず学生同士で練習をしてからその技術を患者様に行う事になりました。

そこで、私達のグループではどうせ血糖値を測るのならば、空腹時血糖を測ろう！という事になりました。

「血糖値高かったらどうしよう・・・私、絶対糖尿病予備軍な気がするんだよね～」

と、Mちゃんが言います。

「え～大丈夫でしょ。ご飯前だしさ～。高血糖って事はないでしょ。」と、Kちゃん。

「ま、ま、とりあえず測ってみようよ！」と、いざ血糖値測定Start！

すると、糖尿病予備軍だと言っていたMちゃんの血糖値はいたってフツーでした。

私を含めて他のメンバーも特に異常値は出てなくて・・・

ところがKちゃんの血糖値はご飯前にも関わらず150もありました。

一同絶句。。。Kちゃんもぽかーんと口を開けてます。

「私、なんでこんな高いの～糖尿病なのかなぁ？」と不安げ。

するとその一部始終を見ていた学校の先生が、

「測り方によっては、値が高くなることもあるの。Kさんの測ったこのチップの所見て。

血液がきちんと真ん中までしみこんでないでしょう？この真ん中の所まで血液をしみこませないと。」と言いました。

そして再測定。

結果は至って正常値！Kちゃん、糖尿病の疑いは晴れましたよ（笑）

単に血液を絞り出して、チップに当てるだけじゃダメなんですよね～。

きちんとした測定方法を習得しなければ！と実感した血糖測定でした。

ところで、自分で糖尿病予備軍だと言っていたMちゃんですが・・・

この血糖測定で値が正常だったもんだから安心しきっていました。

が、ペットボトルのジュースをやたらと飲むので、糖尿病予備軍になるぞ～と皆でおどしをかけてグループで栄養指導を致しました（^^）