浅倉ユキ(あな吉)の、ゆるベジごはん

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2011年06月22日
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あの地震から、3ヶ月がたちました。

でも、わたしたちの平穏無事な日常は、まだ戻ってきていません。
東北の方には、支援物資や義援金などがゆきわたらず
原発の状況も、先行き不安なまま。

そして、そこから離れた東京でもやはり、強いストレスをともなった日々が続いています。

【この状況でわたしにできること、やりたいこと】


今、この状況で、わたし自身に何ができるのか。
あれ以来ずっと考え続けています。

現地へボランティアにかけつけた友人もいる、
福島の妊婦さんや子どもたちを家に受け入れている友人もいる、支援物資を集めたり、ビラを配って呼びかけている友人もいる、
今動いている原発を止めたいと、デモに参加したり、運動する友人もいる。

もちろん、そのどれもが価値のある行動ですし
わたしにも協力できることは、少しでもやっていきたい。
けれどももうひとつ、わたし自身が積極的にやっていきたいと思っていること、
それは、わたし自身が、今現在もっともリアリティを感じていることについての考察です。
すなわち、わたしの周りにいる人たち、直接お会いしている関東に住む女性たちの
ストレスと、向き合うこと。


講座を主催している関係上、毎月300人以上の女性たちと話しをする機会があります。
講座終了後などにはやはり、原発、地震の話になることは多いのですが
ここ東京近辺に住む女性、特に小さいお子さんをお持ちのママたちが
精神的にかなりまいってきていていることを、ひしひしと感じています。

【東京近辺に住む、女性たちの不安】

わたしが直接おはなしする相手は、圧倒的に女性。その数は月300名以上。
年齢は、20代から40代の方が9割です。
遠方からいらっしゃる方もいますが、
やはり大半は、東京・神奈川・千葉・埼玉にすんでいる女性たち。
彼女たちから聞いた悩みは、例えば以下のようなことです。


「もっと南に引っ越したいけど、親類もない。こっちにマンションも買ってしまったし
引っ越してからの収入も不安。どうしたらいいのか...」

「今年あたり二人目が欲しいと思っていたけど、放射能が落ち着くまでは怖い。
1人目と年の近い兄弟を作ってあげたいと思っていたのに」

「東北や関東の野菜を買うのが、正直不安。
でも風評被害のことも考えると、南の野菜をを選んで買う自分に罪悪感が...」

「新婚ですが、しばらくは怖くて子どもは産まないと決めました」

「保育園での牛乳、野菜の産地、園庭での遊びなどが不安。
でも園に伝えてもモンペア扱いされるだけ」

「テレビも新聞も信じられず、ついに個人でガイガーカウンターを購入しました」

「雨の日には学校を休ませようか、本気で悩む」

「放射能についての対策で、夫と意見が対立している。夫婦関係にも影響が出ている」


などなど...

ちなみに、先日名古屋に行く機会がありましたが、
このようなはなしは、一切出ませんでした。
もちろんお会いした人数も5~60人程度だし、時間も少なかったので
ご自宅やお友達とは、そういったはなしが出ているのだとは思いますが、
でも、東京近辺のピリピリした空気、
どんな話しをしていても、最後は原発の話題になってしまうような雰囲気とは、
かなり違う印象がありました。

それは、やはり関東でもホットスポットとよばれる「放射能高度汚染地域」が
次々と確認されてきていることや
スーパーに関東や東北の商品が並ぶ機会の多さなどの違いでしょうか...。

【こんなことぐらいで悩むのは弱い、か】

でも、こんな悩みを口にすると
「東北の人たちは、家も全壊してもっと大変な思いをしているのに、ちょっとぐらいの放射能で、ギャーギャー騒いでいるんじゃない!」
と怒られてしまうかもしれません。

実際、自分が悩んでいるにもかかわらず
「こんなことぐらいで悩む自分は弱いですよね、もっと大変な人もいるのに...」「東北の親戚に比べたら、何も言うべきでないと分かっているけれど...」
とおっしゃる方も、少なくないんです。


でもそれって、適切な比喩ではないかもしれませんが、
「兵隊さんは前線でもっとつらい思いをしているんだから、贅沢を言うのはやめよう」
という言い方と、ちょっと似ているような気がしてしまいます。

ストレス値というのは、相対的に決まるものではありません。
どんなにまわりから見て、低いと思われるものであっても
本人がつらいと言っているなら、つらいのです。

自分にストレスがあることを、認めること。
つらいことを「つらい」と言うこと。
悩みに向き合い、考えること。


そんなことを、誰よりわたし自身のために、
これから少しずつこのブログにて、書きすすめていけたらと思っています。
東京に住む、子どもを持つ30代女子の感じていることとして。


と、今日はここでタイムオーバー… 
今から本の編集者との打ち合わせに出かけなくてはなりません。

次回からは本題にある、風評被害について、書く予定です。

...つづく。

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最終更新日  2011年06月22日 21時12分29秒
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