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ナシアン
２００５年１１月１４日(月） 突然の仕事中の事故で 左手母(親)指・示(人指し)指・中指切断。環(薬)指不全切断の大怪我を負った主人の闘病記です。妻の目から見た「闘病の期間」を日記を読み返しながら書いています。
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October 21, 2008
テーマ： 障害児と生きる日常(4430)
カテゴリ： 色々♪
楽しい時間とは「あっ」と言う間に過ぎ去ってしまうものです
子供達のお迎えの関係もあり、午後２時頃にはお開きに・・・
帰りの車中、あゆむの幼い頃の事を思い出しました。
心臓病も結構重く
Drからは成長が遅れると言われていた。
その通り、首のすわりが遅い・寝返りが出来ないetc・・・
そんな訳で、身体的な病気の診療科に加え
未熟児外来にも通っていた。(成長を見ていく科でした）
この頃はまだあゆむに障害が有る事は解っていません。
きっとDrは気付いていたのかもですけど・・・
まだ、告知はされていませんでした。
恐くて、聞く事も出来ませんでした。
私の住む市では、病気が有ったり何か問題を抱えた子供の居る家に
保健師さんが訪問してくれる制度が有りました
「成長が遅いだけなの？」と言う不安。。。
心の奥底にどんよりした黒い雲みたいのが
いつも「どーん！」と居座ってるみたいな感じ。
そんな時、何回目だったかなぁ？
丁度あゆむが１歳2・3ヶ月になった頃
福祉課の職員と保健師さんがやって来た。
「市では障害を持ったお子さん達が通う
生活訓練会と言うものを運営しています。
今はダウン症のお子さんや肢体不自由のお子さんが
元気に通って、遊びを通して靴を履く練習や
協調性などを学んでいます。
通ってみませんか？」
「何かおかしい・・何かおかしい・・」
毎日そんな思いに押し潰されそうになりながらも
「成長が遅いだけ」と自分を納得させようとしていた。
そんな時だったので
「あゆむはそんなんじゃない！！
あゆむは身体の具合が悪いだけだから！」
と、言葉にこそ出さなかったけれど
保健師さんの提案を受け入れる事が出来ずに拒否した。
あれって・・・
あの時のあの気持ちこそ
心の「バリア」「偏見」「差別」なんだよねぇ・・・
それから数ヶ月。１歳半になったあゆむ。
まだ言葉も出ないし、歩けない
病院から帰って来ると、玄関に保健師さんの名刺。
「その後あゆむ君はお元気ですか？」の添え書きが。
何か、涙がこぼれてこぼれて・・・
思わず電話してみた。
「まだ言葉も出ません。歩けません」
この頃は更に「言語治療科」と言う診療科も増え
家から３０分程度の総合病院。
２時間程掛るこども医療センターと
病院に通わない日は無い位だったなぁ・・・
あの頃は入院も長く、やっと退院出来ても又直ぐ逆戻りだったし。
そんな状態だったけれど、週２回有る「訓練会」に
身体の具合が良い時には通う事にした
バリアを張っていた、そちら側に。
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