Angel RISA

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2012年01月07日
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りさに「荻窪って知ってるか?」と尋ねました。すると、りさは無視をして何かアニメの話をし続けました。そんなりさにもう一度「荻窪ラーメンって知ってるか?」と聞いたら、「何それ?」と食いついてきました。ラーメンが大好きなりさはラーメンという単語に反応したのです。「おいしいラーメン屋さんが集まっているところ」。私が説明すると「今から行く!」と言い出しました。でもちょっと時間が遅かったので、「遠いからまた今度ね」となだめすかしてその日は終わりにしました。
2週間くらいしてから思い出したように「荻窪ってどこ?」と言うので、東京にあると答えました。「いつ行く?」と言うので、「それじゃ来週行こうか」と答えておきました。
そして東京へ。ばあばと私とりさでの3人旅です。朝出て昼前に荻窪につきました。事前にチェックしておいたラーメン屋さんは既に行列ができていました。りさもその列に驚いたようで、「人気あるねぇ」なんて言ってました。腹をすかせた中1女児。よだれをたらしていました。いよいよ順番が来て中に入ることができました。「狭!」大声で言いました。ちょっと動揺しました。店員さんも少し驚いていました。でもりさに理屈は通じません。狭ければ狭いというし、おいしければおいしいと言う。そして頼んだラーメンが来ました。ふうふうして勢いよく食べました。りさは店内に響くくらいの音量で「おいしー!」と連呼。連れてきた甲斐がありました。5分足らずで完食。「よし次行こう」。「まだ食べるのー?」ばあばが言うと「当たり前」との返事。りさには誰も逆らえません。次の行列に並び、違うラーメンの味を堪能しました。ここでもりさは「おいしー!」を連呼。ボキャブラリーの少なさが逆にかわいい。また完食。「よし次行こう」。「もう無理だよ、りさちゃん」。ばあばが言っても聞きません。違うラーメン屋の行列の最後尾に座り込んでびくともしません。「ここで最後だからね!」ばあばが何度も言って聞かせました。「…分かったよ」。りさは自分の意見を否定されたときによくする暗い表情を浮かべ落ち込んでいました。そして最後のラーメン。豚骨チャーシュー大盛。りさよ、そこまで食ってどうするんだ、私は心の中で呟きました。メタボが進行するー。そして「おいしー!」を連呼し、完食。「すごいな、りさ。その食欲には負けるよ」。そう言うと「次だ」と言った。「もうだめだよ、りさちゃん!」「食べる!」「もうお土産買って帰ろう」「ワンタンメンだ」「もうだめ!」「嫌!」そんな押し問答を聞きつけた警察官が一言、「ラーメンのお土産も売ってるよ」。「それだ!」りさは警察官に敬礼し、「いいぞ諸君、よく言った!」。
結局お土産のラーメンを20食分買って帰途に着きました。りさは新幹線の中で熟睡。食って食って食って寝て。そしてメタボ街道一直線。りさの家の夕食もお土産のラーメンだったそうです。
りさの将来、ラーメン屋の店員というのはどうかとも思いました。まかないはいつもラーメン。至福の人生のような気もしました。今度りさに提案してみようかな?何て言うかな?多分いつもの「うるせえ」だな。





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Last updated  2012年01月07日 09時08分37秒
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