私が日頃から扱っているプラズマ粒子のエネルギーが keV = kilo electron volt (10^3 eV)
で、CERN/LHCで作られる高エネルギー陽子は 7TeV = 7 tera electron volt (10^12 eV)
なので、エネルギーのオーダー(桁)の違いが 10の9乗
もある話です。
最近、 PeV = peta electron volt (10^15 eV)
から超・高エネルギー(として、観測をベースに再計算された値)が 10^21 eV (1 ZeV, 1 zetta electron volt)
までを検出する 宇宙線検出実験(正確には、観測、となります)
がいくつかありますが、とにかく、TeVレベルのエネルギーを持つ宇宙線が、地球大気圏に入ってきて大気と反応した時の反応分布を実験的に調べようとする実験が、LHCfのようです。
「宇宙物理」は宇宙に関する物理学の総称であって、素粒子物理学との接点が強い高エネルギー天体・宇宙線物理学も、私がやっている地球磁気圏近傍の宇宙プラズマ物理学も「宇宙物理学」。 要は、宇宙物理学は一種の応用物理学であって、既存の物理法則に立脚して成り立つ物理学であります。従って、既存の物理法則に合わない現象や新しい物理法則が出てくることは原理的にいったらあり得ません。だから、beyond the law in physicsに当たったら、まず、ノーベル賞は確実でしょう。 現実、(明に)宇宙物理でノーベル賞が出たことは、1970年のハンネス・アルヴェーン(Hannes Alfve'n、電磁流体力学の創始)くらいなのです。