2003年09月09日
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きょうは、アトリエが夕方からだったので、その前に、大急ぎで馬車道に行って、県立博物館内のともしびショップに行った。
ともしびショップとは、神奈川県がやっている制度みたいで、県の運営する公共施設の中の喫茶店を障がい者(たぶん、主に知的な)の働く場所にしているものだ。
わたしも以前、博物館に来た時に、ここの喫茶店をはじめて利用して、障がいのある人が運んでくれるお茶を飲んだ記憶がある。

今回、県立博物館が、はじめておでかけアート展に協力してくれるということで、中区の障がい者団体の人から、「ともしびショップにも声をかけてみたら?」とアドバイスを受けたので、突然訪問してみた。
が、きょうは、責任者不在のため、明日電話してみることに。
とりあえず、遅めのランチだけをいただくことにした。

当店お薦めのカレーライスは、ドリンク、サラダ付きで700円。お手ごろな値段にひかれて、スタッフ「ス」が頼んだ。
夏の特別メニューは冷やしうどんセット。
冷やしうどんに、小さなお魚の煮付けや卵焼きなどのつけ合わせとドリンクがついて、800円。


それに比べて冷やしうどんは、手打ちっぽくて、けっこうおいしい。作業所や施設でうどんをつくっているところもあるので、ウエイトレスの女の子に、
「このうどんは、どこのおうどんですか?」と聞くと、その子は、カウンターに戻っていって
「うどん、どこですか?」と聞いていた。
カウンターのおばさんが、遠いカウンターから大きな声で、「なんでしょうか?」と聞くので、わたしも大きな声で
「おうどんおいしいですが、どこのですか!?」と聞いた。
すると、大声で
「UCCさんのです!」
がーーーん。

……なるほど、ここは、UCCの提携店で、UCCから配られているもので、まかなっているんだあ。
大きな声で、聞いてしまって、恥ずかしかったよーん。
でも、手打ちっぽいのは確かだし、腰もあっておいしかったよ。

おやつ程度の量でした。
お薦めのカレーも、もうすこし、こだわってほしかったなあ。
ただし、ウエイトレスさんのかわいさとすてきさは、他のお店にはないチャームポイントであることは確かです。

その後、全国共済もまわって、急いでアトリエへ。
きょうは、ひさしぶりの中学生4人組のご利用。

背広にネクタイ姿のおじさんを見て、さすがの中学生もしばらく大人しくなった。
やっぱり、ああいう格好のあの年頃の人には、反射的に権威を感じるものなのかしら。
それもつかの間、大笑いしながらの取っ組み合いのけんか風のネコじゃれ状態になってから、「じゃあさよならー」と帰っていった。

現在進路担当の草加さんは、子どもたちの進路のために、毎日企業や施設をまわっている。
いろんな可能性を見い出したいと思っている。
「じゃあ、今からアニミに行ってみる?」
と誘ってみた。

アニミは、バイク野郎で、バイクでアメリカ大陸横断中の事故で、車椅子ユーザーになったタロさんという30代後半の男性が、つくったNPO法人で、この春からみなとみらいのセキチュー(ホームセンター)と生鮮館(スーパー)にはさまれた恵まれた立地にインターネットカフェのような空間をオープンさせている。
ロケーションが近いのと、スーパーもホームセンターも好きなので、時々行くが、逆にターゲットと立地がマッチしていないのか、あまりお客がきていないみたいでちょっと心配している。
おでかけ展の実行委であるタロさんにも会議で時々出会うが、なんとなく最近疲れきっていて、元気がないようにも見える。

8時閉店なのに、15分前に駆け込んで、「タロさん、客連れてきたんだけど、カレー3人食べられる?」と声をかけた。
3人分ならぎりぎり大丈夫だよという御言葉に甘えて、しかも、自分でさそっておきながら、財布忘れて、草加おじさんにごちそうになってしまった。
タロさんのカレーは、バングラデシュ人じこみの本格風に、タロさんテイストのまじったもの。
日によって味がまちまちだが、今日はおいしい。
でも、食べ物がカレーだけというのは、夜まで営業してても、なかなか人が来ないわけでもあるような。
特に、ここは家族連れが多い。
カレーミュージアムも、ラーメン博物館ほど人気がないのは、本格カレーが、子どもの口に合わないせいもある。
休日にみなとみらいに来て、家族全員同じカレーというのも少し哀しい感じもするし。
だけど、タロさんには、もう少しがんばって、なんとか、この店を軌道にのせてほしいものだ。

帰るときにふと上を見ると、レース用の3輪バイクにまたがってさわやかな笑顔を送っているタロさんのでかくてかっこいいパネルがあった。
キャッチコピーは<LIVES?>
「これ立木さんが撮ってくれたんだよ」
マガジンハウスとキャノンがスポンサーになって、この春東横線のホームなど、いろんなところで、このポスターが掲示されていたらしい。

ほとんど誰もいない淋しいお店で、250円のドリンクを運んでいるタロさんだけど、実は、かなりの有名人で、世界中を飛び回っている。
やさしくてデリケートな人なのに、傷付きながらも、障がい者の広告塔としてがんばりすぎるくらいがんばっている。

「適当に楽しんでやってるよ」
って写真のタロさんはいってるように見えるけど、最近のタロさんはちょっと心配。

「がんばりすぎると目的が変わってきちゃうから気をつけてね」とだけ声をかけて帰ってきた。
8時閉店なのに、もう9時だ。
ごめんよ、タロさん。(苦笑)





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最終更新日  2003年09月10日 20時12分27秒
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