2006年05月19日
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 豪憲君はかけっこも好きで、園での徒競走ではいつも1等賞だったという。園は藤里小学校の向かいにあり、この職員は14日にあった同小の運動会を見に行き、一生懸命走る豪憲君を応援したばかりだった。職員は「幼い子供の命を奪った犯人が許せない」と憤りをあらわにした。
 親類や近所の住民など、明るく元気な豪憲君を知る人たちは、一様に悲しみにくれる。30代の親類の女性は「スキーが得意で、父親と一緒にスキー場によく行っていた。もうこの世にいないなんて信じられない」と唇をかんだ。近くに住む飲食店店員の女性(77)は「わんぱくで元気が良かっただけにショックは大きい」と振り返る。「魚とりが大好きで、網を片手に用水路を腹ばいになって必死にメダカを捕っていた。その姿がとても可愛らしく、今も忘れられない」と肩を落とした。
 近所の主婦(31)は「とても優しい子だった」と涙を浮かべる。「公園で子供たちがよく野球をしていた。5歳の息子がプレーできずに見ていると、豪憲君は可哀そうに思ったのか、野球の輪から外れ『鬼ごっこでもしようか』と一緒に遊んでくれた。小さいのに人の気持ちの分かる子だった」と話した。また別の主婦(41)によると、豪憲君は午後5時になると遊びをやめて必ず帰宅していたという。「わんぱくなのに親の言うことはきちんと守るとてもいい子だった」と振り返る。【比嘉洋、大久保渉、安田光高】

 ◇学校側の要請で保護者が児童送迎

 遺体発見から一夜明けた19日朝、豪憲君が通っていた町立藤里小学校(工藤文雄校長、児童150人)では、学校側の要請で保護者による児童の送迎が始まった。豪憲君と同じ1年の男児(6)を乗用車で送ってきた男性は「家で孫に『安心して家に帰ってこれるようになるといいね』と話した」と深刻な表情で話した。
 校門前には午前7時過ぎから、児童を学校に送る車の列ができ始めた。児童用玄関に横付けされた車から降りた児童らは、迎える教諭らにあいさつして校舎内に入った。
 児童が殺される痛ましい事件に、保護者や教諭らの表情は一様に暗かった。5年生の男児(10)を送ってきた祖父(66)は「残念としか言いようがない。子供たちが安心して通学できるように、バス通学なども考える必要があるのでは」と沈痛な表情をみせた。
 午前8時過ぎに登校はほぼ終了し、教諭が児童用玄関のかぎを施錠。同8時半からのホームルームの時間に、工藤校長が全校放送で事件について説明。校長は「無事を祈っていましたが、帰らぬ人となってしまいました。ほんの少し前まで一緒に遊んだり勉強したりした豪憲さんともう会うことができなくなりました。本当に悲しい気持ちです。とても不安な気持ちです」と話し全員で黙とう。「豪憲さんから『命を大切にしてね』とメッセージを受けました。一層命を大切にして生きていきましょう」と続けた。
 この日は児童の心のケアをするカウンセラー1人が学校におもむき、対応にあたった。【太田圭介、田村彦志】

 ◇文科省「安全対策に全力」

 「あってはならない事件が相次いで起こり、非常にショックを受けている。何とかして通学路をはじめとした児童の安全が確保され、このような事件がなくなるよう全力を尽くしていきたい」。通学路の安全マップ作製など子どもの命を守る対策を取るさなか、またも起きた下校途中の事件。米山豪憲君(7)殺害事件を受け、小坂憲次文部科学相は19日の閣議後会見で、安全対策に全力を挙げる姿勢を改めて示した。
 一昨年から奈良、広島、栃木各県で相次いだ下校途中の小1児童殺害事件などを受け、文科省は今年度から、防犯のアドバイス役として警察官OBなどに委嘱するスクールガードリーダーを2400人に倍増させ、全小学校をカバーできるように予算を組んだ。秋田県では昨年度の7人から今年度は約40人に増やす予定だという。
 また、今年度から新たに、下校時間が早い低学年の児童と高学年の児童が一緒に集団下校できるよう、学校の空き教室などで低学年の児童が待機し、その間、地域住民が面倒を見る事業も始めた。全都道府県が携帯電話やICタグなどIT(情報技術)を活用した安全対策の研究などに取り組めるよう予算化もしてきた。
 しかし、再び同様の事件が起き、さらなる安全対策の充実が求められそうだ。【長尾真輔】

 ◇秋田県教委が市町村教委に緊急指示

 秋田県教委は18日夜、▽登下校時の安全確保体制の状況を再点検し、事故の未然防止に努める▽学校や家庭で登下校や外出時の危険回避の方法について児童・生徒と話し合う機会を積極的に設ける--の2点を市町村教委に電話で緊急に指示し、同じ指示を電子メールで県内の全小中学校に送った。
 藤里町教委によると町内で不審者情報が寄せられた例はこれまでないといい、不審者情報で学校や町教委が注意を喚起したケースもないという。
(毎日新聞) - 5月19日17時10分更新



ただ、これまでも私は、こういう事件や虐待が起こるつど、思うところを書いてきました。
もうこれ以上どう書けばいいのかわからないくらい、考えがまとまらない時はまとまらないなりに書きなぐってきました。
でもまた起こってしまった、また大切な命が奪われてしまったんです・・・。

私だけじゃない、たくさんの人が「こんなことあってはならない」と、あちこちで話したり書いたりしています。
それでも止めることができないばかりか、次々と凄惨な事件が起こってしまいます。
そのたびに園長先生、担任の先生の話が出て、悲しみが倍にも3倍にもなってしまいます。
どんなに絵を書くのが好きだったか、かけっこが大好きでいつも1等賞だったのに・・・でももう何もできない、こんなことになるなんて周囲も本人も思っていなかったし、望んでもいなかったのにね。

私たち大人は、子供たちに明るい未来や幸せな世界を見せてあげているんだろうか。

あるちゃんも、いつどうなるかわからないなー・・・っていうか、人は誰でもいつどこでどんな形で人生の幕引きをするかわかりませんよね。
事件かもしれない、事故かもしれない、でもせめてその時まで一生懸命にあるちゃんを守って、幸せにしてあげたいと思います。
もちろん、世の中の子供の誰1人として不幸になってほしくないし、本当はそんな人為的に人生を終わらせることなんてないのがいいのだけど・・・。
あーもう、週末くらいもっといい話題で終わらせたかったのに。
こうなったら犯人は1日も早くつかまって、ちゃんと償いをすべきだわ・・・でも、もう幼い命は戻ってはこないのだけど。


そうそう、人はいつどうなるかわからないと書いたけど・・・。
今日、帰りがけに職場のイントラネット「慶弔欄」に私の知る職員さんが亡くなったという知らせが入っていました。
今日の10時頃に亡くなったこと、葬儀日程のみが書かれていました。
その職員さんは58歳の女性で、私は新採用の頃から知っていました。
とても物静かな方で、最初は無表情な感じが怖かったのだけど、人事異動である部署に行き忙しくしていた時に(たまたま会って)励ましの言葉をもらったり、内容は覚えていないのだけどマメに声をかけてくれたり、本当に親切な先輩というイメージでした。
同じ部署になったことはなく、本当にその辺ですれ違って声をかけたり挨拶する程度だったけど、私のことを苗字でなく名前の方で呼んでくれて、それで親近感を持ったのを覚えています。







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最終更新日  2006年05月19日 23時45分43秒
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