あさひ日誌

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Nov 22, 2006
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カテゴリ: 稽古
■『浄火』稽古ものこり二日。今日の稽古で自分の中で役の雰囲気がつかめた感じがする。もの凄く遅いんだけれども。いつも思うのだけれども、演出の満足するラインと役者の満足するラインは異なる。演出は、言葉は悪いが「みてくれ」を気にする。それが思い通りであればそのシーンは「よし」となる。戯曲の新たな解釈や、今まで稽古してきたことを元に新たな演出プランがふって沸いてこない限り。演出家が舞台に立てない以上、その問題はついて回る。その上で、役者が自分の思い以上の何かを出してくれれば、それをいかにありがたがり、楽しむか、だ。

 ところが、役者はそうじゃない。「みてくれ」以外のところを極端に気にする。いくら演出家が「出来てるよ」と言っても、自分自身納得できない「何か」が常にそこにある。猜疑心の塊となって「本当は出来ていないのに、演出家は妥協して言っているのではないか」と考えてしまう。かといって役者というヤツはプライドの塊だから演出家に対して「ダメ出しないですか?」なんてことは聞かない(聞く人もいるんだろうけれど、それもまた役者のプライドの裏返し)。

 要は演出家の要請と、自分自身の満足の折衷点をいかに稽古を重ねる中で見いだすか、というところに尽きる。「自分が出来ているはずがない」と常に思い続けるのが役者の心理であり、その出来なさを演出家に指摘してもらうことによって修正が可能になる。演出家は役者に対してそのための言葉も持たなければいけない。なんとも面倒くさいことだ。

■『ザ・ワールド・イズ・マイン』(新井英樹著)の第五巻を読む。本書のことを数日前のブログで「この作品は新井英樹にとって、永井豪にとっての『デビルマン』と同じような作品ではないか」と書いた。・・・なんと『デビルマン』だった・・・。自分自身の嗅覚を少し自慢したくなった。トシモンの事件のせいで日本の国際的信用がなくなるという描写があったのでもしや・・・と思ったのだが。そうきたか・・・というところだ。





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Last updated  Nov 23, 2006 01:49:41 AM
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masaaki_okuno

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