終焉

終焉

2007.02.05
XML
カテゴリ: 文章
「くだらない」一喝する。この空気を。那如(ナコト)としては鬱陶しいのだ。隣にいる如何にもといえる、低俗な欲を吐き出すしか脳がない、この小娘の戯れ言に。誘導尋問か?その手には乗らない


「ッなんで?大事じゃないの?」
怒鳴ろうが、関係ない。
「コレを見れば、事の重大さがわかるでしょ?」
バシッと、自分の前に突き出されたのは、携帯電話で取られたと思われる写真。数枚ある。

「それが?どうかした?」
平然とする那如。増加するギャラリィ

「なんだよ、コレ?」
「・・・たいしたことねーじゃん」


「何よ、何よ、何よ・・・コレは問題アリよ」
大津としては、決定的な証拠を掴んだというのに・・・。
遣る瀬無い。

「・・・はぁ」
溜め息が出てくる。というか、出てきた
「下らないことに、時間割くなぁ。大津さん。やめたら?」
「お前に言われたくはない、道徳的模範を逸脱する行為に対して、私は怒ってるの。この学校が、どんなところかわかってるわよね?」
「それは、勿論。人間の手本になるように。という教育方針で、道徳、規律、法律、倫理は、例外なく守ろうというところ・・・」
「そうよ。だから、あんたが、やってることは不純。生産する、しない以前の問題なの」
「はいはいはい・・・、わかってるよ。それくらい。じゃあさ?大津さん、君に訊くけど今までルールを破ったことはあるのかい?」
「・・・ないわよ」

「ほんとかな?」
「・・・ええ」

「ま、それは偽善だということを忘れてはいけないんだよ。おおつさん」






「なんで、なんで、なんで、、、、みんな、その写真の意味、わかってるの?」
大声で叫ぶ・・・大津


「そうよ 早松さんだって、、、ね」

大津としては、いつも負かされてる。輝けない理由を、那如に押し付けた。那如に不利になる理由でも見つければ、己は、上に立てると思った。だから。

「迷惑だよ そういうのが 悩まされる」
ギャラリィの一人が言う

「情けないよ 大津」

ギャラリィが一斉に、那如を擁護し始める。

「だって、早松は・・・早松は・・・」

泣き出す。大津


「もう、下らないなぁ・・・じゃあ、写真燃やすからね たいした証拠でもないけど。君のやったことは、言わずとしてもわかってるよね?」


「あ・・・ぁ・・・・・」
声にならない。







あの写真は。アレだ。まぁ、些細なことなので詳細は言わないけど。
倫理やら、道徳やら外れているのは、わかっている。けれど、それだけの綺麗事で生きられるほど、人間が出来ていないからね

ふふっ、さて、相手のところに行きますか


「惟、行こう?」


この手、この手が良い。

けれど。


それさえも、瑣末


















(あとがき)

今年の6月にある文化祭のために、の小説。
本当は、他要素も入る予定だが。
これを土台に書いていく
と思うけど。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.02.05 17:53:27
[文章] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: