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2010年05月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨年末くらいから、「夫婦の絆」について考えさせられています。

私が上海での3年間の生活を終えて、日本へ帰国して早1年ちょっとが経ちました。
その間、心臓が悪い父が自宅にいたのは何カ月だったでしょう。
昨年末からは自宅での母の献身的な、本格的な介護生活が始まっていました。

既に最悪の状態の拡張型心筋症を抱えた心臓病の上に止まらないしゃっくり、
数種類の持病、更に追い打ちをかけたのは数年前から発症したアルツハイマー病。
入院生活も長いので、足腰も弱り、トイレに行くのも母の助けを借りてやっとの状態。
その姿を見るたびに、母の介護方法に、私はケチをつけたものです。
気にしすぎ、手を貸しすぎ、頑張りすぎ・・・


今年の春先の入院時「桜を見せてあげたい」という家族の要望を聞き、
主治医の先生、看護師さん、そして何よりも父本人が頑張ってくれ、
東京の桜が丁度満開を迎える前に退院することができました。

自宅に戻ってからの父は、しゃっくりが出ない日は、トイレ男でした。
前立腺の持病もあるせいか、1時間の間に何度もトイレに行きます。
自立歩行が出来るか出来ないかの父は、
トイレで座り込んで立てなくなってしまった事もあるし
何よりも転ばれるのが怖い母は、フォローするため、
毎回トイレについていくようになりました。
それは夜中も一緒です。

夜は母だって寝なくては身体がもちません。

忘れてしまうのか、母に気を遣っているのか、勝手によろよろと行ってしまいます。

一度、一人で行って転んでしまった事件があってから、母は苦肉の策を講じました。
寝る時、父の左手と母の右手をひもで結んで眠るのです。
そうすれば、父が一人で起き上った時、ひもで結ばれた母の手がひっぱられ
母も目を覚ますというもの。



何もそこまでしなくたって・・・母自身が倒れちゃうよ・・・
でも母は聞き入れませんでした。その晩から、母曰く「赤い糸じゃなくて腐れ縁生活(笑)」
が始まりました。


沢尻エリカの離婚を始め、最近の離婚ブームを「リストラ離婚」というそうですね。
旦那をリストラするのではなく、女性が自らの新しい生活をスタートさせるために
今までの環境とは縁をきる、そういった離婚パターンだそうです。


夫婦って元は赤の他人。
育ってきた環境も違ければ、価値観だって一緒のものもあれば違うものもある。
けんかをしながら、時にはじっくり話し合いながら長い年月をかけて
「夫婦の絆」を強めていくもの。

自分が相手に何かを望むのであれば、相手の望む事も聞き入れ、
その上で協力し妥協しあって成長していく。
いつでも相手に感謝の気持ちを忘れず、優しさと相手を許す気持ちももって接していけば、
いろいろな問題も解決できて、絆が強くなっていくんじゃないかな、って最近思います。
あ。これ、自分に最も言い聞かせないといけない事なんですけどね(苦笑)

私の両親の「夫婦の絆」は、まさにこれらの事を積み上げていって強くなったものだな、
と痛感しているのです。

父が小さな町工場を継いだ時、スタートは負の遺産ばかりでした。
なので、記憶に残っている、子どもの頃の我が家の生活は本当に貧しいものでした。
そこから父と母が、まさに身を削って、それなりのものを築いてきました。

私が駐在員家族生活を送っている時、
周りの日本人の友人たちは、ほとんど両親が遊びに来ていました。
既に闘病生活が始まっていた私の両親に出来るはずがないことでした。
心の底から純粋に羨ましいなぁ・・・と思ってました。
それだけでなく、父も母も海外旅行なんて行った事はありません。
バブル時代はそこそこ贅沢をしていましたが、
働きづめの父は、母を海外はおろか、国内旅行でさえ、
ほとんど連れて行ったことがありません。

なのに、母は文句も言わず(たまには言ってるけど)
こうなった今、献身的に父の介護をしています。
それは父が本当に本当に心の優しい人だったから。
不器用ながらも母に対して感謝の気持ちを忘れなかったからだと思います。

それがアルツハイマー病、いわゆる認知症が発症した人には、
顕著に出てくるところだと思います。

父はいつも我慢強く、グチ一つ、文句一つ言いません。
私はそれに気付かなかったのですが、
前回の入院時、主治医の先生が言っている言葉を耳にして愕然としました。

「苦しいはずなんですよ、今の状態では呼吸すら。
 なのに○○さん、痛いとか苦しいとか絶対言わないんです。
 本当に我慢強い、すごい人です。」

父もそうですが認知症の人は、ご飯を食べたのに食べてない!は、ほぼみんなにみられる
症状みたいですが、
すぐに何かを取られた、盗まれたと疑り深くなったり、
亭主関白系だった人に多いようですが、すぐに大声で怒鳴りつけたりと、
その人本来の性格が、かなり顕著に表れてしまうらしいですね。

なので、父は今、いつもじっと何かを我慢しているか、誰かに気を遣っているかです。
それに加えて、とっても素敵な優しい笑顔を見せてくれる事が多くなりました。


そうこうしているうちに、上海万博開幕の日、
父は心臓発作を数回おこし、入院してしまいました。
心配して駆け付けた家族に見せた父の笑顔。
あれほど安心した瞬間は、ここ数年ありません。

でもね、父のこの笑顔がくせものです。

入院すれば担当の看護師さんが、自宅にいれば来てもらっている看護ヘルパーさんが、
「○○さんの笑顔を見ると幸せになりますぅ~!!!」と皆が言います。
そうです。どんなにぽけぽけな事を言っても、訳わからない事言っても、
父のこの笑顔を見てしまうと、何でも許せてしまうのです。

母も私も、そして家族のみんなが大好きな父の笑顔。
この笑顔が、少しでも長く見れる事を願って、
家族みんなで頑張っている上海万博の年なのでした。


程度はいろいろであれ、誰もがいつかは直面するはずの介護生活。
私は働いているし、自分の家庭もあるしで、今はフォローしかしていない段階ですが
こういった時は、どんどん周りの人に嬉しい事、大変な事とかグチを言うのがいいと、
私自身は思っています。

電話で毎日、母の嬉しい話やグチを聞いてあげてても痛感します。
長い介護生活には息抜きが必要だけれど、なかなかそうもいきません。
どんどん吐き出してしまった方がいいと思います。

世の中には、我が家のこの状況よりも、もっともっと大変な方が
たくさんいらっしゃると思います。
私みたいにギャーギャー言わずに頑張っている方多いと思います。
だから私も気持ちで負けないようにしなくちゃ!

私は結構、周りの友人に状況をぺらぺらとしゃべるのですが、
聞かされてる方は苦痛かもしれませんが
それが私のストレス解消になっているのは間違いないのでした(・∀・)b
聞かされてる皆さん、本当にいつもごめんなさい!
特に最近、私の機嫌が悪い時が多くて本当に申し訳ない!


ほら。ブログにまでズラズラと書きまくってる!失礼いたしました(ぺこり)





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最終更新日  2010年05月06日 23時31分53秒
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