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http://book-hon.info/ と http://yamada-kikaku.info カテゴリ:山田企画事務所のお知らせ読書サイトを作ってもらいました。http://book-hon.info/ WORDPRESS.COM BLOG.の練習で以下作っています。https://mangaagencyyamadakikaku.wordpress.com 山田企画事務所の全体情報は、http://yamada-kikaku.info
2020年02月15日
9VAe-iPhne/iPad版animation制作無料ソフト9VAe山田企画事務所はanimation制作無料ソフト9VAeの普及に協力しています。http://9vae.com/ja/ 9VAeきゅうべえアニメ研究所よりの提供資料です。ダウンロードサイト情報です。9VAe-iPhne/iPad版(9VAeDangla)ダウンロードhttps://apps.apple.com/jp/app/9vae-iphone/id1482450143 9VAeでグリーンバック動画を作成してiMovieに合成する方法https://dnjiro.hatenablog.com/entry/2020/01/20/064450 プレゼン用動画素材の作成https://dnjiro.hatenablog.com/entry/2020/02/03/144517 トレス動画は9VAeきゅうべえで作ると簡単https://dnjiro.hatenablog.com/entry/2020/02/05/152910
2020年02月15日
山田企画事務所ペンネーム 飛鳥京香の小説コンテンツページ■山田企画事務所・飛鳥京香・小説集です。どうぞご覧ください!●YG源義経黄金伝説■一二世紀日本の三都市(京都、鎌倉、平泉)の物語。平家が滅亡し鎌倉幕府成立、奈良東大寺大仏再建の黄金を求め西行が東北平泉へ。源義経は平泉にて鎌倉を攻めようと?https://ncode.syosetu.com/n1703dc/-----------------------------------------------●BK私の中の彼へー青き騎士ー異星の生命体《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く。 https://ncode.syosetu.com/n5222dc/-----------------------------------------------●TC東京地下道1949■ 1949年日本トウキョウ。 太平洋戦争の日本敗戦により、日本はアメリカ軍とソビエト軍に、分割占領。生き残った少年少女はどう生きるのか。それからの過酷なる日本の運命は? https://ncode.syosetu.com/n1603de/-----------------------------------------------●TD「染み入れ、我が涙、巌にーなみだ石の伝説」 故郷、神立山の伝説は、僕、日待明にあらたなる人生の選択を迫る。彼女は何者であったのか?私は地球人でなく観察者として地球の長い歴史に関与したことをしる。https://ncode.syosetu.com/n9669cz/-----------------------------------------------●RSロボサムライ駆ける■「霊戦争」後、機械と自然が調和、人間とロボットが共生。日本・東京島「徳川公国」のロボット侍、早乙女主水が 日本制服をたくらむゲルマン帝国ロセンデールの野望を挫く戦いの記録。https://ncode.syosetu.com/n2492db/-----------------------------------------------●KIアイランド■暗殺者の島■ かって存在したエルドラド、サンチェス島で、地球連邦軍暗殺チーム「レインツリー」に属する暗殺者2人の対決。https://ncode.syosetu.com/n3928db/-----------------------------------------------●YK夢王たちの饗宴--ドラッグウォーの跡でー(麻薬戦争の跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高のドリームマスター,夢王は、だれなのか? なぜ、この世界はできたのか? https://ncode.syosetu.com/n7285dc/-----------------------------------------------●CP封印惑星 封印された地球で情報収集端子であるユニーコーン・新機類は、天空の光矢を見る。 それは新地球の解放者、世界樹の出現する。予兆である。 https://ncode.syosetu.com/n1512de/-----------------------------------------------●AFアリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産ー宇宙連邦の監視機構の元で、腐敗惑星内で新生命トリニティが蘇生し、世界の秩序を変える動きが始まる。https://ncode.syosetu.com/n6825dd/-----------------------------------------------●KZガーディアンルポ03「洪水」 廃墟で、人類最後の生存者カインは地球滅亡を迎え。彼は生命形を変え自分から精強なる生物兵器に変貌、地球を再生し敵へ復讐を硬く誓う。 https://ncode.syosetu.com/n1503de-----------------------------------------------●UK宇宙から還りし王■初めて新宇宙への門「タンホイザーゲイト」から帰還した男ネイサンは、今、ゼルシア国自然保護区、ラシュモア山で王国を建設。みづから発する言葉で、人類を次の高みへと進化させようとする。https://ncode.syosetu.com/n1598de/-----------------------------------------------●RUN遙かなる絆-ランナー● 地球と月を結ぶ「ムーンウェイ」から話は始まる。連邦軍「サイボーグ公社」に属するロードランナー,ヘルム。マコトは超能力者。2人は月で人類外の野望を砕く、新世界の人類の出現が始まる。https://ncode.syosetu.com/n1867de/-----------------------------------------------●「支配者たち」(ハーモナイザー01)世界樹ハーモナイザーの支配する宇宙での、2人の宇宙飛行士の物語。これは現実か夢なのか「もちろん、あの人は私の夢の一部分よ。でも、私も、あの人の夢の一部なんだわ」https://ncode.syosetu.com/n1894de/-----------------------------------------------●「クアイアーボーイズ」地球は絶滅の縁にあり。敵ROW」は、生命体ミサイルを発射。意思を持つ「生物体機雷」が人類戦士として。敵とであった彼はいかに。https://ncode.syosetu.com/n0015da/-----------------------------------------------
2019年08月12日
YouTube.com■山田企画事務所の3000種類のYouTube動画チャンネル山田企画事務所の動画整理■YouTube.com■チャンネルアドレスを短縮しました。3000種類の YouTube動画が入っております。ご覧ください。山田企画事務所のYouTube動画のチャンネルです。ーーーーーーーーーーーーーーー●https://goo.gl/Ydd16m漫画の描き方 などのYouTube動画ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー●https://goo.gl/CqyT9Q大阪・近江八幡・伝統的町並み風景などのYouTube動画ーーーーーーーーーーーーーーー●https://goo.gl/5jomdsメカムシ教室(クラフトアート)京都・大阪風景などのYouTube動画ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー●https://goo.gl/V3atM4近江八幡・兵庫県武田尾温泉・兵庫県伊丹市風景などのYouTube動画ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー●https://goo.gl/8B7dCJ金沢城・松山城風景などのYouTube動画ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー●https://goo.gl/zyNTfS滋賀県高島市。琵琶湖風景などのYouTube動画
2019年08月12日

映画「MOVIES Mr.フキョー VS 映画たち」上映お知らせ6月16日(土)に●「OSシネマズ 神戸ハーバーランド」映画館知り合いのフォボンピクチャーズ(西宮映像)の山本監督より。映画「MOVIES Mr.フキョー VS 映画たち」上映お知らせです。http://n-film.net http://n-film.net/movie.html6月16日(土)に●「OSシネマズ 神戸ハーバーランド」映画館「MOVIES Mr.フキョー VS 映画たち」が上映。●「OSシネマズ 神戸ハーバーランド」(※6月16日(土)●「スクリーン10」にて18時20分より上映)https://www.jollios.net/cgi-bin/pc/site/det.cgi?tsc=21120下記が上映の詳細。1月の宝塚上映から、再編集したバージョン。https://kobe-movie.doorkeeper.jp/events/75639●上映後にクリエイターの紹介コーナーがあり。事前チェックがありますが、映画製作をされている方は予告編を流して頂けます。若いクリエイターを応援し、クリエイターの交流の場にしたいということですので、映画製作者以外でもクリエイターさんであれば、短い時間ですがPRして頂きたいとのことです!●CG製作、パルクール、特殊メイク、イベント開催などクリエイターさんであれば大丈夫です。●今後、神戸国際映画祭を行うためのプレイベントです。●映画館の場所が神戸ポートタワーの近くにある●「umie(ウミエ)」●というショッピングモール内。「神戸ハーバーランドumie」http://umie.jp/
2018年06月10日
フレデリック・L・ショットさんの講演会『手塚治虫物語』の英語訳出版記念【世界に日本マンガを紹介して40年 フレデリック・L・ショット講演会】■日程:2017年2月8日(水)19:00~20:30 (受付開始18:30)■場所:国際交流基金 本部2階ホール[さくら]■使用言語:日本語■参加費:無料■主催:国際交流基金■当日の会場へのアクセス :国際交流基金本部 本部2階ホール[さくら]http://www.jpf.go.jp/j/access/map.html https://www.jpf.go.jp/j/project/culture/publication/exchange_publish/manga/2016.html
2017年01月24日
源義経黄金伝説■第2回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・Manga Agency山田企画事務所この小説のURL : http://ncode.syosetu.com/n1703dc/明治元年(1868年)よりさかのぼる事、690年前1180年(治承4年)四国白峰。老僧が荒れ果てた神社の鳥居の前に佇んでいる。鳥居から見える四国瀬戸の荒海はひゅひゅうと音を立てて荒れすさんでいる。「ようやく参りましたぞ、崇徳上皇様、しかし、この荒れよう、いかにかならぬものか。上皇様、上皇様、どうかお姿をお見せくださいませ。西行が、佐藤義清が参りましたぞ」西行は大声で叫んでいる。ここは四国の山中である。が、社殿は静まり返っている。その静けさが、何とも恐ろしい。「いかがなされました。何かご不満がおありになられるのか」「ふ……」どこからともなく、うめき声が、あたりの静寂を破る。突然、風が強くなってくる。空が急激に曇り始め、やがてポツリと西行の頬を雨脚が濡らした。「遅いわ、西行よ。朕を、何年待たせるのじゃ。さような奴輩が多いがゆえ、京都に災いの種を、いろいろ蒔いてやったわ。四つの宮、後白河もいやいや腰をあげたであろう。俺が恐ろしいはずじゃ。う、悔しや。もっとあやつ、、、、後白河法皇を苦しめてやるぞ」その声は恨みに満ち満ちている。「崇徳上皇様、お待ちくだされい。民には、何の咎もございませぬ。どうか、他の人々に災いを与えるのはお止めくだされい」「ふふう、何を言う。日本の民が苦しめば、あやつも苦しむ。もっともっと苦しめばよい。俺の恨みはいかでも晴れぬは」「お聞きください、崇徳上皇様。では上皇様のための都を新たに作るという策は、いかがでございますか」声が急に途切れる。「何、西行よ、お前、何かたくらんでおるのか。いやいや、お主は策士じゃ。何かよからぬことをたくらんでいるに違いない」意を決して、西行が顔をあげた。「崇徳上皇様、奥州でございます」「何、あの国奥州に」「そうでございます。この国の第二の都を。それならば中国にも前例がございましょう」「何、平泉を、第二の京に。そして朕を祭ると、、そういうことか、西行」「さようでございます」西行は、顔を紅潮させていた。「西行、たばかるでないぞ。わかったぞ。朕は、少しばかり様子をみる事としょう。がしかし、再度謀れば、未来永劫、朕はこの国に、祟るぞ」風雨は、急に止み、天に太陽が姿を現す。汗がしたたり落ちている西行の顔は、まぶたが閉ざされている。体が瘧のようにぶるぶると震えている。腰は、地に落ちている。「これでよろしゅうございますか、兄君、崇徳上皇様に告げましたぞ。後白河法皇様。はてさて、しかしながら、恐ろしい約束事を…。この私が西行が、佐藤義清が、いかにしてか、平泉を第二の京にしなければなりませぬなあ…」ひとりごちている西行は、心中穏やかではない。西行は四国白峰にある崇徳上皇の塚にいる。崇徳上皇は保元の乱で破れ、弟、後白河上皇に流されたのだ。(続く)2010改訂この小説のURL : http://ncode.syosetu.com/n1703dc/
2017年01月01日

光陽社さんのアート年賀状 2017年酉年(とりどし)光陽社さんのアート年賀状2017年-酉年(とりどし)の一部デザイン協力をさせていただきました。http://www.koyosha-inc.co.jp/nenga_2017/
2016年12月05日

光陽社さんのアート年賀状2016年-申年(さるどし)の一部デザイン協力をさせていただきました。山田企画事務所は、ビジネス・マンガ制作事務所です。光陽社さんのアート年賀状2016年-申年(さるどし)の一部デザイン協力をさせていただきました。http://www.koyosha-inc.co.jp/nenga_2016/作家の作品は、以下を御覧ください。mangakadata.net年賀状の協力作家の作品見本です。年賀状番号1671 1672 suzuki 鈴木純子http://suzuki-junko.com/ 鈴木純子鈴木純子mangakadata.net年賀状番号1656 1668 oishi 大石容子http://mangakadata.net/oishi/index.html# 大石容子大石容子mangakadata.net年賀状番号1639 1685 1686 kitagaki北垣 絵美 http://mangakadata.net/kitagaki/index.html# 北垣 絵美北垣 絵美mangakadata.net年賀状番号1666 1667 shougaki 正垣有紀http://mangakadata.net/shogaki/index.html# 正垣有紀正垣有紀mangakadata.net年賀状番号1654 1673 1674 morinaga 森永先生山田企画事務所は、ビジネス・マンガ制作事務所です。http://www.yamada-kikaku.com/ ▲『マンガ家になる塾』ナレッジサーブ『マンガ家になる塾』ナレッジサーブ ■ユーチューブ■youtube.com●how to draw manga● ●http://www.youtube.com/user/yamadakikaku2009 -------------------------------------------------------
2015年12月02日
マンガ家になる塾http://www.knowledge.ne.jp/lec1379.html●マンガ業界がかなり厳しい業界であると認識して受講下さい。●マンガ原稿をすぐ拝見!●編集部へ持ち込みの原稿を添削指導!1か月分の会費です。ただしマンガ家先生のスケジュール調整があり。基本の課題は、かならづしも1回の授業からの課題でなくても構いません。山田企画事務所のHPにテキストは入れています。http://www.yamada-kikaku.com/lesson.html ●1回だけの受講、飛び飛びの受講も可能。参加者の紙原稿(漫画データ)への赤ペン添削●参加の方の個人に合わせ課題も。
2015年11月25日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第2回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第2回■2022年 5月 地球カルフォルニア「ケン、ケン、待ってよ」 ケン・アサガはジュンに呼びとめられる。カルフォルニア大学バークレー校のキャンパスである。ジュンはクラスメイトであるケン・アサガを追いかけていた。 ケンは日本の情報工学大学を卒業後、カルフォルニアにある現代情報工学の講座を受けるために留学していた。ケンは日本人離れした体格の持ち主であり、日系3世といっても通りそうだった。英会話能力においては、会話学校初まって以来の成績であり、担当教師からパーフェクト=ケンのあだ名をさずけられていた。 ジュン=バルボアはカルフォルニアクイーンに、18歳の時に選ばれた事のある才媛で、22歳の今は、バークレー初まって以来の情報戦略家と教授達から見なされていた。 息せききって、ジュンはケンの広い肩に追いついていた。 「ねえ、ケン、変なうわさがあるの」 「ヘー、うわさだって。ジュン、君独特の『まやかし理論』じゃないだろうね。残念ながら僕は今、リアクションテストの端子はつけてはいないぜ」 ケンはにこやかに答えていたが、ジュンの真剣な顔にどきりとする。「どんなうわささ。君の顔色からすると、大変な事のようだな」「日本人狩りが始まるっていうのよ」「おいおい、ジュン、それこそ悪いジョークだよ。今は第2次大戦前じゃないんだぜ。今は21世紀が初まったばかりだ……」 ケンの笑声もジュンの顔を見ると、ぴたりと止まる。 「悪いけどねえ、ケン、真剣に聞いてほしいの。私のパパの専門分野を知っているでしょう」 「ああ、確か、ジュンのパパ、つまり、バルボア博士のスペシャリティはコミュケーション技術だったね」 「そう、そのパパが、ぜひともあなたに会いたいというのよ」 ジュンの表情も真剣そのものだった。 「わかった。ジュン、バルボア博士にアポイントメントをとってくれないか」「oK、ケン、ちょっとまってね。今、電話をいれてみるわ。研究所にいるかもしれないわ」 ジュンはフォーンで話、しばらくしてから、ケンへ言った。 「いいわ、ちょうど研究所にいるわ。ぜひとも来てくれって、が言ってるわ」「じゃ、わかった。車をとりにいってくる。ここで待っててくれないか」 ケンはジュンをひろい、郊外にあるバルボア博士の研究所へ向かった。バルボア博士の研究所はそれ自体の外形が旧いタイプの電子計算機の形をしていた。高台にあり、ハイウェイの遠くからでもよく目立った。 ケンは駐車場に車を入れ、ジュンと共に、研究所にはいる。 玄関の所にバルボア博士が立っていた。すらりとした長身で、顔はなぜか、ギリシアの哲学者ソクラテスを思わせた。が彼はネゴシエターとしては一流で、政府にも軍にもかなりのコネクションを持っていた。 バルボア博士はケンと握手をして、言う。 「やあ、ケン、久しぶりだね。とゆっくり話をしたいところなんだが、ジュンから聞いてもらったと思うが、君に聞いてもらいたいものがあるんだ」 バルボアはあまりいい顔色はしていない。重大な事態がおこりつつあることがケンにも感じられた。 バルボアはケンとジュンを自分のプライベートな研究室に連れていった。 「君、すまんが、少し席をはずしてくれんか。それにしばらくの間、電話はとりっがないでくれたまえ」 秘書ミス=グリーンにそう言った。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2015年09月25日

My youtube VIDEO List, http://www.pinterest.com/yamadakikaku/My youtube VIDEO List, entrance to How to draw manga etc、my pinterest http://www.pinterest.com/yamadakikaku/山田企画事務所のyoutube 動画LIST になっています。漫画の描き方や日本の美景の 動画の入り口の 写真集です。御覧ください。
2015年07月26日

!山田企画事務所ピンタレストーすべてyoutube動画にリンクしてます!http://www.pinterest.com/yamadakikaku/ 御覧くださいyamadakikaku 山田企画・山田博一の写真帳を御覧ください・http://www.pinterest.com/yamadakikaku/ 御覧ください
2015年07月10日

http://www.tv-osaka.co.jp/event/eventtool/名 称イベントツールウエストジャパン2015会 期2015年5月28日(木)~29日(金) 10:00~17:00会 場 大阪南港ATCホール(大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC O's南B2F)主 催テレビ大阪 アジア太平洋トレードセンター後援経済産業省 近畿経済産業局、大阪府、大阪市、大阪商工会議所、(公財)大阪観光局、公益財団法人関西・大阪21世紀協会、一般社団法人日本イベントプロデュース協会関西本部、 NPO法人ジャパンイベントネットワーク、日本イベント業務管理士協会、一般社団法人日本イベント産業振興協会 (順不同)ーーーーーーーー入 場 料 無料 (招待制・事前登録制)目標来場者数5,000人ーーーーーーーーテレビ大阪では今年も、アジア太平洋トレードセンターとの共同開催による「イベントツールウエストジャパン2015」を5月28日(木)~29日(金)に大阪南港のATCホールにて開催します。本展は、イベントや販促関連のツールやコンテンツを所有する企業が出展。企業の販促、関・自治体・行政機関・各種イベント主催団体など、販促やイベント関連のツールをお探しのユーザーをお招きし、出展者とのビジネスマッチングの場としてご好評頂いております。4回目の開催となる今年は、多数の関連企業が出展し、ご来場の皆さまに質の高いプレゼンテーションを展開します。開催時にはぜひ本展へお越しくださいますようお願い申し上げます。ーーーーーーーーお問い合わせイベントツールウエストジャパン運営事務局(テレビ大阪 事業局内) 担当 :酒井・仲野〒540-8519 大阪市中央区大手前1-2-18TEL : 06-6947-1912FAX : 06-6947-1941E-mail : eventtool@tv-osaka.jpーーーーーーーー山田企画事務所・山田博一は、後援団体の日本イベント業務管理士協会/広報委員として告知しています。http://www.jedis.org/member/memberlist/517-940808.html日本イベント業務管理士協会http://www.jedis.org/ーーーーーーーー
2015年04月28日

大石容子の作品http://oishi-youko.com/山田企画事務所 の協力作家大石容子の作品をまとめてみました。大石容子アートギャラリーマンガイラスト依頼見本にご利用下さい。oishi-youko.com大石容子アートギャラリー
2014年11月23日

「マンガ家になる塾」・youtubeマンガの描き方・HPにマンガの描き方教科書(山田企画事務所)マンガ家になる塾 はネット通信・マンガ添削教室です。マンガ家になる塾のテキストは、http://manga-training.com/ に掲載しています。添削している様子はhttp://www.youtube.com/user/yamadakikaku2009 のyou tubeのチャンネルがあります。御覧ください。●HP教育「マンガ家になる塾」 ●youtubeマンガの描き方●HPマンガの描き方教科書●
2014年08月05日

山田企画事務所・山田のpinterest写真集ーyou tube動画にリンクしてます。●●pinterest●●pinterest●http://pinterest.com/yamadakikaku/ ●
2014年08月03日

涼し気なる琵琶湖の波音 you tube 映像です。●you tube event-art seminerイベント案内 ●you tube Scenery in japan01風景写真●you tube 風景写真Scenery in japan02 ●you tube 風景写真Scenery in japan03●you tube 風景写真Scenery in japan04 pinterest風景写真集 you tube 映像です。画像をクリックして御覧ください。涼し気なる琵琶湖の波音22涼し気なる琵琶湖の波音21涼し気なる琵琶湖の波音20涼し気なる琵琶湖の波音12涼し気なる琵琶湖の波音11涼し気なる琵琶湖の波音10涼し気なる琵琶湖の波音09涼し気なる琵琶湖の波音08涼し気なる琵琶湖の波音07涼し気なる琵琶湖の波音06涼し気なる琵琶湖の波音05涼し気なる琵琶湖の波音04涼し気なる琵琶湖の波音03涼し気なる琵琶湖の波音02涼し気なる琵琶湖の波音01
2014年07月27日

主催:伊丹市立産業・情報センター、伊丹商工会議所 共催:日本イベント業務管理者協会関西地域本部のコンテンツセミナー予定です。コンテンツセミナー告知ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー1.-クリエイターをめざす人の心得を学ぼう-クリエイター基礎セミナー(入門編)http://www.meditam.org/seminar/20110723/index.html映像・漫画・アニメなどのコンテンツ産業にかかわる、各種企業へのプレゼンテーション能力が必要な学生や若手クリエイターの方々を対象に、コンテンツ産業はじめ企業等への企画提案・PRするために必要となるアイデア発想法・新人教育の方法を、フリーの若手イラストレーターの仕事を参考事例として講義します。開催日時 ◆平成24年6月23日(土)14:00~16:30講 師◆1.「企画・アイデア発想法(映像・アニメ・小説・携帯電話コンテンツ等の企画)」 メディアクリエイター・夢人塔代表 浅尾典彦氏伊丹クリエイターセミナー講師浅尾先生、自著(青心社)を説明。 (去年2011年撮影)2012年のセミナー実施日をお間違いなく。◆2.「イラストレーターの仕事(イラストの描き方、代理店・デザイン会社へのアプローチ方法)」 北垣絵美氏イラストレーター・kitagaki_emi北垣 絵美/作品プレゼン料 金 ◆無料会 場 ◆伊丹商工プラザ4階会議・研修室A定 員 ◆先着80名対 象 ◆コンテンツクリエイターを目指す学生/就職を希望する若手クリエイター等主催:伊丹市立産業・情報センター、伊丹商工会議所 共催:日本イベント業務管理者協会関西地域本部http://www.jedis.org/concept.htmlhttp://plaza.rakuten.co.jp/jediskansai/協力:山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/《お申込み》 伊丹市立産業・情報センター〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前2-2-2TEL 072-773-5007 URL http://www.meditam.org/FAX 072-778-6262 Mail postmaster@meditam.orghttp://www.meditam.org/access/index.htmlーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2012年06月16日
日本人の時代■第5回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第5回 ケン。アサガは深い眠りの中にいた。 悪夢だった。 日本全国にミサイルが雨あられと降りそそぎ、炎と化しているのだ。 父や母、妹ルミの姿がその紅蓮の炎の中に消えていく。彼らがケンの名前を呼んでいる。 思わず、叫び声をあげ、目がさめた。 不思議な風景が目の前に入ってきた。窓を通して地球が見えているのだ。 ベッドの側に男が立っていた。 「気がついたかね。ケン・アサガ」 「ここはどこだ。警察は」 「心配しなくてもいい。警察の件は我々が処置した。君が驚くのも無理はない。ここは宇宙空間だ。宇宙ステーション=ゼウスだ」 「警官はいないのか。それに私がなぜここに」 「言っただろう。君を保護したのだ。我々の役に立ってもらうためにね」 「君たちの役に立つだと、一体、何なのだ」 「ケン=アサガ、我々は君に一つのプロポーザルをおこなおう。これは君にとって、悪くはない提案だ。したがわない法はないと思う」 「それは私が決める事だ。君達は一体、何者なんだ」 「情報ネットワークの者だ。「ヘブンズ」とも呼ばれているがね。私はブキャナンと言う」「情報マフィアか」「そう呼ぶものもいる。この種の会社組織に対する人のとらえ方というものは種々なのだ。いいかね、ケン、君は日本人としてはかなり英語がしゃべれる。我々のエージェントになって我々のために働らかないか」 ケンは、提案の奇妙さに驚いた。「一体、どんな仕事をしろというんだ」「日本人を抹殺するための手助けさ」 ケンは自らの耳を疑う。 「冗談を言っているのか、君らは」 「冗談かどうか」 ブキャナンは時計を見た。そして片わらの二人の情報サイボーグに言った。 「おい、ケンにテレビを見せてやれ。ちょうどいい時間だ」 一人のサイボーグがTVのスイッチをONする。 アメリカン・ネットワーク=ニュースが写る。ケンがいつも見なれているコメンテーターが恐るべきニュースをつげていた。■『臨時ニュースを申しあげます。本日午前6時、アメリカ政府のスポークスマンは重大な発表を行ないました。 アメリカ合衆国を始め、ヨーロッパ各国、ロシアを含むユーラシアアジア圏その他54カ国によって「JVO条約」が発効されました。 「JVO」とは「日本消滅組織」であり、長年にわたり、秘密裏に条約会議がもたれていた模様です。 詳細は続報が人いり次第、レポートいたします……』(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2011年10月05日
日本人の時代■第4回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第4回消防車が、徽から続々とやってきて、放水していた。続いて救急車がやってくる。負傷者を担架で運んでいる。ケンはジュンと博士の姿がないかどうか、救急車の間を歩きまわっている。 やがて、二人の警官が、博士の秘書を連れて、ケンの方に歩いてきた。秘書がケンを指さす。 大男の方が、ケンに言う。 「ケン=アサガ、爆破事件の参考人として、署に来てもらおう」 「何を言っているんだ、僕は関係ないぞ」 やせた警官が、秘書に尋ねた。 「この男に間違いないかね、ミス=グリーン」 「ええ、この人です。よく、ジュンの所へ来ていた人です。この人が帰ったあと、爆発が……」 秘書は泣き崩れる。 「OK、ミス=グリーン。ありがとう」 大男の警官がいう。「とにかく、君の帰ったすぐあとで、バルボア研究所が爆破されたんだ、とにかく事情をきかせてもらおう」「僕は今、急いでるんだ」「いいか、日本人め、お前は容疑者なんだぞ」 やせた方の警官がいう。 「何を言ってるんだ。ジュンは僕の恋人だったんだぞ」 「うそよ、彼女はこの日本人の事をいやがっていたわ」ミス=グリーンはアサガを攻撃する。 ミス=‥グリーンが泣き叫んでいた。 「今日も、何かもめていたようだったわ、部屋から出てきた時、まっ青な顔をしていたもの」 「違う。僕はバルボア博士から大変な事を聞いただけだ」このミスグリーンは何をいいだすんだ。 「ほう、どんな大変な事かね」 「そ、それは」 「OK、とにかく、署に来てくれ、それからだ」 ケンは急に怒りがこみあげてきた。近づいてきた、やせた方の警官に足払いをかけていた。 「こいつ何をする。さからうつもりか」 電撃ショックがケンのみぞおちにはいる。太った方の電撃銃だ。 ケンは意識を失なった。 「いやはや、手をやかせるジャップだぜ」やせた警官が言う。 バルボア研究所は焼き崩れていた。 カリフォルニアの第54分署の前にワゴンが止まる。サイドにはINSとプリントされている。「INS」イコール「情報ネットワークサービス」である。 車から、金髪、碧眼のヤッピー風スーツをきちっと決めた男と、情報サイボーグが降りてきた。情報サイボーグの頭の上には金色のリングが浮んでいた。このリングは地球上空のサテライトから命令を受ける受信器だった。 が、その金色のリングが、天使のリングを想わせるところから、人々は情報サイボーグを「ヘブンズ」と呼んだ。天国に限りなく近い奴らである。 「ここが、ケン。アサガが収容されている第54分署です」 ヘブンズのフアットが言った。彼は黒いサングラスをかけている。彼の眼は情報アイとなり、人々の心を見通すことができるのだ。 ドアを開く。やせた警官が言った。「お前らは何者だ」 男は光輝くバッチを警官の前に附げる。男は偉高々に、警官に言った。 「いいか、我々は「情報ネットワーク」のものだ。バルボア研究所の爆発犯人としてケン=アサガをもらい受けにきた」 助手のフランが叫んでいた。やせた男の方だ。 「クレイモア保安官、奴らの思い通りにさせておいていいのですか」 大男の警官クレイモアはにかにがしい顔をしてフランに言った。「しかたがあるまい、フラン、奴らは大統領のバッジをもらっているんだ」「大統領のバッジですって」フランは驚く。「悪く思うなよ、フランとやら」「くそっ、情報マフィアめ」 フランは思わず口ばしっていた。「いいから、フラン、彼らにケン=アサガを渡してやれ」「しかし、まだ気を失なっていますが」「それでもけっこうだ、私達が世話をしよう」情報サイボーグの1人が言った。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2011年10月04日
ジャップス=デイズ日本人の日々■作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/ 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 第3回彼女が部屋を出ていった後、ケンはバルボア博士に尋ねる。 「博士、日本人狩りの話は本当なんてすか」 「ケン、残念ながら事実だ。いや、もっと事態は悪いかもしれない」 「と言いますと」 「この音源は、私の研究所が宇宙空間に打上げているサテライトが偶然に録音したものだ。まあ、聞いてくれたまえ」 バルボアは録音音源のスイッチをいれる。二人の会話だった。■『それじゃ、君、6月1日を持ってプランを発動させることに、ほぼOKがでたんだね』『私の感触ではそうだ。ヨーロッパ連合の上層部のラインでもおおよそOKがでている」 『それで、アジア地域ではどんな感触なんだね』 『中国と韓国が、やや難色をしめしている。それに東南アジア各国も、もし、日本を占領するつもりなら、自国軍隊も参加させてほしいという事を裏ルートで言ってきている』 『で、イスラム国圏はどうだね』 『やや、むつかしいところだ。彼らは傍観するだろう。そして、もしなんらかの利益があるとするならば参加させてくれというに違いない』 『アフリカと中南米は』 『問題外だ。彼らは自国の事で手一杯だろう。が、旧宗主国の方からネジをまかせるから、そちら方面はたぶんOKだ』 『じゃ、日本人は、このプランが発動すると、世界中の孤児だという事がわかるわけか』 『そういう事だ。自分達が世界中からどれだけ嫌われていたかよIくわかるわけだよ』 『それでAプランでいくのかね、Bプランでいくのかね』 『その辺はまだはっきりはしない。日本と同じ目にあうのではと思う国があるだろう。だから、当面は、穏便なAプランで行くだろう。時機を見て、Bプランにシフトさせればいいだろう』 『そういう事だな。とすればAプラン=占領プランのマップはどうなっている』『そう、ほばできつつある。これは第二次大戦を思わせるな』『つまりはあの時機にジャップ共をギャフンといわせておけばよかったんだよ、キーン』『おい、私の名前を出すな。盗聴されていたらどうするんだ』『すまん、ラインをもう切る』『OK、じゃ、また、あの場所で』■ 音源は途中でとぎれた。「こういう音源なんだ」 バルボアは機械の再生を切り、ケンの方を見た。ケンの体はこわばっている。「先生、これは悪い冗談でしょう」 ケンはようやく、これだけのフレーズを胸から押し出していた。「冗談だと言って下さいよ」 バルボアとジュンはとまどいの表情を見せている。「本当なんてすか」 ケンはひざをおとし、床の上に両手をついた。「なぜなんですか、なぜ日本が」「ケン、私は、このテープを聞いたあと、政府筋に探りをいれてみた。しかし、恐るべき事に、彼らはすべて、この件に関してはノーコメントと言った。さらに逆にその件をどこで知ったのかと聞かれた。ケン、日本抹殺プランの可能性はほぼ100%だ。これはトップシークレットだ」 「パパ、どうにかならないの。一国が抹殺されてしまうなんて」 「いいかね、ジュン、それにケンも聞いてほしい。君達もハイスクールで習ったと思うが、地球の人類発生後の歴史という物は、国の興亡史だ。いかなる国も永遠の生命を持つ事はできん。さらに過去に幾多の民族が地球上から消え去っている」 「しかし、先生、今は21世紀半ばなんですよ」 ケンがくぐもった声でいう。 「ケン、日本人は世界じゅうから嫌われたのだよ。アローガント(傲慢な)ジャップとしてな。それに現在の世界情勢が、噴罪の羊スケープゴーツ、を求めたんだよ。どこかの国が、世界じゅうのうらみを一身にうけて滅んでいくわけだ」 「この事を日本の領事館へ知らせます」 「無駄な事だと思う。が君の気の済むようにしたまえ」 「ジュン、気をつけてね」 ケンは、今、立っている大地が崩れおちそうな気がした。うそだろう。うそに違いない。そうあってほしい。彼は日本に住んでいる両親と妹の事を考えた。一体、この世の中は、世界は、、どうなってしまったんだ。 このどこまでも続く青空が作りもののハリボテの様にケンは感じた。 駐車場の車に乗り、研究所を出る。ハイウェイヘ出て、日本領事館へ行こうとした。 こんな事が許されてたまるものか。とにかく日本政府へ連絡してもらおう。しかし信じてもらえるだろうか。気がふれたとしか思われないかもしれない。 運転しているケンの耳に轟音が響いた。 何だ。ケンは車を駐車ラインヘ持っていく。車からおりて、後ろを見た。煙があがっていた。バルボア博士の研究所の方だ。再び轟音が響く。間違いなくバルボア博士の研究所だ。 ケンは車の流れに逆らって、センタフインを突き切って、逆方向に乗りかえた。研究所へ猛スピードでむかう。 研究所が燃えあがっている。建物の原形はとどめていない。 「ジュンー 博士!」 近くで車を止め、ケンは声を限りに叫んでいた。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/ 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 ●動画manga_training●イベント案内映像●風景写真Scenery in japan動画●Scenery in japan動画●Scenery in japan写真帖動画
2011年10月03日
日本人の時代■第2回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第2回■2022年 5月 地球カルフォルニア「ケン、ケン、待ってよ」 ケン・アサガはジュンに呼びとめられる。カルフォルニア大学バークレー校のキャンパスである。ジュンはクラスメイトであるケン・アサガを追いかけていた。 ケンは日本の情報工学大学を卒業後、カルフォルニアにある現代情報工学の講座を受けるために留学していた。ケンは日本人離れした体格の持ち主であり、日系3世といっても通りそうだった。英会話能力においては、会話学校初まって以来の成績であり、担当教師からパーフェクト=ケンのあだ名をさずけられていた。 ジュン=バルボアはカルフォルニアクイーンに、18歳の時に選ばれた事のある才媛で、22歳の今は、バークレー初まって以来の情報戦略家と教授達から見なされていた。 息せききって、ジュンはケンの広い肩に追いついていた。 「ねえ、ケン、変なうわさがあるの」 「ヘー、うわさだって。ジュン、君独特の『まやかし理論』じゃないだろうね。残念ながら僕は今、リアクションテストの端子はつけてはいないぜ」 ケンはにこやかに答えていたが、ジュンの真剣な顔にどきりとする。「どんなうわささ。君の顔色からすると、大変な事のようだな」「日本人狩りが始まるっていうのよ」「おいおい、ジュン、それこそ悪いジョークだよ。今は第2次大戦前じゃないんだぜ。今は21世紀が初まったばかりだ……」 ケンの笑声もジュンの顔を見ると、ぴたりと止まる。 「悪いけどねえ、ケン、真剣に聞いてほしいの。私のパパの専門分野を知っているでしょう」 「ああ、確か、ジュンのパパ、つまり、バルボア博士のスペシャリティはコミュケーション技術だったね」 「そう、そのパパが、ぜひともあなたに会いたいというのよ」 ジュンの表情も真剣そのものだった。 「わかった。ジュン、バルボア博士にアポイントメントをとってくれないか」「oK、ケン、ちょっとまってね。今、電話をいれてみるわ。研究所にいるかもしれないわ」 ジュンはフォーンで話、しばらくしてから、ケンへ言った。 「いいわ、ちょうど研究所にいるわ。ぜひとも来てくれって、が言ってるわ」「じゃ、わかった。車をとりにいってくる。ここで待っててくれないか」 ケンはジュンをひろい、郊外にあるバルボア博士の研究所へ向かった。バルボア博士の研究所はそれ自体の外形が旧いタイプの電子計算機の形をしていた。高台にあり、ハイウェイの遠くからでもよく目立った。 ケンは駐車場に車を入れ、ジュンと共に、研究所にはいる。 玄関の所にバルボア博士が立っていた。すらりとした長身で、顔はなぜか、ギリシアの哲学者ソクラテスを思わせた。が彼はネゴシエターとしては一流で、政府にも軍にもかなりのコネクションを持っていた。 バルボア博士はケンと握手をして、言う。 「やあ、ケン、久しぶりだね。とゆっくり話をしたいところなんだが、ジュンから聞いてもらったと思うが、君に聞いてもらいたいものがあるんだ」 バルボアはあまりいい顔色はしていない。重大な事態がおこりつつあることがケンにも感じられた。 バルボアはケンとジュンを自分のプライベートな研究室に連れていった。 「君、すまんが、少し席をはずしてくれんか。それにしばらくの間、電話はとりっがないでくれたまえ」 秘書ミス=グリーンにそう言った。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所/日本人の時代 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2011年10月02日
日本人の時代(始源)第1回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第1回 ある一人の男の「妄想」から、そのプランは生まれた。 男は世界の経済と政治状況における一国の役割を分析した。彼は、その国が存在しないと仮定して、計算を行った。 結果は、男の推論どおりであった。 現時点で、世界が陥っているエネルギー問題や、貿易の不均衡などの問題が、わずかながらでも、良い方向に向かうと推論された。 男は結果の研究レポートを、彼の研究所をバックアップしているコングロマリットに提出していた。 男の名前はオットー=ヒュルケナー博士。 コングロマリットの名前は「ラドクリフ企業」グループ。 そして、プランは「イエロープラン」と呼ばれた。 イエロープラン発動後、地球上に宗教戦争がおこり、「VE紀元」となった。VEとはバニッニュ・アースを意味する。■VE紀元103年 オメガステーション付近 ギイにとっては、初めてのロケット飛行だ。 ギイはコックピットにすわりこんで、目の前に並んでいるモニターに見とれている。 何んてきれいなんだろう。ギイが毎日見なれている風景とは何んと違っているんだろう。暗い空の中にきれいな光点が輝いていた。ギイは片わらにいる養母に尋ねる。 「ねえ、ママ、あの光点は何なの」 「ああ、あれかい。あの光は星なんだよ」 「星って何」 養母のクラーレンスはこの種の会話にはまだ慣れてはいない。うるさいガキなんだ。なぜ私が子供を所有しなければいけないんだ。彼女は管理局をうらむ。ギイは管理局が選び、彼女クラーレンスにおしつけてきた子供なのだ。 第二級アストロノーツ・クラーレンス・ハリディにとって、それは悪夢だった。が[優生保護法」にさからうわけにはいかない。もし、この子供ギイをいじめたりしたら、管理局によって第二級アストロノーツの位は剥脱され、あのいじましい仕事、ステーション内のカーゴトラック運転手に戻されるに決まっている。ああ、いやだ。クラーレンスは身ぶるいした。やれやれ、この子のごきげんでもとろうとするかい。 「あ、あれはねえ、ステーションの大きな奴さ」 「あの光点、すべてがそうなの」 「ああ、そうさ。すべてが星なんだよ」 オメガステーションーの女傑クラーレンスさまが子供の養成とはね。管理局もどうかしているんじゃないか。 『おIい、クラーレンス、どうだい、子育ての方は』 コックピットのモニターに、仲間のハロルドの声が入ってきた。 ちえっ、ハロルドの奴、となりに船を持ってきたね。どうせ、今日のリゲルの酒場は、私の子育て物語で、皆が笑うだろうさ。それも飛び切りの大笑い。 『おだまり、ハロルド、ふざけると容赦しないよ。このクルーザーには小型ミサイルだって積んでいるんだからね』 『おやおや、おったまげた、母親だぜ、おいおい、子供がかわいそうだぜ、クラーレンスー』、 あきらかにあざけりの調子が、言葉のはしばしにあらわれている。 『本当にむこうにいかないと、こわいよ。ハロルド』 『おやおや、すごい怒りだ、クラーレンス。今日はリゲルの酒場の皆からプレゼントを持ってきたんだけどなあ』 『プレゼントだって、何だい、そりゃ』 『つつしんでさしあげます。クラーレンス嬢。皆からのプレゼント、ニックネームを決めたんだ。肝っ玉おっかあ、クラーレンスってな』『ハロルド、お待ち、なぐってやる』『それじゃなあ、クラーレンス』『お待ちったら』 ハロルドの高速艇は、それこそ、すっとんで逃げさった。『ハロルド、今度、リゲルの酒場であったらえらい目にあわせるからね』 クラーレンスは声をかぎりにマイクにむかってさけぶ。が、ハロルドの艇は、モニターから消えた。 「ああ、私しゃ、とうとう、リゲルの酒場の笑い者か」 ギイは、二人の会話をだまって不思議そうに聞いていた。それからクラーレンスに恐る恐る尋ねる。 「ねえ、肝っ玉って何」 「おだまり、ギイ。あんたは覚えなくていい言葉さ」 ギイは養母の怒りに思わず首を縮める。クラーレンスは反省する。しまった。もし彼女がいじめられたなんて報告されたら。 クラーレンスは急に笑顔を作る。 「さあ、ギイ、モニターを見ててごらんよ。気にいるものがあるかも知れないよ」 ギイはクラーレンスの表情の変化にとまどう。 ギイとクラーレンスの乗った船はやがて、「問題の場所」を通過する。 先にギイが気づく。 「ねえ、ママ、あのステーションは何なの。他のステーションとこんなに離れていて。誰が住んでいるの」 「ああ、あれかい、ろくでなしどもが住んでいやがるのさ」 クラーレンスははきすてるように言った。 「ろくでなしって」 ギイはかぼそい首をかしげる。3歳のギイは金髪がかわいい。 「いいかい、ギイ、覚えておいで。あのステーションに住んでいるやつらは、人類じゃないんだよ」 「宇宙人なの?」 ギイは不思議な物を見たかの様に尋ねる。 「それよりひどい奴らさ。日本人さ」 クラーレンスは、その辺につばをはきだしそうな感じだった。 「日本人って何なの、それ」 「大昔、地球に人が住んでいた時、経済大国とか何とか言っていばやくさっていた奴らさ」 クラーレンスの顔は醜くくゆがんでいた。 「なぜ、地球に住んでいたのに、地球人じゃなくなったの」 「大昔に、地球連邦からはじきだされたのさ。全地球人の嫌われ者がなったのさマねえヽママ、日本ってところ、地球の上に残っているの」「ヘっ、そんなところ、もうありはしない」「なくなっちゃったの」「ああ、連邦軍が占領して、バラバラにしちゃったのさ」「へえ、かわいそうな人達だね」「かわいそう ギイ、その言葉を使う相手を間違っているよ」 クラーレンスは思う。今、一番かわいそうなのは私さ。 が、クラーレンスはかわいそうな人間ではなかった。 この少女ギイ=クラーレンスはやがて、地球の救世主と呼ばれる事になる。 そして、養母クラーレンスも、地球の歴史に大きな足跡を残すのだ。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所/日本人の時代 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2011年10月01日
魔法の鏡! 大阪心斎橋大丸14階ヴィンテージフェアに登場!■「魔法の鏡」大阪心斎橋に登場!■2月16日から2月21日に開催される心斎橋大丸14階ヴィンテージフェア会場、女性と暮らしブースに「魔法の鏡」が登場します。http://mainichi.jp/sp/vintage/overview.html(株)ゼロ・ディメンションhttp://www.zerod.jp/about.htmlは、近畿経済産業局のビジネスマッチングにより、フルタニ産業(株)http://www.furutani-sangyou.co.jp/の「魔法の鏡」の販売促進ビジネスに協力しております。http://www.furutani-sangyou.co.jp/service/mahou-no-kagami.html山田企画事務所は、株ゼロ・ディメンションの関西担当部長として活動し、販売・告知に協力しています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーhttp://mainichi.jp/sp/vintage/index.html■名称美しく、豊かに、賢く生きるポスト・シニアへ2011ヴィンテージフェア 人生向上計画、開催!■テーマ50歳からの健康&美容、マネー、趣味、住まい■対象エリア近畿2府4県■主催2011ヴィンテージフェア 実行委員会■後援毎日新聞社株式会社毎日放送株式会社女性と暮らし社http://www.kurashi5.com/company.php■企画・運営株式会社アバンワークス■会期2011年2月16日(水)?21日(月)10:00?17:00入場締切 (18:00まで)■会場大丸心斎橋店 北館(14階)大丸心斎橋劇場・イベントホール■入場料無料■開催予定内容# 健康&美容、マネー、趣味、住まいの関連企業様のブース出展&イベントコーナー# MBSラジオの人気パーソナリティによる楽しいトークショーイベント# 毎日新聞社『なつかしの昭和史』展示ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2011年02月12日
自分の作品をつくり売り込むためのセミナークリエイター 育成基礎セミナーよろしくお願いいたします。http://youtu.be/PjKcKyfRb64http://www.meditam.org/seminar/20101127/index.htmlクリエイターをめざす人の心得を学ぼう クリエイター育成基礎セミナー ■ ■ 映像・音楽・漫画・アニメなどのコンテンツ産業の関係者をはじめ各種企業のプレゼンテーション能力が必要な広報・広告・企画部署の方々を対象とした、コンテンツ産業をはじめとする企業等に、企画提案・PRするために必要となるプレゼンテーションのノウハウを、実例を交えて講義します。●マンガ家志望の方は、現場で、青心社・青木社長の講評を受けられます。(あらかじめ連絡をして下さい)●日 時2010年11月27日(土) 14:00~17:00会 場伊丹市立産業・情報センター 6階 マルチメディアホール受講料500円対 象・映像・音楽・漫画・アニメなどのコンテンツ産業を目指す学生など・プレゼンテーションのノウハウを学びたい方定 員先着100名内 容1.シナリオ・企画のプレゼンテーション(面接/企画書の書き方) 講師:メディアクリエイター・夢人塔 代表 浅尾典彦氏2.漫画作品をアニメコンテンツ等で世界へ配信 出版社社長からみた企画提案のポイント 講師:株式会社青心社 代表取締役 青木治道氏3.変わりつつあるコンテンツビジネスの現場と未来 講師:エム・アイ・プランニング株式会社 代表取締役 三原淑治氏お申込みTEL/FAX/インターネット/来館 のいずれかでお申込みください。主 催伊丹市立産業・情報センター、伊丹商工会議所共催等主催:伊丹市立産業・情報センター、伊丹商工会議所共催:日本イベント業務管理者協会 関西地区本部後援:近畿経済産業局協力:伊丹産業振興シニアアドバイザー、山田企画事務所
2010年11月23日
アニメーション教室めざせ未来のCGクリエイター!! ●受講料 無料●定員 12名(先着)==================================================CGアニメーション教室めざせ未来のCGクリエイター!!●受講料 無料●定員 12名(先着)伊丹市立産業・情報センター(兵庫県)のセミナーhttp://www.meditam.org/seminar/20100814/index.html--------------------------------------------------CGアニメーション教室めざせ未来のCGクリエイター!!●受講料 無料●定員 12名(先着)伊丹市立産業・情報センター(兵庫県)のセミナー小学校高学年のみなさん。パソコンをつかってアニメーションをつくりませんか。EVAアニメータスクールというソフトウェアをつかってアニメーションが簡単につくれます。めざせ未来のCGクリエイター!!-------------------------------------------■2010年8月14日土曜日■13:00~14:30●会 場 伊丹市立産業・情報センター(伊丹商エプラザ内) 5階 情報セミナー室●受講料 無料●定 員 12名(先着)●対 象 中学生・小学校4~6年生 ※保護者の方1名同伴可能です。●講 師 高倉正樹氏(アニメーションソフトウェア開発者)-------------------------------------------<お申込み方法>FAX/電話/来館にてお申込みください。受講票はお渡ししませんので、当日直接会場へおこしください。主催者の都合により内容を変更、または開催を中止する場合がございます。※ご記入いただいた個人情報は、主催者からの各種連絡・情報提供のために使用し、 それ以外の目的では使用いたしません。氏名(必須)ふりがな学年小学校 年生電話番号(必須)( )FAX( )-------------------------------------------●問い合わせ先 伊丹市立産業・情報センター 電話○72-773-5007 FAXO72-778-6262 伊丹市宮ノ前2-2-2 イ尹丹商エプラザ内【主催】伊丹市立産業・情報センター【共催】日本イベント業務管理者協会 関西地域本部 NPO法人アクト情報交流【企画】山田企画事務所--------------------------------------------------山
2010年08月08日
日本人の時代■第7回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第7回■2022年 三月 中部ヨーロッパ 山岳地帯 ョーロッパ中西部アルプス山嶺の中にその城はあった。巨大コンツェルン=ラドクリフ=グループの議長、ラインハルトの別荘であった。「ラインハルト会長、ホットラインがはいっております」くつろいでいる銀髪のラインハルトの前に腹心であるファーガソンがあらわれた。 「どこからかね」 「情報ネットワークサービスのブキャナン=オーガナイザーだと言っております」 「どんな話か聞いたかね」 「それが、はっきりとはいわないのです。会長がてがけておられるピック=プロジェクトに関する事だと中しておりますが」 「あまり、話をしたくないが」 「話を聞かないと大変な事態をまねくとも申しておりますが」 「え1い、しかたがあるまい」 ラインハルトはしぶしぶフォーンをとった。 壁にかかっているフォーンの画像があらわれ、冷い青い眼をしたブキャナンの顔が出現した。 「ラインハルト会長、初めまして、情報ネットワーク=サービスのオーガナイザー・ブキャナンです。お目にかかれて光栄です」 「で、君が私に話したいという内容は何かね。この強引な連絡手段には、いささか犯罪的なにおいがするね。このホット=ラインに入りこめるはずがないのだ」 「それは会長、おたがいさまでしょう」 「いいかね、ブキャナン君とやら、君たちが何と呼ばれておるか、知っているだろう。君らは情報マフィアだよ。本来は私と話しなどできないどぶねずみなんだよ」 ブキャナンはラインハルトの侮蔑の言葉など、まったく意に関していないようだ。 「じゃ、ラインハルト会長、あなた方のイエロープランはどうなんです」 「何だって、もう一度言ってみろ」 「イエロープランですよ。それも今年、6月1日に発動するビッグプロジェクトだ」 「なぜ君たちがそれを」 「言ったでしょう。我々は情報ネットワーク=サービスです。この地球上で我々の知りえない情報などありはしない」 ラインハルトはいささか、ブキャナンに対する、つっけんどんなしゃべり方を改めていた。 「それで、イエロープランについてどこまで知っているというのかね。それに君たちの我々に対する要求はなんだね」 「最初の質問の答えはすべてです。次の質問に関しては、我々情報ネットワークサービスを,そのプロジェクトに加えていただきたいわけです」 「君たち、情報マフィアを、我々のプロジェクトのメンバーに加えろだと。ブキャナン君、ふざけてもらってはこまる。我々、ラドクリフ企業体の構成メンバーは素姓正しいものばかりなのだよ。それに比して、君たちは何だね。君達は他人の情報を盗みだして、それを他人に売りこんだり、、本人をおどかして金をまきあげるのが商売だろう。商売変えでもしたいと言うのかね」 「いいえ、ラインハルトさん、我々は事業規模を拡大したいだけですよ。イエロープランは我々にとって願ってもないビジネスチャンスなんです」 「君の言いたい事はそれだけかね。考えておこう。君のネットワークサービスの利用方法をね」 ラインハルトは怒りをこらえて、CRTをOFFにした。 「ファーガソン、なぜ、イエロープランが、彼ら、情報マフィアにもれたのだね」 「いえ、わかりません。彼らは各所の情報ラインまいといううわさです」に潜りこむのがう ラインハルトは大きなソファにすわりかかり、頭をかかえていたが、一つの決心をしたようだった。「ファーガソン、いいかね、ヒュルケナー博士を消すのだ」「何ですって」 ファーガソンは驚きの表情を隠しきれない。 「いいかね、二度と同じ事をいわせるな。博士を抹殺し、博士の研究施設を破壊しろ。むろん事故にみせかけるのだぞ」 「わかりました。マスター、あなたがそうおっしゃるならば」 ファーガソンは、抹殺組織「クーラー」の電話番号をインプットし始めていた。 窓の外にはヨーロッパアルプスの山嶺に冷たい光を放つ氷河が見えている。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2009年09月22日
日本人の時代■第6回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第6回 画像はパ二ック状態にはいっているウォール街にある日本人の会社を映しだしている。 「どういう事だ、これは」 ケンは画面をくいいるように見つめる。 「どうだね、本日をきして、世界各地で日本人抹殺プランがいよいよ始動したんだ」 「なぜなんだ。ブキャナン。これは悪い冗談だろう。こんな事ありえるわけがない」 「残念ながら、事実だ。まあ事実をうけいれるまで時間がかかるだろうだがね」 ケンは頭をかかえ、肩をいからせて、画面をみつめつづけている。 「いいかね。アサガ。我々のプロポーザルを続ける。この日本人抹殺までは時間がかかるだろう。そして何人かは逃げる奴らがでてくる。さらにJVOに対するテロ活動を行なう奴らもでてくるだろう。いいかそいつらを見つけだす要員を我々は、現在確保しておきたいのだ。 抹殺プランが終了すれば、君に手術を施し、白色人種にみえるようにしてやろう」 広い肩はば、おそらくはアメリカンフットボールを学生時代にやっていただろう、そんな体つきをしたブキャナンはケンの肩に手をおき、ケンの顔をのぞき込む。 「いいかね。このスパイの候補者は何人もいる。それに我々情報ネ。トワークサービスに泣きすがり、どうにか助けてくれと言ってくる奴もいるだろう」 涙ぐみながら、ケンはブキャナンに叫ぶ。 「なぜ、俺を選んだ」「それは君のポテンシャルをコンピューターがはじきだしたのだ。最優秀だとね」 「くそっ、こんな事、国連がゆるすものか」 「ふふ、国連にもJVOは暗黙の了解を得ているよ。それに国連のバックアップを、我々情報ネットワークサービスが受けているとすれば、どうするね」 ケンは答えるべき言葉もない。 「それに、裏の国連と呼ばれる「世界犯罪連合」もGOサインを出しているのだ。彼らも日本ヤクザの海外流出をよく思ってはいないのでね。つまり、世界の権力機構の意見は一致しているんだ。日本人を抹殺せよ」 ブキャナンは深いマリンブルーの眼でケンを見ていた。 「ショックの連続で酷だね。少しは希望を与えてやろう。おい」 ブキャナンは情報サイボーグを呼んだ。情報サイボーグは右手の手のひらをひろげる。そこは急に液晶のモニターとなる。 このモニターにジュンの顔がうつっていた。 「ケン、私がわかる。ジュンよ」 「ジュンー」 ケンは情報サイボーグの手のひらにむかって叫んでいた。「君は死んだはずじゃなかったのか」「いえ、爆発の直前、情報サイボーグに肋けられたの」「今、どこにいるんだ」「わからないわ、ケン肋けて」「くそっ、博士はどうしたんだ」「わからないの」 「くそっ、君たち、ジュンを解放しろ。それにバルボア博士をどうしたんだ」 ブキャナンはケンの質問に答えずに言った。 『いいかね、ケン、君が気をうしなっている間に君の体に手術を施した。小さな爆弾だが、体の非常に効果的な部位にしかけてある」 「何だって」 「いずれにしても、君は我々の言う事を聞かざるをえんのだよ」 「意識を失なっていた間はそんなに長かったのか」 ’ 「我々はさらに予備処置として、君の恋人ジュンを確保している。君が命令に従わなければ、君が死ぬだけではない。同時に君の恋人ジュンも死ぬだろう。博士は我々の仕事に協力してもらっているといえばどうだね」 「くそっ、何んて奴らだ」 「いいかね。この日本人抹殺作業が終った後おこるのは権力闘争だ。その権力闘争に我々は参加できる実力を持っている。悪い事はいわん、我々を手伝うのだ」 「という事は、このプランを考え出した奴を殺す事もできるのか」 「可能性はある」 ケンはしばらく考えていたが、首肯した。 「わかった。君の命令にしたがおう」 ブキャナンは軽く、ケンの肩をたたき、握手を求めてきた。 「ありがとう、ケン」 が、ブキャナンはケンの心の中におこりつつある狂気と殺意に気づいていなかった。 ケンの眼には地球がまっ赤にそまっているように見えた。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2009年08月06日
日本人の時代■第5回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第5回 ケン。アサガは深い眠りの中にいた。 悪夢だった。 日本全国にミサイルが雨あられと降りそそぎ、炎と化しているのだ。 父や母、妹ルミの姿がその紅蓮の炎の中に消えていく。彼らがケンの名前を呼んでいる。 思わず、叫び声をあげ、目がさめた。 不思議な風景が目の前に入ってきた。窓を通して地球が見えているのだ。 ベッドの側に男が立っていた。 「気がついたかね。ケン・アサガ」 「ここはどこだ。警察は」 「心配しなくてもいい。警察の件は我々が処置した。君が驚くのも無理はない。ここは宇宙空間だ。宇宙ステーション=ゼウスだ」 「警官はいないのか。それに私がなぜここに」 「言っただろう。君を保護したのだ。我々の役に立ってもらうためにね」 「君たちの役に立つだと、一体、何なのだ」 「ケン=アサガ、我々は君に一つのプロポーザルをおこなおう。これは君にとって、悪くはない提案だ。したがわない法はないと思う」 「それは私が決める事だ。君達は一体、何者なんだ」 「情報ネットワークの者だ。「ヘブンズ」とも呼ばれているがね。私はブキャナンと言う」「情報マフィアか」「そう呼ぶものもいる。この種の会社組織に対する人のとらえ方というものは種々なのだ。いいかね、ケン、君は日本人としてはかなり英語がしゃべれる。我々のエージェントになって我々のために働らかないか」 ケンは、提案の奇妙さに驚いた。「一体、どんな仕事をしろというんだ」「日本人を抹殺するための手助けさ」 ケンは自らの耳を疑う。 「冗談を言っているのか、君らは」 「冗談かどうか」 ブキャナンは時計を見た。そして片わらの二人の情報サイボーグに言った。 「おい、ケンにテレビを見せてやれ。ちょうどいい時間だ」 一人のサイボーグがTVのスイッチをONする。 アメリカン・ネットワーク=ニュースが写る。ケンがいつも見なれているコメンテーターが恐るべきニュースをつげていた。■『臨時ニュースを申しあげます。本日午前6時、アメリカ政府のスポークスマンは重大な発表を行ないました。 アメリカ合衆国を始め、ヨーロッパ各国、ロシアを含むユーラシアアジア圏その他54カ国によって「JVO条約」が発効されました。 「JVO」とは「日本消滅組織」であり、長年にわたり、秘密裏に条約会議がもたれていた模様です。 詳細は続報が人いり次第、レポートいたします……』(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2009年08月05日
日本人の時代■第4回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第4回消防車が、徽から続々とやってきて、放水していた。続いて救急車がやってくる。負傷者を担架で運んでいる。ケンはジュンと博士の姿がないかどうか、救急車の間を歩きまわっている。 やがて、二人の警官が、博士の秘書を連れて、ケンの方に歩いてきた。秘書がケンを指さす。 大男の方が、ケンに言う。 「ケン=アサガ、爆破事件の参考人として、署に来てもらおう」 「何を言っているんだ、僕は関係ないぞ」 やせた警官が、秘書に尋ねた。 「この男に間違いないかね、ミス=グリーン」 「ええ、この人です。よく、ジュンの所へ来ていた人です。この人が帰ったあと、爆発が……」 秘書は泣き崩れる。 「OK、ミス=グリーン。ありがとう」 大男の警官がいう。「とにかく、君の帰ったすぐあとで、バルボア研究所が爆破されたんだ、とにかく事情をきかせてもらおう」「僕は今、急いでるんだ」「いいか、日本人め、お前は容疑者なんだぞ」 やせた方の警官がいう。 「何を言ってるんだ。ジュンは僕の恋人だったんだぞ」 「うそよ、彼女はこの日本人の事をいやがっていたわ」ミス=グリーンはアサガを攻撃する。 ミス=‥グリーンが泣き叫んでいた。 「今日も、何かもめていたようだったわ、部屋から出てきた時、まっ青な顔をしていたもの」 「違う。僕はバルボア博士から大変な事を聞いただけだ」このミスグリーンは何をいいだすんだ。 「ほう、どんな大変な事かね」 「そ、それは」 「OK、とにかく、署に来てくれ、それからだ」 ケンは急に怒りがこみあげてきた。近づいてきた、やせた方の警官に足払いをかけていた。 「こいつ何をする。さからうつもりか」 電撃ショックがケンのみぞおちにはいる。太った方の電撃銃だ。 ケンは意識を失なった。 「いやはや、手をやかせるジャップだぜ」やせた警官が言う。 バルボア研究所は焼き崩れていた。 カリフォルニアの第54分署の前にワゴンが止まる。サイドにはINSとプリントされている。「INS」イコール「情報ネットワークサービス」である。 車から、金髪、碧眼のヤッピー風スーツをきちっと決めた男と、情報サイボーグが降りてきた。情報サイボーグの頭の上には金色のリングが浮んでいた。このリングは地球上空のサテライトから命令を受ける受信器だった。 が、その金色のリングが、天使のリングを想わせるところから、人々は情報サイボーグを「ヘブンズ」と呼んだ。天国に限りなく近い奴らである。 「ここが、ケン。アサガが収容されている第54分署です」 ヘブンズのフアットが言った。彼は黒いサングラスをかけている。彼の眼は情報アイとなり、人々の心を見通すことができるのだ。 ドアを開く。やせた警官が言った。「お前らは何者だ」 男は光輝くバッチを警官の前に附げる。男は偉高々に、警官に言った。 「いいか、我々は「情報ネットワーク」のものだ。バルボア研究所の爆発犯人としてケン=アサガをもらい受けにきた」 助手のフランが叫んでいた。やせた男の方だ。 「クレイモア保安官、奴らの思い通りにさせておいていいのですか」 大男の警官クレイモアはにかにがしい顔をしてフランに言った。「しかたがあるまい、フラン、奴らは大統領のバッジをもらっているんだ」「大統領のバッジですって」フランは驚く。「悪く思うなよ、フランとやら」「くそっ、情報マフィアめ」 フランは思わず口ばしっていた。「いいから、フラン、彼らにケン=アサガを渡してやれ」「しかし、まだ気を失なっていますが」「それでもけっこうだ、私達が世話をしよう」情報サイボーグの1人が言った。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2009年08月04日
日本人の時代■第3回山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第3回彼女が部屋を出ていった後、ケンはバルボア博士に尋ねる。 「博士、日本人狩りの話は本当なんてすか」 「ケン、残念ながら事実だ。いや、もっと事態は悪いかもしれない」 「と言いますと」 「この音源は、私の研究所が宇宙空間に打上げているサテライトが偶然に録音したものだ。まあ、聞いてくれたまえ」 バルボアは録音音源のスイッチをいれる。二人の会話だった。■『それじゃ、君、6月1日を持ってプランを発動させることに、ほぼOKがでたんだね』『私の感触ではそうだ。ヨーロッパ連合の上層部のラインでもおおよそOKがでている」 『それで、アジア地域ではどんな感触なんだね』 『中国と韓国が、やや難色をしめしている。それに東南アジア各国も、もし、日本を占領するつもりなら、自国軍隊も参加させてほしいという事を裏ルートで言ってきている』 『で、イスラム国圏はどうだね』 『やや、むつかしいところだ。彼らは傍観するだろう。そして、もしなんらかの利益があるとするならば参加させてくれというに違いない』 『アフリカと中南米は』 『問題外だ。彼らは自国の事で手一杯だろう。が、旧宗主国の方からネジをまかせるから、そちら方面はたぶんOKだ』 『じゃ、日本人は、このプランが発動すると、世界中の孤児だという事がわかるわけか』 『そういう事だ。自分達が世界中からどれだけ嫌われていたかよくわかるわけだよ』 『それでAプランでいくのかね、Bプランでいくのかね』 『その辺はまだはっきりはしない。日本と同じ目にあうのではと思う国があるだろう。だから、当面は、穏便なAプランで行くだろう。時機を見て、Bプランにシフトさせればいいだろう』 『そういう事だな。とすればAプラン=占領プランのマップはどうなっている』『そう、ほばできつつある。これは第二次大戦を思わせるな』『つまりはあの時機にジャップ共をギャフンといわせておけばよかったんだよ、キーン』『おい、私の名前を出すな。盗聴されていたらどうするんだ』『すまん、ラインをもう切る』『OK、じゃ、また、あの場所で』■ 音源は途中でとぎれた。「こういう音源なんだ」 バルボアは機械の再生を切り、ケンの方を見た。ケンの体はこわばっている。「先生、これは悪い冗談でしょう」 ケンはようやく、これだけのフレーズを胸から押し出していた。「冗談だと言って下さいよ」 バルボアとジュンはとまどいの表情を見せている。「本当なんてすか」 ケンはひざをおとし、床の上に両手をついた。「なぜなんですか、なぜ日本が」「ケン、私は、このテープを聞いたあと、政府筋に探りをいれてみた。しかし、恐るべき事に、彼らはすべて、この件に関してはノーコメントと言った。さらに逆にその件をどこで知ったのかと聞かれた。ケン、日本抹殺プランの可能性はほぼ100%だ。これはトップシークレットだ」 「パパ、どうにかならないの。一国が抹殺されてしまうなんて」 「いいかね、ジュン、それにケンも聞いてほしい。君達もハイスクールで習ったと思うが、地球の人類発生後の歴史という物は、国の興亡史だ。いかなる国も永遠の生命を持つ事はできん。さらに過去に幾多の民族が地球上から消え去っている」 「しかし、先生、今は21世紀半ばなんですよ」 ケンがくぐもった声でいう。 「ケン、日本人は世界じゅうから嫌われたのだよ。アローガント(傲慢な)ジャップとしてな。それに現在の世界情勢が、噴罪の羊スケープゴーツ、を求めたんだよ。どこかの国が、世界じゅうのうらみを一身にうけて滅んでいくわけだ」 「この事を日本の領事館へ知らせます」 「無駄な事だと思う。が君の気の済むようにしたまえ」 「ジュン、気をつけてね」 ケンは、今、立っている大地が崩れおちそうな気がした。うそだろう。うそに違いない。そうあってほしい。彼は日本に住んでいる両親と妹の事を考えた。一体、この世の中は、世界は、、どうなってしまったんだ。 このどこまでも続く青空が作りもののハリボテの様にケンは感じた。 駐車場の車に乗り、研究所を出る。ハイウェイヘ出て、日本領事館へ行こうとした。 こんな事が許されてたまるものか。とにかく日本政府へ連絡してもらおう。しかし信じてもらえるだろうか。気がふれたとしか思われないかもしれない。 運転しているケンの耳に轟音が響いた。 何だ。ケンは車を駐車ラインヘ持っていく。車からおりて、後ろを見た。煙があがっていた。バルボア博士の研究所の方だ。再び轟音が響く。間違いなくバルボア博士の研究所だ。 ケンは車の流れに逆らって、センタフインを突き切って、逆方向に乗りかえた。研究所へ猛スピードでむかう。 研究所が燃えあがっている。建物の原形はとどめていない。 「ジュンー 博士!」 近くで車を止め、ケンは声を限りに叫んでいた。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所/日本人の時代山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2009年08月03日
日本人の時代■第2回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第2回■2022年 5月 地球カルフォルニア「ケン、ケン、待ってよ」 ケン・アサガはジュンに呼びとめられる。カルフォルニア大学バークレー校のキャンパスである。ジュンはクラスメイトであるケン・アサガを追いかけていた。 ケンは日本の情報工学大学を卒業後、カルフォルニアにある現代情報工学の講座を受けるために留学していた。ケンは日本人離れした体格の持ち主であり、日系3世といっても通りそうだった。英会話能力においては、会話学校初まって以来の成績であり、担当教師からパーフェクト=ケンのあだ名をさずけられていた。 ジュン=バルボアはカルフォルニアクイーンに、18歳の時に選ばれた事のある才媛で、22歳の今は、バークレー初まって以来の情報戦略家と教授達から見なされていた。 息せききって、ジュンはケンの広い肩に追いついていた。 「ねえ、ケン、変なうわさがあるの」 「ヘー、うわさだって。ジュン、君独特の『まやかし理論』じゃないだろうね。残念ながら僕は今、リアクションテストの端子はつけてはいないぜ」 ケンはにこやかに答えていたが、ジュンの真剣な顔にどきりとする。「どんなうわささ。君の顔色からすると、大変な事のようだな」「日本人狩りが始まるっていうのよ」「おいおい、ジュン、それこそ悪いジョークだよ。今は第2次大戦前じゃないんだぜ。今は21世紀が初まったばかりだ……」 ケンの笑声もジュンの顔を見ると、ぴたりと止まる。 「悪いけどねえ、ケン、真剣に聞いてほしいの。私のパパの専門分野を知っているでしょう」 「ああ、確か、ジュンのパパ、つまり、バルボア博士のスペシャリティはコミュケーション技術だったね」 「そう、そのパパが、ぜひともあなたに会いたいというのよ」 ジュンの表情も真剣そのものだった。 「わかった。ジュン、バルボア博士にアポイントメントをとってくれないか」「oK、ケン、ちょっとまってね。今、電話をいれてみるわ。研究所にいるかもしれないわ」 ジュンはフォーンで話、しばらくしてから、ケンへ言った。 「いいわ、ちょうど研究所にいるわ。ぜひとも来てくれって、が言ってるわ」「じゃ、わかった。車をとりにいってくる。ここで待っててくれないか」 ケンはジュンをひろい、郊外にあるバルボア博士の研究所へ向かった。バルボア博士の研究所はそれ自体の外形が旧いタイプの電子計算機の形をしていた。高台にあり、ハイウェイの遠くからでもよく目立った。 ケンは駐車場に車を入れ、ジュンと共に、研究所にはいる。 玄関の所にバルボア博士が立っていた。すらりとした長身で、顔はなぜか、ギリシアの哲学者ソクラテスを思わせた。が彼はネゴシエターとしては一流で、政府にも軍にもかなりのコネクションを持っていた。 バルボア博士はケンと握手をして、言う。 「やあ、ケン、久しぶりだね。とゆっくり話をしたいところなんだが、ジュンから聞いてもらったと思うが、君に聞いてもらいたいものがあるんだ」 バルボアはあまりいい顔色はしていない。重大な事態がおこりつつあることがケンにも感じられた。 バルボアはケンとジュンを自分のプライベートな研究室に連れていった。 「君、すまんが、少し席をはずしてくれんか。それにしばらくの間、電話はとりっがないでくれたまえ」 秘書ミス=グリーンにそう言った。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所/日本人の時代 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2009年08月02日
日本人の時代(始源)第1回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第1回 ある一人の男の「妄想」から、そのプランは生まれた。 男は世界の経済と政治状況における一国の役割を分析した。彼は、その国が存在しないと仮定して、計算を行った。 結果は、男の推論どおりであった。 現時点で、世界が陥っているエネルギー問題や、貿易の不均衡などの問題が、わずかながらでも、良い方向に向かうと推論された。 男は結果の研究レポートを、彼の研究所をバックアップしているコングロマリットに提出していた。 男の名前はオットー=ヒュルケナー博士。 コングロマリットの名前は「ラドクリフ企業」グループ。 そして、プランは「イエロープラン」と呼ばれた。 イエロープラン発動後、地球上に宗教戦争がおこり、「VE紀元」となった。VEとはバニッニュ・アースを意味する。■VE紀元103年 オメガステーション付近 ギイにとっては、初めてのロケット飛行だ。 ギイはコックピットにすわりこんで、目の前に並んでいるモニターに見とれている。 何んてきれいなんだろう。ギイが毎日見なれている風景とは何んと違っているんだろう。暗い空の中にきれいな光点が輝いていた。ギイは片わらにいる養母に尋ねる。 「ねえ、ママ、あの光点は何なの」 「ああ、あれかい。あの光は星なんだよ」 「星って何」 養母のクラーレンスはこの種の会話にはまだ慣れてはいない。うるさいガキなんだ。なぜ私が子供を所有しなければいけないんだ。彼女は管理局をうらむ。ギイは管理局が選び、彼女クラーレンスにおしつけてきた子供なのだ。 第二級アストロノーツ・クラーレンス・ハリディにとって、それは悪夢だった。が[優生保護法」にさからうわけにはいかない。もし、この子供ギイをいじめたりしたら、管理局によって第二級アストロノーツの位は剥脱され、あのいじましい仕事、ステーション内のカーゴトラック運転手に戻されるに決まっている。ああ、いやだ。クラーレンスは身ぶるいした。やれやれ、この子のごきげんでもとろうとするかい。 「あ、あれはねえ、ステーションの大きな奴さ」 「あの光点、すべてがそうなの」 「ああ、そうさ。すべてが星なんだよ」 オメガステーションーの女傑クラーレンスさまが子供の養成とはね。管理局もどうかしているんじゃないか。 『おIい、クラーレンス、どうだい、子育ての方は』 コックピットのモニターに、仲間のハロルドの声が入ってきた。 ちえっ、ハロルドの奴、となりに船を持ってきたね。どうせ、今日のリゲルの酒場は、私の子育て物語で、皆が笑うだろうさ。それも飛び切りの大笑い。 『おだまり、ハロルド、ふざけると容赦しないよ。このクルーザーには小型ミサイルだって積んでいるんだからね』 『おやおや、おったまげた、母親だぜ、おいおい、子供がかわいそうだぜ、クラーレンスー』、 あきらかにあざけりの調子が、言葉のはしばしにあらわれている。 『本当にむこうにいかないと、こわいよ。ハロルド』 『おやおや、すごい怒りだ、クラーレンス。今日はリゲルの酒場の皆からプレゼントを持ってきたんだけどなあ』 『プレゼントだって、何だい、そりゃ』 『つつしんでさしあげます。クラーレンス嬢。皆からのプレゼント、ニックネームを決めたんだ。肝っ玉おっかあ、クラーレンスってな』『ハロルド、お待ち、なぐってやる』『それじゃなあ、クラーレンス』『お待ちったら』 ハロルドの高速艇は、それこそ、すっとんで逃げさった。『ハロルド、今度、リゲルの酒場であったらえらい目にあわせるからね』 クラーレンスは声をかぎりにマイクにむかってさけぶ。が、ハロルドの艇は、モニターから消えた。 「ああ、私しゃ、とうとう、リゲルの酒場の笑い者か」 ギイは、二人の会話をだまって不思議そうに聞いていた。それからクラーレンスに恐る恐る尋ねる。 「ねえ、肝っ玉って何」 「おだまり、ギイ。あんたは覚えなくていい言葉さ」 ギイは養母の怒りに思わず首を縮める。クラーレンスは反省する。しまった。もし彼女がいじめられたなんて報告されたら。 クラーレンスは急に笑顔を作る。 「さあ、ギイ、モニターを見ててごらんよ。気にいるものがあるかも知れないよ」 ギイはクラーレンスの表情の変化にとまどう。 ギイとクラーレンスの乗った船はやがて、「問題の場所」を通過する。 先にギイが気づく。 「ねえ、ママ、あのステーションは何なの。他のステーションとこんなに離れていて。誰が住んでいるの」 「ああ、あれかい、ろくでなしどもが住んでいやがるのさ」 クラーレンスははきすてるように言った。 「ろくでなしって」 ギイはかぼそい首をかしげる。3歳のギイは金髪がかわいい。 「いいかい、ギイ、覚えておいで。あのステーションに住んでいるやつらは、人類じゃないんだよ」 「宇宙人なの?」 ギイは不思議な物を見たかの様に尋ねる。 「それよりひどい奴らさ。日本人さ」 クラーレンスは、その辺につばをはきだしそうな感じだった。 「日本人って何なの、それ」 「大昔、地球に人が住んでいた時、経済大国とか何とか言っていばやくさっていた奴らさ」 クラーレンスの顔は醜くくゆがんでいた。 「なぜ、地球に住んでいたのに、地球人じゃなくなったの」 「大昔に、地球連邦からはじきだされたのさ。全地球人の嫌われ者がなったのさマねえヽママ、日本ってところ、地球の上に残っているの」「ヘっ、そんなところ、もうありはしない」「なくなっちゃったの」「ああ、連邦軍が占領して、バラバラにしちゃったのさ」「へえ、かわいそうな人達だね」「かわいそう ギイ、その言葉を使う相手を間違っているよ」 クラーレンスは思う。今、一番かわいそうなのは私さ。 が、クラーレンスはかわいそうな人間ではなかった。 この少女ギイ=クラーレンスはやがて、地球の救世主と呼ばれる事になる。 そして、養母クラーレンスも、地球の歴史に大きな足跡を残すのだ。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所/日本人の時代 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2009年08月01日
ちょっと本業の広告をします。■セミナータイトルITコンテンツクリエイター養成セミナーーーーーーーーーー■開催日程 平成19年11月30日(金)■開催場所 伊丹市商工会議所(兵庫県)6Fマルチメディアホール■受講料 3,000円(昼食代含む)■主催 伊丹市・伊丹商工会議所■協力 伊丹産業振興シニアアドバイザー ■後援 近畿経済産業局 日本イベント業務管理者協会 関西地域本部ーーーーーーーーー■開催目的ーーーーーーーーークリエイターの作品(コンテンツ)作成の方法論。クリエイターが作る作品(コンテンツ)の活用の現状、作品売り込み(プレゼンテーション)に必要な知識や、ネットワーク構築に必要な礼儀(ビジネスマナー)を講義し、●クリエイターの営業力等のスキルアップや起業支援を行います●ーーーーーーーーー■開催内容ーーーーーーーーー1.コンテンツ産業の現状【15】 山田博一氏(SA・山田企画事務所) 10:00~2.シニアITクリエイターによるインターネット基礎知識【45】 山本俊夫氏(SA・メディア工房Studio Oak) 10:15~3.携帯コンテンツ配信の現況【45】金田哲郎氏(株式会社京都テクノシステム取締役・NTTドコモ関西協賛MCTP コンテンツ元副代表) 11:00~4.ランチミーティング【75】講師・受講生 11:45~5.出版コンテンツの転換法について【45】青木治道氏(出版社 青心社 代表取締役) 13:00~6.映像コンテンツの現状とプロデュースについて【75】浅尾典彦氏(SA/夢人塔代表/映像プロデューサー) 13:45~7.プレゼン営業力向上講座【30】 岡崎津任子氏(Office空間装飾) 15:00~8.プレゼン実践実習【90】松井敏行氏(毎日新聞大阪開発株式会社企画部プロデューサー)山田博一氏(SA・山田企画事務所)間藤芳樹氏(イベント業務管理者協会副会長 株式会社マッシュ代表取締役) 15:30~ーーーーーーーーー●注●伊丹市・伊丹商工会議所の公式文章に、セミナー内容に企画協力している山田企画事務所が、文章を加えてます。9月中旬に公式ホームページ、関連地方自治体等に、告知印刷物・ポスターなど掲出されます。http://www.meditam.org/index2.html
2007年09月08日
■「漫画家なるとも塾」始めます。■ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーウエッブ上で、書けない事もありますので、事務所を開放して、漫画家になりたい方の相談をお受けいたします。お気軽に訪問下さい。■会場A●大阪市野崎町1-22日宝扇町ビル305(FAX06-6311-7323)■会場B 伊丹市立産業・情報センター〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前2-2-2 伊丹商工プラザ内5階シニアアドバイザーコーナーURL:http://www.meditam.org/におります。あらかじめ、連絡を下さい。=========================================ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー■漫画原稿を見ます16ページ24ページで作品を作ってきてください。関西在住の漫画家が見ます。(通信教育もはじめます)■キャラクターの方はできるだけ沢山お持ち下さい。■プレゼン営業の仕方をお教えします。■漫画家としてのライフプラン・マネージメント法をお教えしますーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー●関西の漫画専門学校・大学の体験学習の後に来てくださいね。11時以降から何時でもオーケーです。また、メールなどにてあらかじめ予約をお願いします。事務所にいない時間帯が多いので、予約下さい。(出版社を紹介する相談は不可能ですので、あらかじめご了承下さい)----------■山田企画事務所(FAX020-4665-6859)■yamada@yamada-kikaku.com●広告・ネット・イベントにマンガ・アニメを!をテーマに●マンガエージェンシーとして企画営業活動を。山田企画事務所(伊丹商工会議所会員・伊丹産業振興シニアアドバイザー・日本漫画家協会会員・日本アニメーション協会会員・経済産業省認定イベント業務管理者)●http://www.yamada-kikaku.com/●大阪市野崎町1-22日宝扇町ビル305ーーーーーーーーーー
2007年09月07日
ジャップス=デイズ日本人の日々■最終回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第29回■VE紀元50年 電子頭脳チャクラ 地下で、わずかながら生命の炎が燃えていた。 地下数十m下、地球連邦が大戦以前に作りあげていた遺伝子バンクである。 電子頭脳チャクラは、定期的に、観測穴から気候観察ゾンデをあげていた。 放射能嵐がおさまりかけた時、チャクラはプログラムを作動させる。 マニュピュレーターは精子と卵子のカプセルを1つずつ選びだし、接合させた。 人工胎盤の中で人の形をとっていく。 チャクラのマニュピュレーターが選択したのが日本人の遺伝子だとは誰が知ろう。 数力月が経ち、子供が生産された。そして遺伝子バンク内にあったマザー機構によって育てられる。双生児だった。 観測ゾンデが再び、地上に突出し、成長可能な状態であることを告げる。 電子頭脳は二人を、エレベーターに乗せ、外界へ向かわせる。ロボットマザー、マギーは育てるべき子供をうしなって数十年たいる。 時折、家屋の廃墟で、子供を発見するのだが、死体だったり、ロボットだったりした。 彼女は失望をくりかえし、地球上を文字通り、放浪していた。 マギーを作りあげたロボ。トHアーキテクトは優秀で、自己保全機能をつけていた。それゆえ、彼女は自分の体が故障をおこしそうになると、どこかの機械をみつけだし、自分の体に合う様に加工していた。それが、彼女を一人で、数十年の間、機能もストップせず、動かしていることになるのだ。 マギーは、記憶のある臭いをかいだ。 「この香りは」 一瞬、彼女の機能がダメになったのではないかと疑った。香りは、そうなつかしい子供用のパウダーの臭いだった。 人間の子供がいる。 彼女の胸は高なった。 今までのようなロボ。卜や、奇形動物ではない、本物の人間の子供。 彼女の赤外線探査機能は、体温ゾーンをとらえていた。 あきらかに、人間の子供だった。それも二人も。 彼女は嬉嬉として二人をだきあげ、二人を育てる安全な環境を探そうと決意していた。観測直後、チャクラは、穴からそれを見て、一安心をした。、チャクラの意識は、フェイドアウトした。遺伝子バンクをささえていた地盤が地すべりをおこし、チャクラもろとも遺伝子バンクを押しつぶしていた。 マギーは地震を感じると同時に、二人の子供をかきいだき、体をまるめる。 やがて、地震がおさまると、マギーは歩き始めた。■VE紀元98年 地球 白色ステーション連合から地球探査隊が着陸した。過去の記録により、遺伝子バンクを確認しにきたのだ。彼らは、遺伝子バンクが地震で崩壊しているのを発見する。 わずかながら採取できたカプセルをステーションヘ持って帰る。 そのカプセルから数人の子供が造形された。シャップス=デイズ 〈始原〉の章 完1988・5作品 同人誌「もり」発表作品
2007年08月29日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第28回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第28回花田は続けた。「本物の花田万頭は何十年か前に死んでいる。私はその影武者にすぎん。日本の情報省が作りあげたイルージョンにすぎん。そんな影武者でも、ここまでやってこられたのだ。君にできないわけがあるまい」花田は息をつぐ。 「角田くん、このVTRを全世界にむかって放送するんだ」角田に花田はテープを渡す。 角田は花田に言われた通り、そのテープを流す。テープが廻り出した。 「こちらはアスカステーションだ。アルゴステーションは我々、日本人グループが占拠し、アスカステーションと名前を変えた。 全世界に生存している日本人諸君、いかなる方法をとってでも、ここに集まってくれ。 このアスカステーションは日本人解放区だ。 JVOの諸君、先刻まで、日本本土に向けられていたミサイルは、君達の国に照準を変えてある。もし、日本人達がアスカステーションに辿りつく事を防害した場合、自動的にミサイルは発射される。このミサイルの威力は君達がよく知っているだろう。なにしろ君達が作ったんだからな……」「花田さん、映像は全世界に流れています。成功です」 涙ぐみながら、角田は言った。しかし、花田の反応はない。「花田さん……」 が、花田はうっすらと眼をあけた。そして口を動かす。 「角田くん。これからは君が花田に……」 花田はこときれた。 「わかりました。花田さん。花田万頭は絶対に死にはしません」 いつの間に、残っていた日本人形達が集まっていて花田の体をとり囲んでいた。■2025年 フランス アルベーヌ市ド=ヴァリエは自宅で、TVを見ながら、怒り狂っていた。目の前のTVには、アスカステーションヘ向かう日本人達のロケ。トが映っている。 「ラインハルトめ、何てざまだ。Bプランの命とりになる。さらにはJVOの命とりだ。だいたい日本人に加えてアジア人、アフリカ人どもも気にいらん。この地球上には我々、白人のキリスト教徒だけで充分だ。我々白人は神に選ばれた人種なのだ。我々のみが地球人なのだ」 ド=ヴァリエは独り毒づいていた。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月28日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第27回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第27回 ヤコフ21の意識がわずかに戻ってきた。先刻の角田の一撃はまだ完全にヤコフ21の生命装置を停止させてはいなかった。ヤコフ21は首と右手右胸だけで動き出す。それから下は角田の日本刃で切り離されていた。 ヤコフ21は中央制禦室へ上がるシヤフトまで辿り着き、エレベーターのスイッチを押す。 エレベーターが中央統禦室へつく。ヤコフ21は右手でバランスをとり、少しずつ、制禦室へ進む。 左眼でゆっくり中をのぞき込む。どうやら中には二人しかいないようだ。二人はCRTに釘づけになっている。その一人をねらう。ヤコフ21は右手からハンドミサイルを発射した。花田の体に衝撃がおそった。宇宙服の背面が黒焦げだ。「花田さん!角田が叫び後をふりむく。ヤコフ21の上半身に気づく。「こいつ、まだ生きていたか」 角田は、日本刃でヤコフ21の首を切りさいた。 花田はフロアに倒れていた。「花田さん、しっかりして下さい。あなたがいなければ、日本人をだれが守るのですか」 花田は しい息の下でしゃべる。 「君たちがいる」 「でも、あなたの指導がなければ」 「いいか、花田万頭は一人ではないのだ」花田は意外な事を言う。 「何ですって」 「花田万頭は伝説の人。日本人の守り神なのだ。誰が花田になってもかまわん。VTR技術とCG技術があれば、映像で作りあげる事ができる」(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月27日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第26回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第26回「アサガ、目ざめろ」 アサガの頭の中に声が響いていた。 「誰だ。私を目ざめさせるのは」 アサガの声は自分自身の体の中を響き渡っている。 「ブキャナンだ。アサガ君、君は仕方がない奴だなあ。キラー衛星をストップさせてやったのに。今度からはあまり目立つ活動はしないでくれ」 ブキャナンの声もアサガの苦痛をやわらげはしない。 「君のナショナリズムにも困ったものだな。君達日本人という奴は、激情すると、恐るべき行動に出るという事がよくわかったよ」 「俺を助けてくれ」 「おやおや、君は自殺するつもりじゃなかったのかね。しかし私達のゼウスから救命艇を出すわけにはいかんだろう」 「が、私はINSにとっては大事な人間のはずだぞ」 「おやおや、今度はおねだりかい。わかった、ヒントをあげよう」 「なんだ」 「君の足元の方を見ろ。黒い物体が見えるだろう」 「見える」「あれは、アルゴステーションの宇宙機雷だ」「それで」「あれを爆発させろ。そうすれば衝撃波で、逆にアルゴステーションの方までもどされるはずだ」「俺は武器など持っていない」「しっかりしてくれ、アサガくん。君の宇宙服にはもう一発の小型ミサイルが装着されているはずだ」 「タイミングがわからん」 「タイミングをあわせてやる。それ今だ」 アサガの右腕からハンド=ミサイルが発射された。 数分後、アサガの体はアルゴステーションの外壁にたたきつけられた。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月26日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第25回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第25回「一度だけ助けてやり、この際に、恩をうるか」 ゼウスステーションの中にいる、ブキャナンはつぶやいた。それから一つのスイッチを押す。 キラー衛星が、急に停止した。操船不可能になる。 「うっ、どうしたんだ」 ヤノーシュはあわてる。その間満身創夷の高速艇は、キラー衛星の後側に廻り込む。 アサガはマニュピュレーターを取り出し、自分の艇と、キラー衛星をドッキングさせた。 「くそっ、ジャップめ、キラー衛星ごと、自分も吹き飛ぶつもりか」 ヤノーシュは、宇宙服を着て、ハッチから体をのり出してきた。手には斧を持っている。 マニュピュレーターを切り離そうとする。 アサガも、それを防ぐため、艇の外へ出る。 がっちりとつながりあった、衛星と高速艇の上で、二人はお互いを見る。「ヘーい。ジャップ、お前にガッツがあった事は認めてやる。俺はアントン=ヤノーシュだ」「私はケン=アサガだ」「オーケー、アサガ、アルゴステーションを確保する前に、手初めにお前を片づけてやるぜ」ヤノーシュは、つながっているマニュピュレーターの上を歩いてきて、斧で切りかかる。 アサガは、ヤノーシュの斧をきわどい所で受けながし、背後から足払いをかける。 ヤノーシュは前のめりに倒れ、高速艇上からすべり落ちそうになるが、か今っじて、ペリスコープをつかんだ。斧は空間に消える。 アサガも、高速艇からすべり落ちる。アサガもテレメーターアンテナをつかんで、はいあがる。 再び、マニュピュレーター上にあがった二人は対峙する。二人は、同時に作業用リベット打ち器を手にしていた。 リベットが同時に発射され、アサガは頭部バイザーにそれを受けた。 アサガのりベットは、ヤノーシュの正面の生命システム制禦板を直撃していた。 ヤノーシュは、アサガの体を艇からはらい除けた。それからヤノーシュは高速艇のドアをくぐり、コックピット内に潜り込む。自爆装置をはずすためである。 宇宙空間で、意識がもどったアサガは手元の小型スイッチを押した。 高速艇に仕掛けられた爆弾はキラー衛星ごと吹き飛んだ。閃光がアサガを盲いさせた。爆発の衝撃波が、アサガの体を、宇宙空間へ、遠くへと、吹き飛ばしていた。■ 「ラインハルト議長、ヤノーシュがやられました」ファーガソンが残念そうにつぶやく。 「ジャップめ。こうなると、政治的交渉しかないわけか」 ラインハルトは、冷や汗を流しながらつぶやいた。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月25日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第24回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第24回キラー衛星a-13へ、朝賀の乗った救命艇が向かっていった。 キラー衛星aI13は、たる形で、前面には巨大なレーザー砲がつき出ている。両側には太陽集光板が翼の様に拡がっていた。 「ほほう、ジャップの神風アタックか」 ヤノーシュはレーザー砲をゆっくりと、高速艇に向かい照準を定める。 高速艇は披弾し、速度がおちてくる。 「なぶり殺しといくか」 ヤノーシュは、朝賀の艇をゆっくりいたぶるつもりでいる。 ゼウスステーションの中で,ブキャナンは気をもんでいた。「何をやっているんだ。アサガめ。我々の今までの苦労が水のあわになる」 アサガは、このキラー衛星に焼き殺されてもいいと考えていた。 ブキャナンに見いだされた後、アガサはリビアヘ送り込まれ、テ ロリストの訓練を受けた。 いつも気がかりだったのは、ジュン=バルボアとバルボア博士の事だった。果して生きているのかどうか。思い悩みながらアサガは生きて来た。やがて、彼が、日本人の亡命グループヘと、INSから送り込まれても、その問題が常にアサガの心に陰を宿していた。 救命艇にあたったレーザー光が衝撃を与え、アサガを現実にひきもどした。 「どうだ、ジャップめ、お荊は標的になりに来たのか」 ヤノーシュは毒づく。 「くやしかったら、一発でも返してみろ」 救命艇には、二発のハンドミサイルしか装備されていない。 「くそっ」 アサガは、その内の一発のハンドミサイルを反射する。キラー衛星を直撃する。が何の変化もない。「どうだ、自分たちの無力さに気づいたか。ジャップめ」 アサガは目の前がまっ黒になりそうになる。ラインハルトから、ヤノーシュヘ怒りの声が届いていた。「ヤノーシユ、何を遊んでいる。はやくそいつを処分して、アルゴステーションを確保しろ」「はい、はい、わかってますよ。ボス。しかし少しぐらい遊ばせて下さいよ」 「ならん、今は一分一刻を争う時だ。君の趣味のために、そのal13を渡したわけではない」 「へい、わかりましたよ。ボス」 ヤノーシュは受信装置をたたき壊した。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月24日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第23回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第23回キラー衛星が近づいていた。乗っているのはアントン=ヤノーシユ「日本人共め、レザー光線を受けてみろ」 ヤノーシュはレザーの発射スイッチを押す。レザーは直進し、アルゴステーションに横穴をあけていた。衝撃が襲った。 重力場にいた三人は顔を見合わせる。「どうしたんだ」「よし、早く、コンソール=ルームヘあがろう」 三人は、ソンガの死体を横たえ、シャフトのエレペーターに乗る。 角田はコンソールにすわり、バリヤーを張ろうとする。「花田さん、だめです。最初の一撃でバリヤー装置がやられています」 「それに、日本人形が統制回線をバラバラにしてしまっています」 隣りにすわった朝賀も叫んでいた。 「我々が、このアルゴステーションを無防備状態においたのだ。それが裏目に出たか」 花田は静かにつぶやいた。つ、方法があります。やって見ましょう」CRTをのぞいていた朝賀が言った。 「このアルゴステーションに稼動可能な高速救命艇が一機だけ残っています。それでキラー衛星とさし違います」 「しかし、それは」花田はいいよどんだ。 「花田さん、さっき、あなたはおっしゃったはずです。いまはT人二人の命の問題ではない。我々が成功するか否かに日本民族の生存の問題がかかっていると」 「確かにそうだ。がその艇の操縦は」 「私がします」朝賀がいいはなった。 「角田は、先刻のヤコフ21と戦ったばかりです。花田さんはこれからの日本人になくてはならない人です。そうなれば私しかいない」「しかし、話はわかったが、私がいこう」 花田がいう。一瞬後、角田があて身を花田に加える。花田は意識を失なう。 「すまん、朝賀、お前が行ってくれ」 「わかった、あとの事はすべて頼んだぞ」 (続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月23日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第22回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第22回 角田は、宇宙服の中で血まみれになっているソンガの側へ走り寄る。「ソンガ、聞こえるか」「ああ、角田、僕達は勝ったんだね」わずかに口を開いた。「ああ、君のおかげさ、ありがとう」「ねえ、僕は勇者だったろう」「そう、君は勇者だ」ソンガは静かに眼をとじる。 ソンガは息たえた。「ソンガ」角田はソンガをだきかかえる。 地球上では、ワナガのアシュア族の部落は、飛来してきたヘリの攻撃を受けていた。 JVOの連中である。日本人を肋けたための制裁処置だった。 『おじい、僕は勇者になったよ』 ソンガの声が聞こえたような気がした。 「孫よ」 ワナガも向かってきた攻撃ヘリのコックビットに槍を投げ、見事に、コックピット内の操縦手の胸をつき抜いた。「くそっ、こいつめ」 副操縦手はワナガに向かって重機銃を集弾させる。 ワナガの体はバラバラに吹き飛び、アフリカの大地に血が流れ、しみ込んでいった。 、アルゴステーションに再び危機が迫っていた。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月22日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第21回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第21回ヤコフ21は、両手でマニュピュレーターの一本を持ち、途中からボキリとちぎり取った。 ヤコフ21は、壊れたマニュピュレーターをコンソールにむけて、力いっぱい投げた。 マニュピュレーターは、槍の様にコンソールをつき破った。コンソールは爆発する。 角田は一瞬、コンソールテラスから体を投げ出すが、爆風でフロアにたたきつけられた。 ヤコフ21の体が、角田の方へやってくる。右眼は見えないようだ。体についた2本のマニュピュレーターをはじき飛ばす。 重力場の上の方から、誰かの姿が見え隠れする。ヤコフ21はまだ気づいていない。 角田は、ヤコフの体がおおいかぶさってきた一瞬、わきに装着していた短剣を突き出す。無意識の動きだ。その短剣は、ハイチタンのヤコフ21の体をつら抜く。酋長ワナガから与えられた短剣だった。 「ぐわっ」短剣は、ヤコフ21の中枢機能まで突き届いていた。 ソンガは、ヤコフ21に投げ出されていたが、意識が戻ってきた。 ソンガも、ワナガからもらった「王者の槍」を持っていた。 苦しんでいるヤコフ21の首すじに、その槍をつきたてた。槍は首をつき抜ける。命令回線を破壊した。 ヤコフ21は後をふりかえる。右手でソンガの頭を打ちすえる。 さらにヤコフの左手が、再びソンガの体を空に浮かべていた。その時、「角田、これを受けとれ」叫び声だ。 重力場の上から、花田の姿が見え、何かを角田へ投げた。 日本刃だった。落ちてくる日本刃を、はっしとつかんだ角田は、さやから抜き、日本刃を一閃する。 ヤコフ21のハイチタンの体は、まっ二つに切りさいた。けさがけに切りおとす。 ハイチタンの体を、古代の鍛えられた武器が切りさいたのだ。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月21日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第20回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第20回「ソンガ、いいか、ここが私の死に場所になるかもしれん」「いいよ、角田、僕は、あなたのハンターとしての腕前を見ておこう。もし僕の子孫が狩人の種族として生き残っていくならば、角田の戦いの唄を作り、我々のアシュアの種族が続く限り唄い続けてあげる」ソンガは真剣な表情でいう。 「ありがとう、ソンガ。俺は歴史上の人物になれるわけか」角田はにこっと笑う。 脱出ハッチを開け、宇宙スクターをそのまま侵入させる。自動レザーガン発射装置はスクターに照準を合わせる。 角田は、スクターの速度を最大限にあげ、自分の手から離した。 スクターは、レザーガンを受けながらも直進する。レーザーガンの照準装置に乗りあげ、停止した。 「ようし、上へあがるぞ。ソンガ」 何十mの脱出路をはいあがると、広い場所に出る。上を見上げると、何百mの高さがあるのだろうか、重力場発生装置がそびえていた。角田とソンガはコンピューター制禦装置をさがす。ようやく。さがしあてた角田はそこに爆弾をセットする。 「OK、ソンガ、ここから一応、脱出しよう」 下の広場に降りて、脱出ルートヘ向かう。 が、脱出口がふさがれている。 「くそっ、制禦システムが作動したのか」 背後から、レイガンの光条がひらめく。角田が背に装着していた、パルスライフルが吹き飛ぶ。 「ジャップめ、待っていたぞ。俺がヤコフ21だ」 ヤコフ21の顔は能面の様で表情がみえない。体は機械部分の集合体の様だ。背の高さは見上る程だ。 「くそっ」 角田が勤くより早く、ソンガがヤコフ21の前まで、走り込み、飛びかかっていた。 「こわっぱめ」 ヤコフ21はソンガの体あたりをかわし、右手を一閃し、ソンガを壁ぎわまで吹きとばした。ソンガは壁にぶちあたり、勤かなくなった。 「おやおや、やわなガキだな。さあ、大人のお前なら、充分相手になってくれるだろう」 ヤコフ21は両手をひろげ、角田をつかもうとする。すばやく角田は逃れようとするが、ヤコフは体の大きさに比してすばやく勣く。角田は左手をつかまれた。身長2mのヤコフは、角田の体をゆっくり持ちあげた。 「さあ、ジャップ。まずは左手からちぎってやろうか」角田の左手は痛さでちぎれそうだ。 ヤコフの能面の様な顔からは表情は見えないが、勝ちはこった声だった。「ぐわっ」ヤコフは痛みと驚きで、思わず、角田の体を投げ飛ばす。 角田は右足で、ヤコフの右眼をつきやぶる。 角田の宇宙服の右足には、ハイマンガンスチールの突び出しナイフが付いていた。 角田の体は重力場の作業用テラスまで投げ出された。このテラスには、作業用マニュピュレーターのコンソールが。 角田はコンソールを操作し、3本の作業用マニュピュレーターを使いマコフの体をがっちりととらえる。 角田は、マニュピュレーターで、ヤコフの体を壁にぶつける。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月20日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第19回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第19回 日本人の合体ロケット「富士」はようやくアルゴステーションのロケット発着ランチャーに接舷していた。 ステーションのバリヤー装置は作勤していない。日本人形作戦が成功しているようだ。先行して送りこまれた日本人形が、アルゴステーションの防備装備をバラバラにしているはずだった。 だが、どこまで、アルゴステーションの防禦装置を裸にしているかは疑問だった。 が、少なくとも、ランチャーまでは到着できた。 角田は腕時計のディスプレイを見ながら、ステーションの脱出用ハッチに辿りつく。後には宇宙服を装着したソンガが続いている。 ステーションに辿りつくまで、三機が地球防衛圏内で攻撃破壊されていた。残る四機が中間地点で合体していた。合体ロケットの名は「富士」である。 アルゴステーションまで辿りつけたのは、花田、角田、村上、朝賀の四名だった。 中にはいろうと脱出ハッチを開けた瞬間、光条がステーション内からのびてきた。すばやく反応して、逃がれる。光線銃だった。自動防禦システムだろうか、そう考えている彼らの宇宙服のインカムに声が入ってくる。 「ハイ、ジャップ共、今のは、俺からのあいさつだと思ってくれ。ここから先は、お前たちを一歩も入れないぜ」 「彼には例の神経ガスは効かなかったのでしょうか」 短躯の村上が、花田に尋ねる。その答えは相手側から返ってきた。 「俺は、このアルゴステーションの防禦サイボーグ、ヤコフ21だ。俺以外の人間は、お前たちの人形のおかげで、全員くたばっているさ。俺に勝ちさえすれば、このアルゴステーションはお前たちジャップのものだぜ」 ヤコフ21が花田たちに注意が集中している間、日本入形たちは機械中枢部を破壊にかかっている。 「おい、早く入ってこいよ。もう酸素がなくなるぜ」 花田達は、一度、「富士」にもどろうとした。 が、その一瞬「富士」は爆発する。 「くそっ、一体なぜ」 朝賀が叫んでいた。その時、再びインカムにヤコフ21の声が響いてくる。 「ふふっ、俺が爆発させた。もう、お前たちはそこにへばりついたままだ。早く入ってこないとな」 「くそっ」 叫びながら村上が、別の脱出ハッチにとりつく。 「やめろ、村上」 他の三人は叫んでいたが、遅かった。 光条が走り、村上の体はまっ二つに吹き飛ばされる。 「まずは1人だ。早く入ってこいよ。楽しみは、、これから、なんだからな」 ヤコフ21は舌なめずりをしながら、コンソールルームにすわっている。彼の前には全てのハッチのモニターTVが映しだされていた。このコンソールですべての自動レイザーガンシステムを作動させる事が可能なのだ。「花田さん、何とか突入しましょう。我々の維持装置の酸素量も少ない。それに突入したところで、アルゴステーション内にはまだ神経ガスが残っているはずだ。つまりは我々は宇宙服を着ていないとアルゴステーション内でも行動できない事です」 朝賀が真剣な表情で言う。 「あるいは、宇宙ステーションの各所に穴をこじ開け、空気を抜いてしまうかだ」 花田がいう。 「もう一つ、人工重力装置を破壊して、ステーション内を無重力状態にする事も考えられます」 角田が思いつめた表情で言う。 全孔が腕時計のディスプレイを見た。 「ヤコフ21のいる場所は中央制禦室と考えられます」 「とすれば、この中央制禦室真下に重力発生場があります。ここを破壊すれば、少なくとも、我々は動きやすくなります」 角田は勢いこんで発言した。「わかった。角田、その重力発生場は君にまかせる。ソンガもつれていけ」 角田とソンガは残っていた救命用の宇宙スクーターを操縦し、ステーション最下部へむかっていった。 ヤコフ21はモニターを通じ、日本人達の動きを観察していた。 「どうやら、重力発生装置を破壊するつもりらしいな」ヤコフ21は独りごちた。 ヤコフ21は中央制禦室を自動操縦にしておいて、自らも自動重力発生装置のあるステーション基耶へと向かっていった。 朝賀は非難の眼を花田に向けていた。朝賀は手話で花田に抗議する。『あなたは、角田とソンガをおとりとして使いましたね。なぜなんですか』 『朝賀くん、彼らがヤコフ21をひきつけている間に、我々はステーションの中に突入できる。そうだろう』 花田も手話で、朝賀に答えた。さらに続ける。 「いまさら、1人2人の命にこだわっている時ではない。この作戦に失敗すれば、日本は消滅するのだ。それは君にもわかっているだろう。さあ、早く、ヤコフ21の眼が重力発生装置にむけられている間に』花田と朝賀は、先刻、破壊されたロケット発着場へと向かった。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月19日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第18回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第18回 アルプス要塞の通信オペレーターは、アルゴステーションの異状に気づく。 「チーフ、大変です。アルゴステーションとの回線が不通になりました」「よし、もう一度チェックしろ」「だめです。補助回線も復帰しません」 通信オペレーターのチーフ、ブライアンは恐るべき知らせをラインハルトに報告しなければならなかった。「ラインハルト議長、アルゴステーションが通信不能になりました」「どんな情勢なのだ」「どうやら、アルゴステーションには,生命が存在しないようです」「なんだと, 聞いたか、ファーガソン」「日本人の奴らのしわざかもしれませんな」「なぜ、アルゴステーションをねらったのだ」「あの計画がもれたのかもしれません」「ミサイルはすでに運びこまれているのか」「そうです。いつでも発射可能です」 ラインハルトはしばらく考えていて、あることに気がついていた。「ファーガソン、アルゴステーションの近くには有人殺人衛星はないのか」 ファーガソンは近くにあるコンソールに向かいキーボードをたたいていた。 ファーガソンがうれしそうな声をあげる。「近くにa113が存在します。乗員はアントン=ヤノーシュです」「よし、ヤノーシュをアルゴステーションに向かわせろ」「でも、アルゴステーションには対キラー衛星装置が装備されていますが」 「かまわん、ヤノーシュなら、、うまくやるかもしれん」(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月18日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第17回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第17回■2024年 十二月 アルゴステーション 地球からのカーゴロケットが、ロケット発着場に到着していた。アルゴにもロケットにもラドクリフのマークがはいっている。 「おい、ジョン、今日のお荷物は何だい」 ハーランはパイロットのジョンに声をかける。 「さあ、知らないよ、伝票を見てくれよ」 荷物係のハーランは伝票をディスプレイで見てみる。ハーランは変な叫び声をあげる。 「おいおい、ジョンよ、こいつは驚きだけだぜ」 カーゴロケットパイロットのジョンはハーランの言葉につられる。 「どうしたんだ」 「このカーゴロケットの荷物全部がボスからの皆への贈り物だとよ」 「えっ、あのケチのラインハルトからか。アルゴステーションの乗組員への贈り物をするんだって。信じられんなあ」「そりゃ、我々、アルゴステーションは今から大きな仕事をするからなあ。ボスでなくっても贈物がしたくなるってことさ」 ハーランは荷物を倉庫にしまう。やがて倉庫からはシュートを使って各家庭、各部屋へとこの贈物が、送り込まれていく。 居住エリア。このアルゴステーションには5千人の人間が住んでいたが、そのすべての人間がこのプレゼントを受けとっていた。 箱をあけた大人達は驚く。 「こりゃ、何んだ」 中には高さ15センチくらいの物体が包まれていた。 「東洋の人形じゃないか」 「どうやら日本人形らしいぞ」 「ボスも趣味が悪いな」 パッケージを開けた瞬間から日本人形は変化していた。ステーションの人工空気と混じり合い、即効性神経ガスを生じ始める。 ステーション内に静かに死が訪れている。 アルゴステーションはいわゆるドーナツ型のステーションで中央にある大型チューブのまわりをドーナツの様に居住区が囲んでいる。 大型チューブ部分の上方には集光板があり太陽熱を集めている。チューブ部分の上から三分の一までにはアルミニウムの反射板が付けられていて、開閉ができる。 チューブ中央部分にはシャトルやロケットの発着場が没けられている。 コンソールルームに最後まで残っていたミサイルオペレーターは日本へのミサイルの発射スイッチを押そうとする。 死に前に最後の一発をくらわしてやる。そう決意していた。 日本人形は恐らく日本人亡命グループのしくんだ事だろう。簡単なトリックで五千人の人間が死んでしまった。コンソールの上で、彼の手は動く。どのスイッチだ。薄れゆく彼の眼には、もうスイッチ位置が見えてはいなかった。 彼も力つきて、コンソールの上に手をのばしたまま死んでしまう。 アルゴステーションのコンピューターは自己防禦機構を作動させていた。中央機械層のシャフトの中から、人の形があらわれていた。 ガスが立ちこめるアルゴ=ステーションの中で動く人影。アルゴステーション防禦サイボーグ、ヤコフ21である。 ヤコフ21は今まで中央機械層で眠込んでいたが、アルゴのコンピューターは彼の頭に現在までの情報をすべて入力していた。 ヤコフ21は、死の臭いがするアルゴステーションでI人ほくそえんでいた。 「ふふっ、ジャップのやろう。なかなかやるじゃないか。簡単なブラフでやられるとは、このアルゴステーションには、まともな人間などいなかったのか。わかった。アルゴにはけっしてジャップをいれんぞ」 ヤコフ21は地球のアルプス要塞へ連絡しようとしてコンソールルームヘ入る。 情報回線をオンにするが、JVO本部には通じない。なぜだ。 やがて、ヤコフ21は情報回線がバラバラに断線している事に気づく。 「ちくしょう。日本人形共め。稼動できる日本人形もあったのか」 その直後、ヤコフ21の背後から、直径5mのミニロケットが発射された。 ヤコフ21は飛びのを、その発射された方向にレザーガンをばらま 小型の人形が吹き飛んだ。日本人形だった。亡命日本グループが、丹精に作りあげた暗殺用日本ドールであった。 「こんなこねずみみたいな奴らが、アルゴ=ステーション内をうろついているとすると気をつけねばならんな」。ヤコフ21は。危険を背面に感じていた。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月17日
ジャップス=デイズ日本人の日々■第16回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/第16回■2024年年 十二月 ゼウスステーション 「オーガナイザー・ブキャナン。日本人共のロケット発射地点が7個所と判明しました」 オペレーターはブキャナンヘデータを渡した。 「やってくれるな、ジャップ共。さて、何機アルゴステーションまで辿りつけるかだ」ブキャナンはそう言いながらデータを見る。アコンカグワ 角田 博アマゾン・シティ 高野周三インドネシア ボロブドール 朝賀 健マダガスカル 船井光一タイ奥地 塚本 猛南極 光明基地 村上千馬南太平洋上 潜水艦「嶺」 花田万頭「花田おんたい自ら出馬か」 がブキャナンは一人の名に目をとめる。「おい、間違いなく、アマゾン=シティから、ケン・アサガが出発したんだな」 ブキャナンは驚きの表情でオペレーターに問いつめた。 ブキャナンの勢いに驚きながらオペレーターは答える。 「はい、間違いありません」 「くそっ、アサガめ、何を考えているんだ。せっかく、我々がリビアまで送り込んでテロリスト技術を覚えこましたというのに」■2024年 十二月 マダガスカル島 船井のロケットはようやく成層圏に達していた。マダガスカルの古い商船からカタパルト式で打ちあげられた船井は大喜びだった。- 追撃してきた戦闘機は、ある高度以上になると爆発した。 日本人の別動グループがJVOの飛行機にセットしておいたのである。 皆とのアポイントメイント地点に迎う船井だったが、急激に大きな鷲が襲ってきた。その鷲は船拝のロケットをふき飛ばした。 キラー衛星a-13が上昇中だったのである。乗っているのは、アントン=ヤノーシュ。 クーラーの人間だった。(続く)1988年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所http://www.yamada-kikaku.com/
2007年08月16日
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