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2005年02月18日
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 先週買った「ダ・ヴィンチ・コード」 ようやく上巻の中ほどまで読んだ。

 神の創りたもうた世界の基本原理である黄金比は、古来より現代に至るまで、数多の芸術作品や建築物などに用いられ、世界中の人々を魅了してきた。
 かのストラディヴァリウスのf字孔も、黄金比を基にしてその精確な位置が決められたという。

 ふと思いついて、本を閉じた。自分が使っているドラムのスティックを持ち出してくる。VATERのSWEET RIDEだ。
 メジャーで全長を測ってみる。405ミリ。この数字を黄金比で割る。

 405÷1.618=250(小数点以下切捨て)

 再びメジャーを手にし、チップから250ミリの部分にマジックで印をつけた。普段持っているよりも2センチほどチップ寄りだ。
 黄金比から割り出した位置を親指と人差し指で挟み、他の指を添えて持つ。振ってみる。

 また、リーチが短くなる。特にレギュラーグリップの場合はかなり短くなるので、パーツ間移動に不利。リーチが短くなるのに関して、長さによる遠心力を得ることが難しくなる。リバウンドコントロールにも影響が出そうだ。

 欠点ばかり書いてしまったが、それは印の部分を精確に持った場合の話。黄金比点から指一本分ほどエンド方向へずらして持つと、いい感じになる。しばらくはこのグリップポイントを意識して叩いてみよう。
 ドラムスティックの場合は単なる棒とは違い、チップやショルダーの形状、直径や重量などの要因もあるから、長さだけで黄金比を割り出すのは無理があるのだろう。
 逆に言えば、スティックのあらゆる要素を考慮に入れれば、「黄金比による理想のグリップポイント」が割り出せるのだろうか。実用性があるかどうかはさておいても、単純に好奇心として興味がある。

 ここで思いついた余談。
 レオナルド・ダ・ヴィンチは、人体を形作るさまざまな部分の関係が常に黄金比を示すことを、初めて実証した人間である。
 その、人体の黄金比から一つ。肩から指先までの長さに対して、肘から指先の長さは黄金比である。後者の長さは、標準的な体格である自分の場合は約420ミリ。多少の個人差はあれど、まあ人間誰も同じような数字であろう。
 先ほど挙げたSWEET RIDEは405ミリ。これに限らず、多くのスティックの全長は400~410ミリ前後であることは、各メーカーのカタログを見れば一目瞭然。
 もしかすると、スティックそのものが「人体に対する黄金比」から導き出された長さに沿って作られているのかもしれない。

 てゆーか早いとこ本編読めよ自分。





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最終更新日  2005年02月20日 22時52分21秒
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