マンガ大好きオバン(50代)の日常

マンガ大好きオバン(50代)の日常

2009年04月28日
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あの初動の遅い政府が動き出している。


ウイルスの侵入をすべてシャットアウトすることは、きっとできまい。
しかし、日本は世界に誇る清潔な国だ。
必ずしもひどい状況にはならないだろうと信じている。

で、こんな時にふと読みたくなったのが、小松左京の作品、「復活の日」。
中年には懐かしいですな。
似た感じのに、映画のアウトブレイクやエンドオブザワールドもあるけど、私はこれ。

ただし、一般の本屋さんにはほとんどない、と思う。


えっと・・・・私の持ってるこの本はいつのだ?
しょ、昭和????
しかし、この時代にこれほどのものが書かれたってのは、マジすごすぎる。

ただ、昔の小説であるから、やたらにこむつかしい。
今の若者なら1ページ目でダウンしそうである。

だから、おもしろそうな所を拾い読みするだけでも良い。
それでもかなり読んでおもしろいぞ。


MM-88という毒性の強いウイルス兵器が奪われ、それを乗せた飛行機が悪天候で雪山に
墜落する。
春になり、眠っていたウイルスは雪解けと共に蘇り、活動を始める。

ウイルスは雪解け水に混じり、山の動物の足の裏にくっついて運ばれ、静かに音もなく


最初はネズミが大量に死に、鳥が死に、次第にそれは人間にもおよび始める。
感染しても心臓発作に似た症状を起こしてパタッと死ぬので、最初はウイルスとはわからず、対応が遅れて被害は拡大していく。

そしてウイルスは変化しつつさらに拡大、ついには地球上の数十億の人間たちが死に
絶える。
残ったのは南極観測地にいた、いろいろな国から来た人間、一万人。


彼らが各国の最後の一人の言葉を無線で(古い)聞いたりするシーンがあるんだけど、もう、
そのあたりは涙なくしては語れない。
各国のドクターたちが、

「自分は医者だ。病と闘うのが仕事だ。でも人類が誇る最新の医学をもって闘っても、こんな小さな
ウイルス一つ、やっつけられないんだ。くやしい」

と言い残して死んでいくシーンにも号泣。

で、結局残ったこの一万人で、人類の再生をめざすわけだけど、織り込まれている
いろいろなエピソードがものすごく深く、泣けるので読む時には覚悟が必要だ。

で、約10年後、ウイルスが消えたらしい北米大陸に向かって、人々は人類の「復活の日」を
めざし、決死の覚悟で南極を出発する。もちろん交通機関なんてないし、歩いて、だぜ。

ここでは書かないが、その前夜に、ある博士が遺書のように書き残した言葉が、これまた
涙を誘う。

物語はここで終わってるんだけど、いや、マジで深すぎる。
そして、読む楽しさをとことん教えてくれる作品なのだな。

今日はこれを1日かけて読もうっと。
ティッシュの箱を横に置いて。






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最終更新日  2009年04月28日 13時30分51秒


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