さぁ始まりましたよ。オバンの繰り言ですよ。
表題を見てピンと来た人は、同年代だな(笑
昨日、なんかおもしろそーなものはないかとTSUTAYAへ行った。
1階は本屋さん。
2階にDVD,CDがあるのだが、その中には「懐かしの・・・・・・」コーナーがある。
あからさまにワシら、昭和を過ごした年代をターゲットにした場所で(苦笑)、懐かしいアルバムがわんさか置いてある。
その上昨今はレトロブームであるから、我々にはいつも何かしら嬉しい発見があるので愛用している。
で、ユーミンや小田和正安全地帯らが幅をきかせているその中で、見つけちまった。
超超懐かしのアルバム、「トワ・エ・モア・スーパーベスト」「アン・ルイス・スーパーベスト」だ。
知らない人がほとんどであろう。
アンは学生時代歌いまくった18番の曲ばかりだし(知ってる方は、ワシがどんな女子学生だったか想像がつきますね?)、トワ・エ・モアなんて、ワシでさえ小学校の初めの方だ。
(あ、この頃はもうカラーだったっけか・・・・・)
しかしこのトワエモア、確かに古いが、素晴らしい曲ばかりでオバンは好きである。
さっそく借りてきて聞いてみた。(ダウンロードより借りるのが好き)
昔らしく、歌詞に「愛」とか「恋」とかいうワードが頻繁に出てくる。
今聞くとちょい恥ずかしい。
しかし、良いものはいい。
で、中で一番懐かしいと思ったのが、この「虹と雪のバラード」である。
時はさかのぼって、1970年代。
北海道で冬季オリンピックが開催されるということになり、日本中がものすごい騒ぎになった頃である。
「あの」オリンピックが日本に、それも北海道に来るんだ!って感じで。
それに合わせて、この曲は作られた。
その頃、まだ北海道は眠れる巨人であった。
その肥沃な土地と、どこまでも広がる広大な大地と、神々の住む美しく静謐な自然が、まだ開発もほとんどされることなく眠っていた。
当然、我々ガキンチョは北海道のことはほとんど知らなかった。
(特にワシは勉強嫌いだったから、雪が多いらしいと言うぐらいしか知らなかった)
第一、飛行機もあまり飛んでなかった。(どんな時代や)
しかし先見の明があったというか、IOCはその北海道を開催地に選んだ。
それからの北海道の発展ぶりは、知っての通りである。
この曲は当時、未だ眠れるその巨人を静かに揺り動かし、目を覚まさせようとする曲だ。
人々が期待と畏敬の念を持って、北の大地を見つめた歌だ。
曲を捧げる相手が「北海道という偉大な大地」なのだ。
こんな曲はもう作れないだろうし、他にないだろう。
歌詞も感動的だが、曲の盛り上げ方も素晴らしい。
知らない人は、機会があれば歌詞だけでなく(歌詞だけだと良さは伝わらないかも)曲も一緒に聴いてみて欲しいな。
この曲が出た頃の日本は、まだ作るもの、作らなきゃいけないものが山のようにあって、忙しかった。
不便だった。
ごった煮のように、カオスだった。
今と違い、たくさんいた小学生などハエと一緒の扱いで、大人と同じフィールドで行動できることなどまず無く、男女いり混じって「戦国ごっこ」や「ウルトラマンごっこ」で走り回り、ドッジボールに興じ(サッカーなんてしゃれたもんはなかった)、泥まみれで遊んでいた時代だ。
PCもなく、携帯ももちろんないが、どこか明るく、昂揚した気分が日本中にあった。
何か今の中国っぽいな。ヤだけど。
そして、あの頃に戻るのはまっぴらごめんだけど。
日本は、この5年で変わった。
とくに今年の3月11日をもって、平和で退屈な日本は消滅した。
これからの日本は、きっとまったく違った道を歩む。
おそらくいろいろなものとの戦いの日々になろう。
でも、今の子供たちに、息絶え絶えになった滅ぶ寸前の日本だけは残したくない。
この曲を聴きつつ、そう思った。
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