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2008.01.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
852


 幼い頃、七日の朝、目が覚めると、家中で一番寒い通り庭の台所から、「唐土の鳥と、日本の鳥と、渡らん先に、七草なずな、七草なずな」と歌いながら、俎板の上に七種類の草をリズミカルにたたく音が聞こえました。幼くても「ああ今日は七日だ」と気がつくのでした。歌の意味は、唐土の国の鳥と日本の国の鳥が行きかわないうちに、さあ早く七草粥を頂いて、悪い流行病になりませぬよう~~と、いったものだったでしょうか。
 春の七草は、芹(セリ)、薺(ナズナ)、御形(ゴギョウ)、繁縷(ハコベラ)、仏座(ホトケノザ)、菘(スズナ)、蘿蔔(スズシロ)です。子供でもなんとなしに覚えたものでした。何につけてもですが、俎板にものをきざむ音っていいですね。生まれてはじめての音楽も、わたしは、ひょっとしたらそんな音を聞いたのであったかもと思われてなりません。
 おばあさんやお母さんのそのリズムは今、思い出しても素晴らしかったと思います。そうそう、アフリカに行ったとき、マサイの方々が色々の台所道具を叩いて、私たちを歓迎してくださいましたが、今思えば同じでしたよ。一日一首「鳥が食べまずくてならぬかわが庭の柿はまたして捨てられてある」

  今日の一首
  「大江山越えていく野の末とほみ道ある世にも逢ひにけるかな」
                           刑部卿範兼





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Last updated  2008.01.07 23:22:52
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