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2009.10.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
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    木山君の人がら                井伏鱒二

 終戦直後のころ、私が備中笠岡港の突堤でママカリ釣りをしてゐると、肩章のない兵隊服を着た木山君がひょっこりやって来た。久しぶりの偶然の出合いだが、いきなり木山君がかう云った。
 「僕はね、こなひだ満洲から引揚げて、この近くの僕の生れ在所にころがりこんじゃった。」「それで君は、その生れ在所で何をしてゐるんだ」と聞くと、「僕は地主で、家内が小作人だ」と云った。
 これは木山君の郷里に疎開してゐる奥さんが、空閑地利用で菜園か何か作ってゐて、木山君自身はぶらぶらしてゐるという意味に解された。
 こんな風に木山君は、お互いに久闊でびっくりしてゐる場合でも咏嘆的な言葉や感傷的な口吻を見せない人であった。詩や随筆を綴る場合にもその傾向があった。根底は感傷的でありながら、感傷はユーモアで消してゐる。ぎらぎらする大げさな言葉は、素朴な風化した言葉にしなくては気恥ずかしい。さういふ人柄であった。作品に飄々とした風格があったのも、この人がらのためだらう。
 木山君が亡くなってから、気のせゐか作品が深さを増したやうな気持がする。


 昨日友達が来ました。帰ったあとのお座布団の上に紙切れが一枚泳いでいました。今朝になっても、何とも言って来ませんから、貰っとこと思ってここに映しました。

  今日の一首
  もろともに秋の滑車に汲みあぐるよきことばよきむかしの月夜(つくよ)









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Last updated  2009.10.11 10:59:19
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