あずきママの読書日記（読んだ本・テレビで紹介の本）

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2023.01.21

第168回芥川賞・直木賞（王様のブランチで紹介）

カテゴリ：特集で紹介された本（王様のブランチ）

1月21日、王様のブランチ
ブックコーナーの特集は
芥川賞・直木賞の紹介でした。

今回は、芥川賞・直木賞とも
ダブル受賞となりました。

〈芥川賞〉
『この世の喜びよ』井戸川射子

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作者の井戸川さんは、高校の国語教師をしながら
2児の母として子育て真っ最中。

ショッピングセンターで働く「あなた」

あなたは、連日フードコートで時間を
潰している少女に出会う

彼女との交流を通して、あなたは
かつての子育ての記憶を思い出す

思い出の中にある、やわらかなきらめきが
明日への希望をもたらしてくれる物語

〈芥川賞〉
『荒地の家族』佐藤厚志

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働きながら執筆を続けてきた

東日本大震災がテーマ

宮城県に住む植木職人、坂井祐治は
仕事道具を津波にさらわれ苦しい生活を
余儀なくされていた

さらに妻の晴海が病気で帰らぬ人と
なってしまう

幼い息子と2人残された祐治は元の生活を
取り戻そうともがく
「元」とはいつの時点か

止むことのない渇きと痛み、
その先に見たものとは

〈直木賞〉
『地図と拳』小川哲

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歴史×空想小説　633ページの超大作

日露戦争前夜から第2次世界大戦終結までの半世紀

満州にある架空の都市「李家鎮」を舞台に

日本から密偵と共に通訳として満州へ渡った青年
ロシア人宣教師
地図に描かれた存在しない島を探す男

立場が異なる人々の思惑が複雑に絡み合い
歴史が刻まれていく

〈直木賞〉
『しろがねの葉』千早茜

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島根県石見銀山が舞台

時は戦国末期、家族と生き別れてしまった
男まさりの少女ウメは、天才山師の喜兵衛に
ひろわれ、銀鉱石を採掘する坑道で下働きを
する

銀（しろがね）は富をもたらしてくれる
だが同時に坑道で働く男たちの身体を
むしばみ命を奪う

成長したウメは、銀を掘る男たちと出会い
死に向き合い、ただ前だけを見据えて
生き抜いていく

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